いま仕事をしているこの作業場は
親父と二人で営んでいる
以前は叔父とオカンもいたが
訳あって、いまは二人だ
四人で仕事を回していた時から
不思議なことがある
あまり、不思議ではないかも知れないけど
当の本人たちには、不思議なことだ
それは
親父なり、叔父なりが出かけた途端、
来訪者が来る
電話がなる
一緒に仕事をしているのなら、
誰が対応しても同じなのだが、
社長である親父と、営業である叔父が対応した方が
早くて正確だし、
当時の僕とオカンは、それほど仕事に精通していた
わけでもなかったから、
その対応が嫌だった
しかし
不思議と、二人が外出したら
電話がなる
「担当が帰りましたら、折り返し電話します!」
と、対応に四苦八苦したあと、
受話器を置いた瞬間に帰ってきたりする
今日も親父が営業として
外回りに出かける
「昨日言ってたお客さんが、来るかも?」
と言い残し、車が出ていった瞬間
「すみませ〜ん!」
言ってたお客さんが来られた
あと、数分、
いや、あと数秒話をしていれば
親父が対応できた
当時と違って、いまでは僕でもその対応は
できる
仕事の内容に、当時ほどの迷いはない
それでも、この間合いだけは
時が幾ら流れようと、変わりはしない
親父と二人で営んでいる
以前は叔父とオカンもいたが
訳あって、いまは二人だ
四人で仕事を回していた時から
不思議なことがある
あまり、不思議ではないかも知れないけど
当の本人たちには、不思議なことだ
それは
親父なり、叔父なりが出かけた途端、
来訪者が来る
電話がなる
一緒に仕事をしているのなら、
誰が対応しても同じなのだが、
社長である親父と、営業である叔父が対応した方が
早くて正確だし、
当時の僕とオカンは、それほど仕事に精通していた
わけでもなかったから、
その対応が嫌だった
しかし
不思議と、二人が外出したら
電話がなる
「担当が帰りましたら、折り返し電話します!」
と、対応に四苦八苦したあと、
受話器を置いた瞬間に帰ってきたりする
今日も親父が営業として
外回りに出かける
「昨日言ってたお客さんが、来るかも?」
と言い残し、車が出ていった瞬間
「すみませ〜ん!」
言ってたお客さんが来られた
あと、数分、
いや、あと数秒話をしていれば
親父が対応できた
当時と違って、いまでは僕でもその対応は
できる
仕事の内容に、当時ほどの迷いはない
それでも、この間合いだけは
時が幾ら流れようと、変わりはしない