このところ、晴天になると、御昼前から、冷たい北西の風が、強くなってくる。
我が居住地の冬の気象だ。
それでも、気候変動というか、子供の頃に比べて、風の勢いは弱くなっているような気がする。
冷たい風の吹く昨日・・・冬至の日。午前中に起きて、7日ぶりに外出した。
師走の月曜日。
普段、それ程、ヒトがいない銀行のATMは、4台とも先客があって、更に人が待っている。
近所のドラッグ・ストア、駅近くのワールド・ワイドな酒屋、スーパーなどを一巡する。
途中、一年に2,3度しか訪れないけれど、クリスマス・シーズンになると行きたくなるパン屋さんがあって、朝6時半から開店し、夕方の6時前には、店を閉めてしまうので、お勤めとしていたときには、いつもギリギリか、既に閉店しているかのどちらかで、そのお店で、売っているドイツのお菓子というか、菓子パンというか・・・クリスマスに食べる『シュトーレン』を買った。
ハーフ・サイズ、大人の拳1個くらいで、600円。
1個丸ごとのホール・サイズは、その2倍で、1200円(割安感が、全然無い)。
出来れば、大きい方を買いたかったけれど、ハーフ・サイズで我慢する。何しろ、手許不如意だから・・・。
シュトーレンと同じサイズのライ麦パンも一緒に買う。
固いライ麦パンの中に、レーズン、クランベリー、胡桃、プラム、オレンジピールなどが、ぎっしり詰まっている。
ドイツのパン・・・といえば、ブラウンのライ麦パン。
固い黒パンのイメージだろうか。
『アルプスの少女・ハイジ』に出てくるペーターのおばあさんが、食べたがった柔らかい白いパンは、小麦。
たしかに、普通食べているフカフカの白い小麦のパンとは、一線を画す。
固くて、年寄りには、不向きだろう。
そんなライ麦の中に、ドライフルーツがぎっしりで、とても美味しい。
ライ麦パンは、固いから、薄切り(5mmくらい?)にする。
食べていると、中のオレンジピールの香りがよくて、柑橘の爽やかさが一杯になる。
私は、柑橘の香りが大好きだし、そう言えば、昨日は、冬至で、『ゆず湯』に浸かるのも、また冬ならではの柑橘の楽しみ方であるなぁ・・・などと思う。
柚子(ゆず)も香りよく、なんだかほっとする。
炬燵にみかんはつきもので、これから、春、初夏にかけて、様々な柑橘のシーズンが、始まった感じがする。