愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

横山城(愛教労城の会) 滋賀県長浜市

2020年11月25日 15時35分22秒 | 愛教労 城の会
愛教労城の会 第6回横山城めぐり報告
  戦国近江姉川の戦いに思いを馳せ
11月22日(日)、横山城に行きました。横山城は滋賀県。コロナ第3波で、外出が自粛ということもあり、ちょっと、ドキドキした気分で出かけました。天気は、夕方から雨という予想でしたので、何とか持ってほしいという思いでした。

紅葉の中の城めぐり
横山城には、東の大原観音寺からの登り道と、西の日吉神社からの登り道と2通りありますが、私たちは日吉神社から登りました。途中には、この季節でしか味わえない紅葉があり、特に黄色い葉っぱが鮮やかに見えていました。

紅葉の中を歩く

道の脇に「城跡まで あと〇〇町」という標識があり、それを励みに登りました。

姉川の戦い
北城から延びる二重堀切は、圧巻でした。愛知県では見られない珍しい遺構でした。

二重堀切を見る

何とか一番高い北城までたどり着きました。ここからの眺望は、素晴らしかったです。東には伊吹山がドーンと控え、西には琵琶湖が見え、湖北の竹生島が見えました。そこから山本山、虎御前山、小谷山と浅井氏の城が続きます。そして、手前に姉川が見え、浅井長政、朝倉義景と織田信長、徳川家康が戦った姉川の合戦に思いを馳せることができました。

北城から北西を眺める

供出を免れた梵鐘
北城から南東に降りていくと、南城になります。竪堀、井戸跡を見て、南城には、大きな梵鐘がありました。この梵鐘は、先の大戦の時に観音寺の和尚が「死んだ兵や軍人を追弔する梵鐘」と強く主張し、供出を免れたということです。
来た道を帰りましたが、行く時に見逃していた竪堀を何本か専門家の人に聞くことができました。

横山城(3) 滋賀県長浜市

2020年11月05日 08時39分55秒 | 滋賀県
先回の横山城の見学では、色々ありましたので、もう一度訪ねてみることにしました。前回は、東側の大原観音寺から登りましたが、西側からも登り口があることを、その時に見つけました。

横山城西側入口(日吉神社)

日吉神社から登ると、途中一町(約100m)ごとに「あと〇〇町」という道標があり、とても励まされました。

登城者を励ます道標

道標を見ながらずんずん登っていきますと、約40分ぐらいで城の遺構に出会いました。西側の虎口です。

西側虎口

さらに、進んで行きますと、二重堀切になります。これはすごかったです。

二重堀切
写真にすると、木の葉に隠れて、何が何だかよく分かりません。実際に見ると、かなり迫力があります。一筋の堀切ではなく、二重にしたことで防御力はかなり高まったと思います。愛知県では見られない防御施設でした。

この後、曲輪を抜けて、北城にたどり着くことができました。西側登城コース、二重堀切を見れてよかったです。