鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

Christmas cake

2014-12-25 11:28:29 | Weblog


今日、クリスマスは、イエス様のお誕生日。
イエス様に限らず、お誕生日には、ケーキを食べてお祝いをしましょう。

・・・ということで、いづれの御時にか・・・日本人が、クリスマスにケーキを食べるようになったのは、たぶん、戦後の高度経済成長期・・・あたり・・・からでしょうか・・・???

花の首都・東京から、ローカル線で1時間と少しの我が居住地に、菓子店は、さまざまあれど、デコレーションケーキを、生クリームで仕上げる・・・というお店は、1軒しかなかった昭和の後半頃のお話。

その西洋洋菓子店は、駅の近くにありました。

その西洋洋菓子店が、開店と同時に、生クリームの美味しさを知った市民は、クリスマスになると我先に・・・とケーキを予約するのです。
小さな洋菓子店だったから、生産が追い付かないので、予約が出来なかったご家庭では、従来のバタークリームのデコレーションケーキを食べるのでした。
このバタークリームというものは、名前の由来どおり、バターでつくるとそれは、それは、美味しいものでしたが、この時代、かなりいい加減で、マーガリンだとか、植物性油脂だとか・・・今では、健康に問題があるという指摘にも関わらず、幼児用のビスケットなど、未だに普通に使用されている不飽和脂肪酸のショートニングなどを増量材?として使った、所謂、まがい物のバタークリームデコレーションケーキでした。
このまがい物のバタークリームは、食べすぎると胸ヤケがして、気持ちが悪くなるので、私は、子供のくせに、ケーキがあまり好きではない、ヘンクツな子供の扱いを受けておりました・・・というよりも、好き嫌いが激しくて、食べられるモノが、限られていたのです。

市内に一軒だけの生クリームを使う西洋洋菓子店でしたが、初めて食べた生クリームケーキの味は、最高に美味しいものでした。
それでも、最近になり、英国のクローデットクリームなるクリームを食したとき、あの西洋洋菓子店のナマクリームは・・・たぶん、植物性油脂で作られていて、本物の牛乳から作ったナマクリームではないナマクリームだったのではないか・・・と思い当たりました。

・・・それでも、市民には、GETするのが難しいケーキでもありました。
そののち、この西洋洋菓子店は、店舗数を拡大し、隆盛を極めましたが、スイーツを供する店舗の増えたこのご時世・・・今は、どうなっているのでしょうか?
インターネットで、調べてみたところ・・・我が市内より、撤収してしまっていて、現在、県庁所在地の隣々市に、カフェを併設した2店舗が、経営されているようでした。

いづれにせよ・・・メリー・クリスマス!

イエス様お誕生日おめでとう・・・!