鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

薔薇の色

2014-12-13 22:53:01 | Weblog



晴れたり、曇ったり、みぞれになったりで・・・空の忙しい土曜日。


薔薇色は、幸福な状態を示す名詞なのだろうけれど、実際は、どんな色なのか特定できるのか否か・・・?
一般的には、赤、ピンクなどの明るい暖色系を連想し、コレが、『薔薇色』です・・・という決まった色は、ないようなのだ。

私的には、ピンク色かな・・・などと思う。

バイオ?などの生化学的技術で、これまで、不可能とされていた青い薔薇を、お酒で、有名な某企業が、作ったのが記憶に新しいけれど、不可能を可能にするということで、青薔薇色・・・なんていう色のネーミングなども出てくるかもしれない。青薔薇色のプロジェクトとか(・・・そんな面倒なことをしなくても、青は、青、不可能は、不可能、奇跡は、奇跡・・・でいいか)。

同じ赤でも、ブラックティなる黒味がかったビロードのような薔薇もある。
幸せというよりは、芳醇とか深みとか・・・幸せより、もう一歩進んだ内面的な充実というか・・・そんな色味なのかもしれない。
黒いタキシードなどきたそれ程若くはないれど、老人でもない男性・・・ピアニストや舞台俳優などのカーテンコールに、相応しいイメージだと思っている。

黄色い薔薇の花ことばは、『嫉妬』。
テキサスの黄色い薔薇なんて歌もあるけれど、嫉妬というよりは、明るいマーチ系の曲だと思う。
以前、『チャールストン』という品名の薔薇の鉢植えを頂いて、花が終わったあとに、地植えした。
随分と強い薔薇だったらしく、手入れもしないのに、アブラムシにも負けず、鉢植えだった苗は、大きく成長した。
色の変化する薔薇で、咲すすむにつれて、黄色からオレンジ、オレンジから赤に変わっていく。
同じ枝から、赤だの黄色だの、色のグラデーションが楽しめるものの、派手で、私は、あまり好きではなかった。家人などは、『気違い(キチガイ)薔薇』或いは『ヤクザ薔薇』となど呼び、忌み嫌っていた。
傍若無人で、勢いよく繁殖する姿は、贈り主を連想させられてイヤだったのだろう。
この薔薇だったら、『嫉妬』は、似合うかもしれない。
市場では、人気のある花なのかもしれないけれど(チャーストンファンの方が、お読みになっていたらごめんなさい。あくまでも、主観的な感想です)。


本日の画像。

2週間前に頂いたオレンジ色の薔薇は、今満開。
気温が低いせいか、咲すすみが遅く、随分、長い事、切花として楽しんだ。
昨日、水切をしたので、まだ数日は、楽しめそう。

いずれにしても、薔薇色の人生でありたいとただひたすら願うのみ(今のところ、全く、叶っていないけれども・・・)。