一昨日(3月31日)。
豪華洋風弁当のお花見ランチを終えて、数キロにわたる桜並木と桜のトンネルを堪能。
途中の県道沿いから見える景色は、花・花・花
連翹、水仙、蒲公英(たんぽぽ)、蘇芳(すおう)。
菜の花は、黄色で、空間を染め上げているようです。
染井吉野から枝垂桜、枝垂桜から山桜と、これから、大型連休迄、桜のリレーが続きます。
おナカが、一杯になり、花々を眺めて、もうそれだけで充分で、眠くなってきましたが、夕刻より、映画という盛りだくさんな土曜日。
上映開始から3週間???くらい、たっていますかね?客席、スクリーンともに、一番小規模な映写室でした。
(それでも、結構、お客さんが入っておりました)
弘法大師空海が、遣唐使船で、当時の中国・唐にわたり、詩人の白居易(白楽天)と共に、楊貴妃の死の真実?を突き止めるという・・・。
このパターン・・・どこかで?
空海の相棒の白楽天・・・。
安倍晴明(野村萬斎さん)の相棒の源雅博(伊藤英明さん)。
『陰陽師』の原作者・夢枕獏氏の著作の映画化かぁ・・・。
・・・というわけで、弘法大師の法力というか、陰陽師・安倍晴明なみの呪術合戦を期待すると裏切られます(私は、期待してしまいましたが・・・)。
空海は、あくまで、この物語のナビゲータなのでしょう。
そして、楊貴妃も・・・。
従来のイメージで、この映画みると、間違いなく裏切られます。
特に衣装などは、全く、奇皇后そのもの。
楊貴妃は唐代で、奇皇后は、元代ですが、衣装は、ほとんど同じ・・・あくまで、西洋風(そして、楊貴妃が、私のイメージの楊貴妃的美人という範疇ではなかったので)。
この映画は、たぶん・・・空海ではなく、唐代の大詩人・白居易(或いは、中国人の)『長恨歌』へのオマージュ、そして、それに纏わる幻術使いの物語なんでしょう。
そして、空海の物語は、たったひとつ。
密教の習得・・・なんでしょうなぁ・・・。
阿倍仲麻呂(阿部寛さん)の存在感も、なぜか、薄く・・・。
まあ、夢幻の春には、よろしい映画かもしれません。