鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『メカロックオペラR2C2~サイボーグなんで、バンド辞めます!』④

2009-05-06 21:09:19 | Weblog
雨模様の一日。世間は、まだ、お休みですが、今日から、出勤です。

さて、本日も 『メカロックオペラR2C2~サイボーグなので、バンド辞めます!』の続きです。

『大人計画』公演は、相当ご無沙汰で、かなり遠ざかっておりましたので、今日この座席に座っていることが、良かったのか・・・と・・開演直後に、そう思ってしまったりしたのですが、そんな心配は、杞憂でした。面白かった・・・。凄く・・・。

ワタシは、体質的?に、ネガティヴなんで、舞台を観たり、音楽を聴いたり・・・と感覚的に好きなことをしている間でも、日常に心配事とかがあると(今は、雇用危機なもので・・・)、特にソレが、仕事上のことであったりすると余計に、その事を、必要も無いのに思い出したりして、不安に陥る・・・という自虐的?なところがあるのですが、この舞台を観ている間は、面白くて、心配事を思い出している暇が無かった訳です。

最近の演劇では、日常を忘れさせる程・・・という作品は、稀だなと思いますが、こういう作品に当たるとまた、演劇を観にいこう・・・と思います。


昨日のブログでこの舞台のキーワードは、『遺伝子』と書きましたが、もうひとつ。

音楽(Rock)と心理・・・そして反戦のメッセージでもありましたね。

心を癒すことの出来る音楽が、ヒトを殺すようなサブリミナル?的なメッセージに変換することも、全く不可能ではなくなってしまっている・・・そんな恐怖を炙りだしているようです(この物語は、西暦2044年の設定ですが・・・)。
もともと美しいとされる(或いは、退屈?な)音楽の対極にあるROCKというジャンルの中で、ヒトは、陶酔し、ある意味、破壊的だったり、綺麗に対して、所謂、耳障りな音楽として分類されるROCKに、人は、何を求めていたのでしょうか?
特に、1960年代から70年代にかけてのROCKの隆盛は、『反戦』にあったようですが・・・。

最近は、何故か、ROCKにもいろいろなジャンルが混在していて、結局、コレが、ROCKなのか・・・?
ROCKの概念って一体なんだろう・・・しばし考えてしまいますが・・・。

一番、手っ取り早い識別方法は、『電気』を使ってるか否かってことでしょうか・・・。
エレキギター、ベース、アンプ、エフェクター・・・って、まるで違うか・・・???

今回、ベースを演奏されていた近藤公園さん・・・地味なひとを地味に演じていて、好感度最高。
ベースを演奏されているお姿もクールで格好よいですわ。

しかし・・・そういえば、ベーシストって、超ド派手な方って、みあたりませんね。
井上陽水さんもベーシストだし・・・(・・・って、すみません。特に意味はありません。ただ、思い出しただけです)。