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日々の暮らしのなかで

海へ行きたかった

2024年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム
ラジオから「あなたの夏の思い出は?」と
流れて来た

車の外は、雨が降ってる中で、
夏の思い出と言われましても。。。と、
自分の記憶を辿ってみたが、
思いつかない

はっきり言って、夏の思い出はない

会社員時代、同じ職場のメンバーで、
海水浴に行く計画を立てた

集合場所に帰省先の田舎から
駆けつける算段になっていたが、
高速道路の想定外の渋滞に巻き込まれ、
約束の時間には間に合いそうもない

当時、携帯電話はなかった

連絡しようにも、サービスエリアから
電話を掛けることしか出来ないが、
約束の場所へ出掛けている仲間には、
連絡のしようもない

悶々とした時間が流れる

絶望感と喪失感

バックシートには、海水浴に行くための
グッズが無造作に置かれている

その後、会社の独身寮へ戻った後、
何をしたのかは、今となっては
全く記憶の襞に残ってないし、
覚えていたとしても、それが
「ひと夏の思い出」とはならないほど、
悲しい出来事だった

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