鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

深爪

2014-12-14 22:52:26 | Weblog

晴れたり、曇ったり。寒い一日。


左手薬指を深爪して、何やら、指先が、赤黒く腫れあがった。
ズキズキと痛む。
傷口が、塞がっていて排膿出来ないような状態だったので、爪切で、爪の周辺をすこしづつ、切って、中の膿を出す、出口を作る。

膿の位置まで、到達した瞬間、ドロリと緑色がかった黄色い膿が出てくる。

これは、白血球だの・・・マクロファージだの・・・細菌と戦った免疫軍団の死骸であろう。
防衛した兵士の姿でもある。
悪いものではないけれど、滞ったままでは、支障がある。

ドロドロの忌まわしい色をした膿を、ティッシュッペーパーでふき取り、消毒液で洗い、絆創膏を貼った。
暫くすると、あの熱感とジワジワした痛みが嘘のように引いていった。

私は、小傷が膿んでしまう体質らしく、膿む前に、傷口が塞がってしまい、排膿できず、熱を持ち、痛い思いをする。

子供の頃からそうだった。

足の爪や、指の爪を深爪すると、すぐ膿むので、何度か外科医を訪れたけれど、メスで切開したのは、1度きりで、それ以外、医師は、注射器の針で、ちょんちょんと突いて、廃膿口を作り、消毒して、終わり・・・という手順で、あとは、抗生物質を服用するようにと、処方箋をくれた。

私は、爪が異常に柔らかくて、すぐ折れてしまうし、折れたところが、ギザギザして、ささくれるから、ソレをむしってしまうため、化膿することが多いのだった。

愛用の小さな爪切があるのだけれど、もう何十年とコレを使っている。

薬局の粗品で、貰ったものだけれど、私の柔らかすぎる爪には、丁度いい大きさとキレ具合だ。
何度か、違う爪切を買ってみたけれど、どれも大きすぎて、使い辛く、結局、この爪切にたよるしかない。

裏側に、『Kai cut』と記されているので、たぶん、貝印株式会社のモノだと思う。
表には、カネボウ八味地黄丸という漢方薬のロゴが入っている。