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大河ドラマ『真田丸』

2017-01-17 04:04:00 | TV・ドラマ
 
寒さが続きます。

朝は、氷点下5℃くらいまで、下がっているようですし、昼夜を問わず、自室にいて、グラファイトストーブを背中に、脚は、床の中で、毛布羽根布団でも、足先は、冷たくて、眠れぬ日々で、昼間、うとうとしていても、全く寝つけないのが、現状です。暑いよりはよいように思いますが、あまりに寒いのも・・・。


さて・・・。
寒いので、外出せず(・・・といっても、別段、寒くなくても、外出は、殆どしないですが)先週から、1年間、DVDレコーダーで撮りためておいた某国営放送の大河ドラマ50回分を見終わりました。

日曜日夜8時からの45分間。

この時間帯のドラマを最後に見たのは、2008年(平成20年)の『篤姫』が、最後だったと思います。
それ以来、殆ど見ていなかったです。
一応録画しておき、最初の数本をみて、面白くなければ、それ以後は、見ない・・・削除してしまいます。

今回(去年)は、三谷幸喜さんのオリジナル脚本ですが、私は、基本的に、三谷幸喜という作家の作品は、あまり好みではありません。

過去に、『古畑任三郎』などの傑作もありましたし、舞台系では、『彦馬が行く』などは、よかったのだけれど、同じ場面で、ひっぱって、ひっぱって、笑いを取る(主人公が、目的地にたどり着くのを、ギャグで、脚止めをする・・・何度も、何度も)・・・という手法に、短気な私は、イライラしてしまうのです。
ひとつのコメディの手法なのでしょうが、とにかくしつこさしか感じませんでした。

たぶん、最初だけみて、後は、デリートかな・・・と思いましたが、図らずも、最終回迄、見てしまいました。

よく出来たドラマだったように思います。

少なくとも、あまり演技が上手くないアイドルが主人公で、学芸会の域を出ないドラマが続いておりました最近の大河ドラマの中では・・・。


今回の『真田丸』は、映画、舞台も相乗効果というか、『真田』をテーマに、『真田十勇士』などが、上映・上演されて、話題になりましたが、『真田幸村』という武将は、智将として名を遺したけれど、実は、偶然と運によるものが大きかった・・・という設定になっていたのが、映画・演劇の『真田十勇士』でした。
打つ手、打つ手が、当たりに当たる・・・みたいな。

その映画・演劇のエッセンスを取り込んで、独自の『真田丸』となったようでした。
作家・三谷幸喜としては、様々なサプライズ演出を仕掛けていたようです。

例えば、1970年代後半に同大河ドラマ『黄金の日々』で、ルソン助左衛門を演じた市川染五郎(現・松本幸四郎)さんを、同じ役柄で、起用。
また、今回、幸村の父親役の草刈正雄さんは、1980年代だったか・・・やはり大河ドラマで、真田幸村を演じています。

そう言えば、『黄金の日々』で、石川五右衛門を演じていた根津甚八さんが、去年の年末に亡くなられたし、その恋人モニカ役の夏目雅子さんも、随分前に他界されたことに、なにかしら、深い感慨がありました。
『黄金の日々』は、毎週楽しみにしていたドラマでもありました。

懐かしさのツボを心得た三谷脚本でしたね。

(明日に続く・・・と思います)