おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

お誕生日会

2015年03月25日 | 日記
今日は嫁さんの誕生日だ

結婚してから二回目の誕生日
付き合ってすぐに結婚したから、
祝うのは今日で三回目になる

結婚するまでは、誰かの誕生日を祝うこともなかったし、
自分の誕生日を祝ってもらうこともなかった

結婚してから僕の誕生日は二回祝ってもらったが
二回とも、一泊旅行という盛大なものだ

思えば、自分の誕生日を祝ってもらった記憶はない
結婚してから一回目の誕生日が
まさに人生初だったことになる

誕生日、と言えば、
自分の事ではないが、思い出す事がある
あれは小学4年生の時だった

いつもの遊び仲間の一人が誕生日を迎える
流れで誕生日会をする運びとなった

それまで友達のお誕生日会に
招待されたことがなかったんで、少し晴れやかな気分にもなり
どこか有頂天な気持ちになった

だが

当日は誕生日プレゼントなるモノが必要になると、
出席の返事を出してから教えられた

『どんなモノがいいか?』

今なら、いろんなサプライズが思い浮かぶが
当時はアイデアと同時に、財力もない時代

思い浮かぶはずもなく、
仮に思い浮かんだとしても買う金はなく、
どうしたものか?と思い悩んだ

助け船を出してくれたのはお母んだった

苦しむ息子を不憫に思ってくれたんだろう

僕を誘うと、
足を踏み入れたことないであろう
プラモデル屋に連れて行ってくれた

正直

『プラモデルかぁ~』

と、内心思ったかも知れないが、
お母んに連れてきてもらったことと、
軍資金はお母んから貰わなければならない事を思えば
ここで最良のプレゼントを見つけ出さなければならない

迷った挙句、僕たち親子はスノーモービルのプラモデルを
彼へのプレゼントにすることに決めた

嬉しかった

自分でも欲しいと思うモノだったから
お母んの顔とその包みを見ながら
誇らしげに帰ったのを、覚えている

友達はさほど喜んではくれなかったが、
お誕生日会は楽しかった

その後、お誕生日会が派手になってきている!と
一部の保護者の苦情があったと理解しているが
先生がホームルームの時間に
今後のお誕生日会開催禁止のお達しを告げるのを、
涙ながらに聞いた

結局僕のお誕生日会は開かれなかった

今日は嫁さんの誕生日

ささやかだけど、お誕生日会をするつもり


コメント
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