鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『日本史 有名人の臨終図鑑2:篠田達明・著』 ~ご臨終です・・・。

2010-05-25 21:03:02 | Weblog
風の気持ちの良い初夏の一日。

今月の16日のブログの続編です。
 『日本史 有名人の臨終図鑑』の続編ですが、『日本史 有名人の臨終図鑑2』は、前作に較べると、一寸・・・薄い。
物理的な本の厚さのお話ですが・・・。
前作の2/3くらいで、その分、お値段も25%安い。

・・・内容は、前作と同じパターンで、右側が読み物、左側がカルテといった構造。

途中まで、読んで、前作と同じ?人物の重複があるようです・・・。
出版に際して、ページ数が不足したのか、或いは、著者の思い入れなのか・・・。

無くなった年齢の不詳な人物の記載も加えて、日本史に名前を残す偉人?も、病気には、勝てないというか・・・。
やっぱり、人は、或る程度、生きると、そのうち、死ぬ・・・というか、当然の現象なんだけれども、若いうちは、思わないですよね。自分が年をとって、老人になって、死ぬなんてさ・・・。
予想もしないし、想像さえもしない・・・。
私も思ってましたよ。若かりし頃はね。
(・・・自分が、年をとるなんて、想像できない・・・)
なぁんて、傲慢なんでしょ。

かの宇野千代女史だって、だいぶ御年を召されてから
『私は、なんだか、死なないような気がするの・・・。』
と・・・かなりな発言をされてましたしね・・・。

そんなの幻想だって・・・。
まぁ・・・あの御方だから、許される発言なんでしょうな・・・。

篠田先生の著作は、この『日本史 有名人の臨終図鑑』の先駆けとなるような、『歴代天皇のカルテ』だとか、『徳川将軍家十五代のカルテ』など、医師でなければ、書くことのできない著書が多くて、シロウトが読んでも、面白いものが多いようです。

小説では、『法王庁の避妊法』は、テレビドラマになったり(鹿賀丈史さんが主演でしたね)、演劇にもなったりで、一度読んでみようかと思ったのですが、ネットショップの本屋さんでは、いづれも品切れ(絶版なのか・・・?)状態でした。

囲碁と歴史のフィクション『烏鷺寺異聞 式部少納言碁盤勝負』も面白かったな・・・。
すでに、品切れのようですが・・・。