愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

松江城(3) 島根県松江市

2015年08月21日 09時21分05秒 | 島根県
天守閣の中
さっそく天守閣の中に入りました。太い柱がたくさん立っていました。よく見ると、補修した跡がありました。


天守閣最上階
天守閣の最上階に登ると、宍道湖が見えました。


敷居に溝がない
最上階で一つくだらないことを見つけました。

上記の画像は最上階の床の一部です。左側は部屋の床です。右側は廊下です。右側の廊下はぐるっと最上階の縁を一周しています。この廊下と内側の部屋を区切っているのが画像中央の敷居です。しかし、この敷居には、溝がありません。廊下と部屋を区切っているのであれば、間に襖や戸があったと思われますが、その仕切りを作動するための溝がないのです。大変不思議でした。もともと溝がないのか、それとも年月の経過で磨り減ってしまったのか分かりません。(見たところでは、もともと溝はなかったように思われました)

本丸
天守閣を降りてあたりを散策しました。

鉄砲櫓跡

天守閣の南西に鉄砲櫓跡がありました。場所としては一ノ門のすぐ近くにあるので、ここから敵を鉄砲で撃つためにつくられたものと思われます。

さらに天守閣の北西には乾櫓跡がありました。こちらは北門の警護のためと思われます。

乾櫓跡

北門付近
この乾櫓跡を抜けますと、北門へと出ます。北門付近は牢固な石垣が巡らされていました。こちらは、裏門にあたると思われますが、いざというときのために守りも固いものになっていました。

北門付近

近くには、馬洗い池、ギリギリ井戸跡などもありました。


馬洗い池

ギリギリ井戸跡

松江城は、立派な天守閣があり、見ごたえのあるお城でした。また、堀をめぐる遊覧船は船頭さんの語りが面白く、また乗ってみたいと思いました。
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松江城(2) 島根県松江市

2015年08月20日 10時24分38秒 | 島根県
堀川めぐり遊覧船は、松江城の入り口でいったん降りました。出迎えてくれたのは、初代城主堀江吉晴でした。

堀江吉晴の像

堀尾吉晴とは
堀尾吉晴という武将は、愛知県(尾張)の出身です。天文13年(1544年)の生まれです。吉晴が生まれた当時は、尾張は北のほうを岩倉の織田氏、南のほうを清須の織田氏が治めていました。堀尾吉晴の父堀尾泰晴は、岩倉織田家に仕えていました。南の織田氏の中心は、弾正忠家、つまり織田信秀でした。織田信秀、信長によって岩倉織田氏はついに滅ぼされてしまいますが、その過程で堀尾氏は一時浪人の身となったようです。その後織田信長の勢力下に入り、豊臣秀吉の家臣となったようです。

豊臣秀吉が死去した後は、徳川家康に近づき、関が原の戦いでは東軍につきました。その後、この出雲の国の大名となりました。

松江城の歴代城主(現地パンフレットより)堀尾氏(吉晴、忠氏、忠晴)→京極氏(忠高)→松平氏(直政、綱隆、綱近、吉透(よしとう)、宣維(のぶずみ)、宗衍(むねのぶ)、治郷(はるさと)、斉恒(なりつね)、斉貴(なりたけ)、定安)と続きました。

マップ(現地パンフレットより)

馬溜
大手門を入ると、大きな広間がありました。馬溜と呼ばれるところです。昔の駐車場でしょうか。

馬溜跡 右が太鼓櫓、左が中櫓。石垣をよく見ると、中央から右と左で様子が違っています。右側が整然と積まれているので、後で積み直したのでしょうか。

太鼓櫓

松江城 国宝に
太鼓門横を登り、奥へ入っていくと一ノ門辺りに「国宝」の垂れ幕がありました。今年5月、国の文化審議会が松江城を国宝にと答申しました。そして7月8日国宝に指定されました。おかげで、地元ではおおにぎわい。観光客もかなり増えたそうです。

松江城は、現存する天守閣(弘前城、松本城、丸岡城(福井県)、犬山城(愛知県)、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城(岡山県)丸亀城、松山城(愛媛県)、高知城、宇和島城)12のうちの一つですが、このうち国宝となっているのは、松本城、犬山城、彦根城、姫路城そして松江城です。
どうして他の城が国宝でないのか、理由は分かりませんが、国宝に指定されると、現地は、にぎわうというは確かなようです。

さて、一ノ門をくぐると天守閣が見えました。


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松江城(1) 島根県松江市

2015年08月14日 17時35分32秒 | 島根県

松江城天守閣

お盆の帰省ついでに松江城に行きました。
本丸近くの駐車場がいっぱいでしたので、遠くの駐車場に止まりました。偶然そこから堀川めぐりの船が出ていました。

堀川めぐり

堀川めぐり遊覧船乗り場

遊覧船は松江城の内堀を約50分かけてめぐります。料金は1230円でした。一日券で何回でも乗り降りができるそうです。遊覧船からは、松江城の石垣をまじかに見ることができました。また、船には日よけの屋根がついていましたが、堀にかけてある橋をくぐる時に低くなるので、乗客は中央に向かって全員が腰を曲げてお辞儀をしました。

船内の様子

船から見えた石垣。野面積みだそうです。
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