鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『メカロックオペラR2C2~サイボーグなんで、バンド辞めます!』②

2009-05-04 21:00:45 | Weblog
曇りがちで、雨も近そう。

『大人計画』さんの公演は、10年ぶりくらいになるのかな・・・。
最後に見たのは、『キレイ~神様と待ち合わせをした女』だったと思いますが・・・違うかも知れません。

『大人計画』のあのシニカルで、ブラックで、底辺に流れる澱んだ雰囲気・・・っていうのは、たぶん、松尾スズキさん独特の世界だと思っていますが、それがベースになっていても、割と軽さのある宮藤官九郎さんの所謂『クドカン・ワールド』を構築しているような気がします。

・・・森山未来さん、皆川猿時さん、そして宮藤官九郎さん・・・まるで、『メタル・マクベス』、そして、阿部サダヲさんとくれば、ほんと・・・新感線・・・???。

今回のように、バンドをステージに上げるという試みをしたのは、かの帝劇で上演された『SHIROU』が、始まりだと思うけれど、以前それを考えて、果たせず亡くなられたのが、『リリパット・アーミー』主宰の中島らもさん・・・だったような・・・。
当時、ワイヤレスが普及していなくて、エレキギターをアンプに繋ぐさいのコードがどうしても邪魔になる・・・ステージにバンドの機材を置くと、肝心の演劇ができなくなる・・・ということで、断念したのが、『ハードロックじじい』だったと伺っております。

ギター・宮藤官九郎さん、ヴォーカル:阿部サダヲさん、ベース:近藤公園さん、ドラム:三宅弘城さんという布陣でしたが、演劇やってる方って、楽器がお上手な方多いんですね。

阿部さん演じるパルコム・タムラは、忌野清志郎さんを彷彿とさせるイメージだし(そう思っておりましたところ、2日に亡なれらそうで、ご冥福をお祈りいたします・・・)
宮藤さん、近藤さん、三宅さんに至っては、あの聖飢魔Ⅱを思い出させるようなメイク(・・・近藤さんは、所謂・・・あの方達・・・今は、全く面影がありませんが、『長官』を、宮藤さんは、『参謀』を思い出してしまったのは、ワタシだけ???でしょうか???宮藤さんは、アルフィーの高見沢さん風のズラがとてもお似合い)。

新感線の『メタル・マクベス』の時に、思ったのですが、舞台の俳優さんとミュージシャンが、同じ舞台に立つと、そのオーラが、明らかに違うんですね。
ミュージシャンのもつ、独特のオーラは、演劇の舞台では、かなり異質なモノと感じてしまうのは、ワタシだけ・・・???でしょうか?

その異質なオーラを、上手く同調させるのは、一重に演出家の手腕が問われるところかも知れません。

同じ『生』で、ありながら、演劇と音楽Liveってどうしてこうも違うのだろうか・・・といつも思っていたこともあったので・・・。
いっそ、その似て非なる異質なモノ同士を対立させて、緊張させるのも、観ている方としては、面白いかも・・・と思ってしまいました。

続きは、また明日。