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日々の暮らしのなかで

真面目な男

2017年10月19日 | 日記
中学時代の新学期
 
クラス替え発表で、
いわゆる「イケてる」連中が

「今回、最悪!真面目な奴多すぎ!」

と、再編成された顔ぶれを見て吐き捨てた

楽しい学園ライフをエンジョイしようとしているのに、
真面目な奴がいて、つまらならぁ〜い!と
イケてる連中は頭を抱える

そう、昔から

「真面目」

と言うのは、ある意味
「褒め言葉」ではない時がある

いや、ほぼ褒め言葉ではない

人間味が無いだの、融通が効かないだの、
つまらない人間の代名詞のように

「真面目なやつ」

と言う意味合いで使われる

時には

「信用に足る人間だよ!」

と、肯定的に使われることも稀にはあるが、
やっぱり大体の形容詞としては、

「平凡で面白みのない人間」

と言う言い回しが世の常だ

またある時は

「真面目=おとなしい」

という意味合いも含んでくる

宴席や旅行に行ってもマイペースで
特にはしゃぐことも無い奴を

「真面目だね」

と嘲笑する

僕は真面目な人間に分類される
小さな時から、大きな声で自己主張をする
タイプではない

内弁慶で、家の中では
親に偉そうに言葉を投げつけても、
外に出ればおとなしい

まさに

真面目な奴だ

しかし

真面目と言うことは、イケてる連中にすれば
面白みに掛ける、一緒に居ても楽しくない奴と言うことに
なるだけど、
本人にしてみれば、そんなに窮屈な生き方でもない

確かに

お気楽に立ち回る知人を見ていると、
憧れる部分はあるにはあるが、
無理して背伸びをしてみても、
地肩の強さが違うから綻びも出やすい

で、その綻びを突かれては

「お前は真面目だ!」

と、お墨付きをもらえるわけだ

ここまで書いて、俺は何が言いたかったの?
と、読者に対して、まとめに入ろうとしている

ほんと、俺は真面目だ