愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

知多戦跡めぐり

2022年04月13日 08時06分29秒 | 半田市
4月10日、地域の九条の会で知多地方の戦跡めぐりをしました。

イベントの案内チラシ

回ったところは、主に半田市で

望州楼(地下壕を見ました)
中島飛行機製作所滑走路エプロン跡
赤レンガ建物(アメリカ戦闘機による機銃掃射の跡)
雁宿公園(半田空襲や東南海地震で亡くなった人の慰霊碑)

そして最後に、
南知多の軍人寺(中の院)
を見ました。


望州楼で地下壕の説明を聞いています
地下壕は門から入って右側の通路にありました。コンクリート製で、まだ新しい感じがしました。大きく「く」の字に曲がっていて、20人ぐらいは入れるかなと思いました。なぜ、望州楼という旅館(今は料亭です)に造られたかと言えば、ここに中島製作所の人が宿泊したからだそうです。


中島飛行機製作所滑走路エプロン跡です。
左奥の丸くカーブしている側溝の左側がエプロンの跡地です。今は人家になっています。


赤レンガ建物前で説明を聞いています。
北側の壁に生々しく弾痕があります。ウクライナを想起させました。


雁宿公園の石碑の前に集合しています。半田には豊橋市からも、また県外の福井県からも、そして朝鮮からも労働者が来ていました。そのことが分かるように記銘がされていました。


南知多中の院の軍人像はいつ見ても、私たちに直接思いを語りかけているように感じます。また、この像の背後に何百人という家族や友人たちの思いを感じてしまいます。