昨日の風雨もおさまって、穏やかな初冬の1日。
本日の画像。
庭のモミジも色づいてきて、今盛り。
午前中は、太陽高度が高すぎる感じだし、陽が西に傾くと雑木林が邪魔をして、光が上手く届きません。
逆光線で、一枚撮ってみました。
真っ赤に染まったモミジの下にいると、光も空気も茜に染まる、紅に染まる・・・。
穏やかな緩い西日の中、積もった落ち葉の上を、カサカサと音と立てて歩いてみます。
モミジの赤は、少し哀しげな赤です。
橡(くぬぎ)も綺麗な黄色に染まりました。
白猫も、ゆっくり後をついてきます。
秋の終わりと冬の始まりの中で、季節に染まります。
光も空気も・・・。
そして私も・・・。
短くなる昼間と長くなる夜の間で、モミジの赤は、深まっていきます。
モミジの赤は、少し寂しげな赤です。
モミジの赤は、少し哀しげな赤です。
モミジの赤は、少し儚げな赤です。
モジミの赤い葉っぱは、枝から、離れると、すぐに乾燥して、茶色くなります。
カラカラに乾いてしまいます。
そして、カサカサと悲しい音を立てて風に舞います。
白猫と追いかけっこをします。
北西の風とメランコリックなワルツを踊ります。
モミジの赤は、少し切ない赤です。