鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

周易。

2014-12-04 22:52:54 | Weblog

曇り昼ごろから小雨。寒い一日。


毎月の月初めに、易を立てることにしている。
月初に立てた易が、当たっているか、外れているかは、月末にならないとわからないけれど、どうも、コレといって、どうだった・・・ということもない。

1ヶ月の間には、いろいろな事があるし(・・・と言っても、この1年間は、誠に、単調な生活で、寝たい時に眠って、起きたい時に起きて、夕食の時間だけは、決まっているけれど、それ以外は、特に何をするではなく過ごしているし、もう少しだけ、この生活に甘んじようと思っている)、良いと思えること、悪いと思えること両方あったり、なかったり・・・当たっていると言えば、当たっているような気もするし、全く外れているといえば、外れているのかもしれない。
それに、月初に立てた易など、2日も経てば、忘れていたりしているから、占うだけ時間も無駄というものかもしれない。

1ヶ月の吉凶という、曖昧なことは、よほどの易上手でなければ、占ってはいけないのかもしれない。
もともと易は、ピンポイントで、解答を出すのに有効なモノなのだろう。
吉凶・・・どちらが出ても、その確率は、五分五分・・・と言ったところかもしれない。

最初に、『易』に手を染めたのは、遙か昔で、そのときは、64卦・・・難しい漢字ばかりだし、『山風蠱(さんぷうこ)』、『天水訟(てんすいしょう)』、『離為火(りいか)』・・・などの字面が、何となく、不気味で、気持ちが悪かったのを覚えている。
そのときは、黄小娥さんの『易入門』を、少し読んだだけで、実占は、しなかった。
100円玉だか、10円玉だかを使うのだけれど、まずコインの表裏の組合せで、卦を出したのはよいけれど、八卦の組合せが、ごちゃごちゃになり、面倒になった。

それ以来、『易』には、近づかなかったけれど、リーマン・ショック後、高木彬光さんの『易の効用』を読んだりした。

6枚のコインが、確実な未来を告げるはずなどないと思うけれど、それでも、やはり、コインを振ってしまう。

一種の精神安定剤なのだろうか・・・?

タロットカードについても同じようなことが言えるかもしれない。
最近のタロットカードは、カードの絵が多種多様で、気に入ったものがあれば、絵を眺め、何度も、何度も、同じ案件を占ったりしてみるのは、未来に対する結果よりも、今、不安定な自分の心を、沈めるために使うのもひとつの使いみちなのではないか・・・と思う。