4月から5月にかけて、次々と花が咲く。
春は、梅から始まって、桃、桜、ハナミズキ。
写真を撮ろうと思っていたニセ・アカシアも、もう散ってしまったけれど。
水棲植物の菖蒲(アイリス)などは、これからが、本番か・・・。
あの青味がった濃い紫色が、凛とした佇まい・・・武士を連想させる花かも・・・。
或いは、梅雨空の下で、ピンと張った茎を伸ばして、凛々しく咲く花なのだろう。
薔薇もそろそろ終焉かな・・・。
でも、アレは、四季咲きだから、年中楽しめるけれど、やっぱり最盛期は、5月でしょうね。
先日(11日)。
雨の中を、海へ連れて行っていただいた。
雨が、降っているので、ドライヴだけで、気温も低くて、寒かったけれど、居住地から、東の太平洋へ向うルートでの道路沿いの山林に、淡い紫色の藤の花が、満開で、その上品な色あいが、やはり、5月なのだな・・・と思いながら、車窓から眺めた。
お天気が、良ければ、もっと映えただろうなぁ・・・。
藤棚の藤は、人の手によって、作られた美しさが、あるけれど、山野に生える藤は、勢いが強くて、山肌に、薄紫の滝のように、這っていて、野性的な美しさがある。
・・・このへんは、藤の花だらけ・・・。
近くへ行けば、甘い花の香りも楽しめたことだろう。
5月の花なのかどうか・・・。
風に相応しい花としては、私は、矢車草の花が好き・・・なんてことは、以前、このブログに中にもかいているけれど、青、ピンク、紫・・・淡い色が、5月の風に良く似合う。
鈴蘭なども5月の花だし、関東以南では、ラヴェンダーも、この頃だったと思う。
両方とも、爽やかな芳香がする。
まさに、5月の花に相応しい。
鈴蘭は、湿性を好み、半日陰でないと育たないけれど、ラヴェンダーは、地中海性気候のカラリと乾いた土地に良く根付くようだ。
季節は、やがて、雨期に変わる・・・物憂い梅雨を迎える前の5月は、花盛り。