鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

初夏と地中海性気候

2013-05-07 00:12:46 | Weblog
一年中で、たぶん一番すきなのが、今の季節・・・なんてことは、この季節が来ると、同じようなことばかり、書いているけれど、湿度がなくて、風が、爽やかっていうだけで、身体も喜ぶような気がする。

滞欧の経験は、ないけれど、地中海性気候・・・って、こんなカンジかもしれないな・・・なんて思う。


ヴィクトリア朝の厳しい躾を受けたクライヴが、許されざる恋人のモーリスと距離を置くために、訪れたのがギリシャで、青い地中海の見える(ちょっと荒れたカンジのする)草原で、物思いに沈むシーンが印象に残っている(映画『モーリス』)。
モーリスとクライヴは、同じ性を持つ男同士・・・法律で、男色を禁じていたイギリスでは、もう犯罪?

ギリシャを、訪れたクライヴが、着ていたジャケットが、アイヴォリーの麻だったように記憶しているけれど、或いは、記憶違いかもしれない・・・。紺色だったかも・・・???
ギリシャの強い日差しの中で、着る麻のジャケットは、素敵だった。
そして、反社会的行為であった同性愛を断ち切ろうとするクライヴ(ヒュー・グランド)は、美青年であった。

あの辺(地中海沿岸)は、日本の夏のように、湿度がないし、随分、乾燥したカンジもする。

日本にいて、それとは、まったく異なるのだろうけれど、5月の爽やかな風に吹かれていると、
『地中海性気候だよな~~~』
と、無理に地中海気分になって、悦に入る・・・私って、おバカ。

ここは、世界の東の果て・・・ジパングなのだ!

・・・で、ジパングにいて、無理に地中海性気候を妄想しようっていうんだから、多少にかかわらず、やっぱり・・・無理。

レモンとオリーヴオイルと少しの岩塩と香草、そしてレタスのサラダ。
クリームチーズとパン。
ワイン(・・・或いは、ビールでも可なり。ここは、ジパングだから)。
そんな軽い昼食で、5月の風の中、心穏やかな地中海性気候の休日を・・・。
・・・なんて、思っていたのだけれど、休暇は、あっという間に終わってしまった。

憂いは深まるばかりの・・・爽やかなこの季節。

さあて、仕事でも、するか~~~~~!


初夏の服

2013-05-07 00:10:00 | Weblog
1年中で、一番、風の爽やかなのが、この季節。
この時期、大好き・・・。

昼間は、暑いくらいで20℃以上になるから、半袖でもいいのだけれど、外出して、帰宅時間が、深夜になってしまったりすると、外気温12℃・・・で、これでは、もう寒い・・・冬である?

木綿のオックスフォード・シャツ(定番)に、先日、購入したリネン(麻)のジャケットでも合わせようか・・・。バーゲン品だけれど(・・・どうも、売れ残り価格のようだ)

これから、夏までの間、活躍するのが、麻のジャケット。
暑い昼間なら、涼しいし、気温の下がった夜間では、多少なりとも、防寒?できる。
見た目涼しく、シャリ感があって、好きな素材なのだけれど、シワになりやすく、シワが取れにくい・・・という欠点もあるにはある。
麻のシワは、意地っ張りで、なかなか取れない・・・コレでもか・・・ってくらい、強情だ。

着用したあと、シワ取りのアルコールの入ったスプレーをかけて、ハンガーにかけておくとよいのかもしれない。

・・・それでも・・・。
麻の服は、冷たい感触が気持ちよいし、やはり、初夏から梅雨、そして、冷房の入る夏にかけては、一番適した生地なのではないかと思っている。

麻のジャケットを着始めたのは、最近になってからで、以前は、見向きもしなかった・・・価格が、折り合わなかった・・・ということもあるけれど、夏場は、木綿の方が、洗濯も簡単だし、清潔に着られると思っていた。
麻の服は、クリーニングに出さなくてはいけないもの・・・と思っていたけれど、最近では、ウォッシャブル・リネンという生地でできた服もあるので、自宅の洗濯機で、洗うことができるようだ。
汗を含んだ衣類は、水を通すに限るし、水を通せば、繊維は、劣化の一方である。

だから、一番贅沢なのは、かけ流し(一度着たら捨てる・・・)なのだけれど、やはり、そんな贅沢は、出来ない。
水をくぐらせて、何度も色褪せるまで、大事に着た方がいい。

麻の色は、アイヴォリーが定番だけれど、黒も素敵だ。
爽やかなちょっとグレーがかった青い色のジャケットもあった・・・スモーキーブルーとでも形容したい落ち着いたちょっとだけ、梅雨の空を連想させる色だけれど、清潔な白い絹地の解禁シャツにオリーブ色の七分丈くらいのボトムと、少し、ヒール高のあるオープントゥのブーティっぽいサンダル(←意味不明?)を合わせて、色の濃いサングラスで、初夏の装い・・・。

私には似合わないけど・・・。