鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

パラノイア的な・・・、もっとも、パラノイア的な・・・(タイトルと内容が一致していません)

2010-05-24 21:09:25 | Weblog
雨で、寒い一日。


世の中には、ヒットチャートには、のらないものの、良い曲だな・・・と思う音楽がたくさんある。

CDが、この世に出現する前の話だから、随分、昔のお話だけれども、レコードが音楽を再生する唯一のソフトであった頃、ヒットチャートにのっている楽曲は、シングルサイズのレコードになって、飛ぶように売れた。
一枚500円前後(・・・その頃のお話です)だったと思うけれど。

それに較べるとLPだと、12曲から16曲?くらい収録されて2000円から3000円前後だったから、お買い得だったのかもしれない。

子供だったから、そう頻繁にレコード類は、買えなかったけれども、どうせ買うなら、ヒットしていた曲ばかり集めたそのアーティストのベスト盤なんか買ったほうがいいかな・・・と思っていた。

その間違いに気づいたのは、最近。

レコードは、CDに取って変わられ、最近では、データファイルとして1曲からダウンロードして聞く時代になった。

・・・しかし、作り手としては、CDが売れたほうが、収入になるだろうし、自分の曲の世界を構築できるのだと思う。

10曲前後を一気に聞いて、
(・・・こんなもんかな・・・)
・・・と少し物足りなさみたいなものを感じても、怯んではいけない。

何度も聞いていると、どの曲も
(これ、いいよな・・・。どの曲も至宝だよな・・・)
と思えてくるのだ。

・・・もっとも、こんな風に思わせてくれるのは、そう思わせるだけの力量が、備わっているアーティトであることこそ条件。

私は、偏執的(パラノイア)な傾向があるせいか、CDなんかも1ヶ月くらいは、同じものを、聞き続けている。
3週間目くらいには、流石に飽きてくるときもあるのだけれど。
その飽きの時期がすぎると、また好きになる。好きにならなければ・・・終わり。

ヒットチャートにのらないアーティストのCDは、結構、深い。

私には、音楽を精査できる才能はないが、ヒット曲で、いいなと思う曲は、最近まるでない。

琴線に触れないし、共感も出来ないでいる。

子供の音楽には、迎合できなくなったのか、或いは、新しい音楽についていけないだけなのか・・・たぶん、後者だろう。