鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

所詮、『貰い』乞食

2018-04-30 21:21:21 | 社会・経済

曇りがちながらも、湿度低く、風爽やか。
針槐(ニセアカシア)の香りを運ぶ・・・薫風。
鯉のぼりもよく泳いでいることでしょう。



最近は、正価(適正な価格)で、モノを買うのが、馬鹿馬鹿しい世の中です。

A shopは、3万円
B shopは、その半値? 
C shopは、2.2万円。

小売店で、売られている同等品の値段が全部違う?
しかも、1円とか、100円程度の誤差ではないところが、ヘンなんだ。

そして、恐ろしいことに、同一商品の最低額から最高額まで、インターネットの価格サイトで、各店舗の小売価格を一瞬にして知ることができるようになった。
(お年寄りなど、パソコン、スマートフォンなどを扱えない年齢層のひとたちは、一番高い価格で、買うことになるようです)

A shopは、ぼったくりなのかな?⇦でも?コノ価格の店舗がおおいよな?
B shopは、商品に何かワケ有なのかな?
C shopは、丁度、中間あたりで、このヘンが、妥当なのだろうか?

オープン価格。
小売店が、メーカーから仕入れて、儲けを考え、価格を設定する。
商いは、自由なのか・・・客は、1円でも安い方へ向かう。

でも、高級品を買うお金持ちは、違うんだろう・・・いくらでもいいや・・・みたいな。

モノは、高いが、クーポンで、バックしますよ?っていうのが、主流なのかな?

世の中、お金持ちよりも、ビンホーな人の方が、圧倒的に多いから。

そう・・・1円でも安く入手して、1円でも多く、取り戻そう・・・と思っているし。


最近、すごくイヤなのが、提供する側(つまり売る側)の宣伝で、

『●●買うと、〇〇が、貰えます!』

この『貰える』というのが、すごくイヤだ。

何故、提供する側が、謙譲しないのだろうかと思う。

フツー『差し上げます』でしょ?

買う側と売る側の立場の逆転なのかもしれません。


『貰える』と書いてあると、乞食じゃねえや!と思って、ハラが、立ちます。

なんでも、『貰え』ます。

スマートフォンの容量、1G貰えます。

ドーナツなんと2個貰えます。

割引クーポン貰えます。

貰ってばっかりいるんじゃねぇ(貰っているケドさ・・・)。

幾ばくかのカネがあったころは、貰えますって言われても、面倒だったりして、貰ったことなど無かったし、必要なかったけれど。

日本という国の殆どのひとが、『貰えます』って言葉に抵抗を覚えなくなったんだね。

貰ってばかりの乞食になったんだね。

提供する側が、『施してあげるよ』感が、ミエミエなのに、尻尾を振って貰いに行くあはれな国民達。

モノを作ったひとに、適正な価格で、ありがとうって思いながら、買う・・・コレが正しい買い物だと知りつつも・・・ドーナツ、タダだと貰いにいっちゃうこの身を呪い、浅ましさだけが、残る!

ああ!イヤだイヤだと思う・・・今日、この頃の『貰えます!』。