鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

燕飛ぶ季節

2009-05-01 21:01:25 | Weblog
今年のゴールデン・ウィークは、お天気もよさそうで、週間予報なんぞ見てみると晴ればっかり・・・。
気温も高くて、夏っぽいお休みとなりそうな気配。

燕の姿をみることが出来るのもこの季節。

貴族の男性が、夜会で着る燕尾服姿を連想させるし、なんか、スマート。

・・・で、今日の画像。

燕のモチーフのペンダントです。
クチバシに花、そして小さいルビーとサファイアを咥えた形。

オスカー・ワイルドの『幸福の王子』のお話の中に出てくる燕をモデルにデザインしたものだそうです。

これは、銀製で、鍍金加工されていないものなので、空気に触れると酸化現象をおこすんだろうな・・・と分かっていても、燕の可愛さについ購入してしまったものです。

燕が巣をつくる軒下のあるお家は、最近では、減っているのかな・・・。
自宅では、燕が巣をかけた年は、未だになくて、以前は、猫を飼っていたし、猫がいなくなったかと思ったら、最近では、夜中にネズミが大騒ぎだし、カラスなんかも多いところなんで、案外、イナカの家には、天敵も多くて、巣をかけない鳥なのかもしれません。
街中にあった祖母の家の、しかも国道沿いの軒下に、燕が巣をかけたことがあって、雛が孵って、あの黄色いクチバシを菱形にあけて、親鳥にゴハンをねだる姿が、可愛くて、可愛くて、自分の家にも、巣をかけてくれないかな・・・と子供ごころに思ったものです。

中華料理の高級素材・燕の巣を作るのは、イワツバメという種類だそうで、断崖絶壁に巣をかけるため、採取が大変だとか・・・。
巣の素材を運ぶ途中に、何度も何度も唾液につけるそうで、巣の完成寸前には、もう血が混じっているくらい大変な工程らしいですね。血を吐く作業・・・。
だから、なんか薬効がありそうなのか・・・。
成分は、コラーゲンっぽいイメージがあるんですけど、違いますかね?
まだ、一度も食したことないけど・・・燕の巣・・・。

稲につく害虫を退治してくれる益鳥。

カッコーともども、初夏を連想させる鳥ですが、カッコーの託卵の狡賢さに比べると、燕は、清廉なカンジがしますけどね。

剣豪・佐々木小次郎の燕返しってのもあったかな・・・。

五月最初の日・・・燕あれこれ・・・。