終日、冷たい雨。
雨の音を聴きながら、一日中、うとうと眠る。
久々にいろいろな夢をみた。
懐かしい過去、昔の人達。
冬のはじまりに相応しい雨の土曜日。
私は、1年前とは何も変わっていない・・・
だた、時の流れの中で、あがいても、もがいて、絶望して・・・そんなことの繰り返しだ。
次第に寒さに向かう中で、一番のしあわせは、仄かな暖かさ。
西に傾く太陽の暖かさ。日溜り。
そんなささやかなしあわせさえも無きものにする今日の雨、雨。
灰色の空を見上げて。
こんなどんよりした空の中にも・・・。
かつて僅かばかりしあわせだったこともあるかな・・・と思う。
・・・でも、あのときだって、しあわせでは、なかった。
いまより、少しだけ、マシだっただけで。
来年の今頃。
今日は、来年の今頃より、少しだけ、しあわせだったと思うのだろうか?
それでも、来年の今頃よりは、『今日』は、少しだけ、マシだったような気がする・・・と思うのだろうか?
過去に。
楽しかったと思うことは無かった。
でも、今よりは、少しだけ、楽しかったのかもしれない。
いつも、今より、すこしだけ、『マシ』なのかもしれない。
今日は、いつも、昨日より、不幸なのかもしれない。
雨は、夜中になっても、降り続く。
哀しみとしあわせと、不幸と楽しさを全て混ぜあわせた『人生』というカクテルのグラスの向こうで。