鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『十二夜』~久々のスタジオライフ③

2009-10-20 21:03:44 | Weblog
くもりっぽいけれども明るい晴れ。空気が乾いて気持ちがいい。

今回、この『十二夜』という作品でカウントするなら、3回目。

初回は、観劇するには、不可欠なメガネを忘れるという失態を演じ、ヴァイオラとセバスチャンの顔が判別できず、これは、これで、よかったのかも知れない・・・と思ったりして・・・。
(記憶違いかもしれませんが、ヴァイオラ役は、毬谷友子さんだっと思います・・・自分の視覚が不鮮明だったため、記憶もかなり曖昧ですが・・・)。

二度目は、歌舞伎ヴァージョン。
それで、今度は、男優さんだけの劇団ってことで・・・。

こうしてみると、やはり、この『十二夜』は、男優だけで演じるのが、正統なような気もします。

双子のヴァイオラとセバスチャンの年齢についても、多分、13歳くらいから成長していても18歳位が上限の設定だと思えるし、妹のヴァイオラの性別が女性とわからないところが、この物語を成立させている要因だし。

今回、主役ヴァイオラを演じるのは、山本芳樹さん。
セバスチャン役の奥田努さんと並ぶとかなり細身で、華奢で、女性っぽい。
奥田さんは、結構、骨太ですね。
スタジオライフの美少年?(おいくつになられたのだろうか???30歳は越えておられるような気がするけれども・・・)及川健さんでもよかったのでは・・・と思うけれど、この方と身長の面で、釣合うセバスチャン役を見つけるのも少し難しいか・・・。

憂いの或る憂鬱なオーシーノ公爵役の曽世海児さん。
相変わらず、ノーブルな佇まい。
女役で、華奢にみえるけれども、そこはやはり男性である山本さんをお姫様だっこして、グルグル回転しちゃうあたり、やはり、役者は体力だ!
曽世さんだって、それ程、力のあるようにはみえないのだけれども・・・。一度劇場内の客席で並んだことあるのだけれど、男っぽいというよりはむしろ、細身で、繊細そうなお兄さんだったし。
この役・笠原浩夫さんでもよかったかな・・・。長身だし、この方も貴族的だし。
今回は、物語を引っ掻き回すサー・トーマス・ベルチといった3枚目役。
サー・トーマス・ベルチの恋人役女傑・マライアは、石飛幸治さん。
この方は、ほんとに女装が似合う。或る意味・・・すごい。
男なのに、女そのもの・・・。
普通の姿だと絶対的に男性なのに、女傑系の女性役をやらせると最高に上手い。下手な女優がやるよりもこういう俳優さんを当てると舞台がすごく面白い・・・。

今回は、αチームの上演を拝見させていただきましたが、この劇団、日付や昼夜上演によって、配役のローテーションを変えるもの特長なので、別の回も見たかったりして・・・。

『十二夜』~久々のスタジオライフ②

2009-10-19 21:01:46 | Weblog
よく晴れて清んだ青空。

昨日のつづき。
シェイクスピアの作品の中で、一番好きなのがこの『十二夜』。

今年も新橋演舞場で、歌舞伎ヴァージョンの『十二夜』の上演が記憶に新しいところですが、これは、2年前の夏、歌舞伎座で見ちゃったので、今年はパス。

同じ作品でも、演出家さんや役者さんによって、いろいろヴァリエーションが楽しめるのも、シェイクスピアの作品が、上質で、洗練されて、既に完成されたものであるからでしょう。
誰が演出しても、シェイクスピアとして楽しめるから。

シェイクスピアの時代は、女優という職業は、無かったと聞きますので、女性の役は、少年か、線の細い男性が演じていたのでしょう。
スタジオライフには、ぴったりというところでしょうか?
歌舞伎ヴァージョンも凄くよかったけれど。

でも、この作品・・・。
上演が相当難しい・・・。
ヴァイオラとセバスチャンの双子の兄妹をひとり二役で演じるとなると、ラストのタネあかしで、どうしても、顔・姿かたちが同じような役者をもうひとり、立てなければならないし、兄妹をそれぞれ別の役者で演じるなら、顔・形・姿の似通ったふたりの役者をキャスティングしないといけない・・・。
(比較的、出番の少ないセバスチャンを徹底的に、後姿しか見せないという演出方法もあるかと思いましたが・・・スタジオライフのお客さんは、綺麗な男優さんを見たい訳だから、それは出来ないだろうし・・・)

・・・同じ顔・同じ声・同じ姿・・・・の双子というところが、この物語の重要なアイテムだもんな・・・。

今回のスタジオさん。
この難題をどうクリアするのか・・・。
この劇団唯一の女性演出家・倉田淳さんが、どう演出するのか・・・と楽しみにしておりました。
(既に、配役は決まっておりましたが・・・)

・・・どうもしませんでした。

同じ衣装を身につけさせるといった一種の記号化で、観客に納得してもらう・・・という手法でしたね。

今回前から17列目センターという位置だったので、顔の違いは、オペラグラスがなければ、矛盾は、なかったし、美しければそれでいい・・・というスタジオライフの観客との暗黙の了解があるのでしょう。


明日に続きます。

『十二夜』~久々のスタジオライフ

2009-10-18 21:03:22 | Weblog
気持ちの良い秋晴れ。
昨日は、新宿のシアター・サンモールにスタジオライフの『十二夜』を観劇に。

・・・このシアター・サンモールも随分と、ご無沙汰してしまいました。
高級マンションの地下にある小~中劇場で、記憶違いかもしれませんが、座席なんかも少し改装したのかな・・・???というくらいご無沙汰・・・。
4年ぶり???くらいでしょうかね・・・。

ご近所は、新宿御苑だし、高級マンション地域のようで、住むには、すごく良さそうだな・・・と来るたびにそう思います。
ステータスが高くないと住めない街でしょうか。

さて、劇場も久々ならば、上演劇団のスタジオライフもほんとに久しぶり。
多分、2006年のヴァンパイア・レジェンドを観たのが、多分最後なんで、3年半ぶりくらいになるのでしょうか・・・。

ホンッと・・・ご無沙汰でございます。

この劇団は、男優さん専属で、女性の演出家で構成されているんですが、美形な俳優さんが多いようです。それが、看板・・・。
人気モデルや俳優・タレント・・・といったテレビのメディアでは、どのくらいの美形度なのかな・・・。
綺麗系な俳優さんが多い・・・。

私は『黒いチューリップ(1990年代中頃の上演だったかと思いますが・・・)』が、この劇団デビューでした。
狭い空間を、シンプルな箱型の大道具で構成して、綺麗な動きを演出する劇団だな・・・というのが第一印象。

ドイツ・ナチス系の『死の泉』、『パサジェルカ(女船客)』、少女マンガの黎明期?の傑作・萩尾望都さん原作の『トーマの心臓』、『訪問者』といった少年愛というか、ボーイズ・ラブ系のドラマを得意とするようです(女優さんが一切出てこないので、やっぱり、そっち系の色が強いのか・・・)。

女優さんの出演しない舞台というのは、それはそれで、とてもよいもののような気がします。
なんか・・・オンナっぽいベタベタ感?がなくて・・・、或る意味、極めて清潔?な気もしますが・・・。

観客の90%は、妙齢(・・・って大体、いくつくらいなんだろうか・・・)の女性。
昨日は、観客席を、ざっとカウントしてみたのだけれど、少なく見積もっても男性は、25名くらいしか確認できなかった。
キャパシティ300席だから、だいたい10%ってところだろうか?

明日に続きます。


今年も炬燵だしました・・・。 

2009-10-16 21:01:16 | Weblog
秋晴れ。
気持ちのいいお天気。
金木犀もそろそろお終い。オレンジ色の小花を落とし始めて・・・。

・・・炬燵を出したのは、去年もやはり今頃。

日中は、必要ありませんが、朝、晩は、大分冷え込んで着ているので、暖かく過ごしたいところ。
朝方は、通勤中にヒーターが必要になってきました。

去年の今頃は、リーマン・ショックの影響が、じわじわ来た頃だと思うけれども、こんな状況になるなんて、全く想定外で、お気楽に、そして結構、平和に、しかし、イライラとした日々を過ごしていたようです。

あれから、1年。
状況は、一変して、貧乏籤引きっぱなし・・・といった状況は、相変わらずです・・・。

運命・・・運勢・・・運気の流れってのは、やはり、そう簡単には、変わらないようです。

気がついて見れば、ホントに、身の回りに、助けてくれるひとがいなくなってしまいました。

ワタシの周りから、人がいなくなりましたね。
仲良くしてくれた人のほとんどが、雇用継続ができなかったから・・・。

ワタシのまわりは、雇用条件のよい社員ばかりになってしまったし、社員は、仕事が出来なくても、今のところ、即、解雇って訳じゃないから、大した努力なし。
特に、女子社員の目標管理は、男性より賃金が安い分、かなり甘いから、羨ましい限りですな・・・。

男性でも女性でも、正社員でも派遣でもパートでも、能力に応じた扱いをしてもらえるところがあれば、それは理想の会社ですね。

仕事の重要性を明確にして、成果を正当に評価して、それで、ベースアップを決める・・・。

そんな会社って存在するのかな・・・。
あったら、いいけれど、今のままのほうが、ラクでいいってヒトもいるかもしれない・・・。

こういうのも『運』というより他ないようですね。

自分の望むとおりの道を歩める『運』を持ちたい・・・と、炬燵でぬくぬくしながら考えてみる・・・

来年は、どうなるのだろうか・・・。

鬼が笑うって・・・。

見逃していた『シグナル(兆候)』

2009-10-14 21:01:14 | Weblog
秋晴れ。夕方から雨。

モノ事には、『潮時』っていうものが、あるのだなぁ・・・と最近、思うようになりました。

あの時点では、物凄い危機感を感じて、或る関係が毀れるのがものすごい恐怖となって、それだけに執着してしまっていたのに、モノ事が、あっけなく終わりを告げて、暫く経った頃になって、
『関係を、終わらせるきっかけは、この終息に至る前に何度も訪れていた』
ということに気がつく訳です。

或る関係というのは、友達との関係だったり、モノ(物質)との関係だったりするのですが、多分、一番、『ミサカイ』がつかなくなるのが、『恋愛』関係なのかな・・・とも思ったりするのですが・・・。

今回の『潮時』は、今月9日のブログにも書きましたが、『対面中に携帯電話をチェックする同性の友人』だった訳です。もう5~6年くらいのお付合いになりますかね・・・。

彼女は、すごくいいひとなのです。いいひとなんだけどね・・・というもう一言がつきます。

ひとの話は、真剣に聞いてくれるようなのですが、多分、聞くだけ・・・(誰でもそうなんだと思いますが)。
それは、当然なのですが、あまりに真剣に聞いてくれているようなので、手助けでもしてくれるのかと淡い期待を抱いてしまいます。だけど、ホントウは、聞いていない・・・というか、わかっていない・・・。
こちらの勝手な期待なので、期待する方が、おかしいといえば、おかしいのですが・・・。

あんなに熱心にきいてくれるんだけどね・・・。
でも、実は、聞いていない・・・。理解していない・・・。結局、最後は、自分のことばかり・・・???
すみません。彼女の性格を、うまく表現できなくて・・・。
たぶん、読んでいただいている方には、まったく把握できないんじゃないかと思います。
彼女に対して、何かをつい、期待してしまいますが、そんなことは、彼女の知ったことではないのであって・・・。でも相手に期待を持たせてしまう性格?
しかし、いつもカラ回り終わるというか・・・。
彼女にとっては、どうでもいい訳です。結局、他人事な訳です(当然ですが・・・)。

・・・特に、一緒にいて、まぁ、世間話をする分には、なんの障りもないので、それは、それで、そういう友達でいいか・・・とも思いますが、携帯電話の件でも、何故か最近、カチンとくることばかりなんで、プライヴェートなことには、極力触れないよう、或るいは、話さないように・・・と思っています。

それ以前にも、彼女との関係は、世間話程度にしよう・・・と思うような『きっかけ』は、何度か、あったのですけどね。悩み事など相談されるので、つい親身なってしまったりしたのだけれども・・・。

与えるだけで、まるで、見返りの無い関係・・・とでもいいましょうか・・・。
(別に、彼女が、ねだった訳でもなんでもないのですが・・・。こちらの消耗が大きいというか・・・。なんか、会うと不快感があるというか・・・多分、こういうのもなにかの『シグナル』なんでしょうかね・・・)

つい、見逃しがちですが・・・深入りしない『シグナル(警告)』。

久々に都内へ・・・。

2009-10-13 21:03:26 | Weblog
秋晴れ。

先週末の10日は、久々のお出掛けとなりました。
しばらく、休日には、外出していなかったので、周りは、すっかり秋・冬支度。
半袖の方、コートの方、サンダルの方、ファー仕立てのブーツの方と夏と冬が混合・・・。
すごい国だな・・・日本って・・・。改めて、思いました。

さて、今回、演劇を見に行く目的で、都内へ出たのですが、もうひとつの目的は、実は『占い』。

今回で3回目ですが、銀座のサイコメトラーの占い師さんのところへ。

この方、最近、なかなか予約が取れなくて、10月10日の予約をとったのが、2ヶ月前の8月10日頃だったと思います。
2ヶ月待ちですわ・・・。
その頃、抱えていた問題は、いともあっけなく終わってしまったので、今回も、仕事関係と最近の不運についてと今後の展望みたいなことを占っていただきました。

予約したけれど待ち時間1時間。
このあと、観劇を控えていたので、食事の時間なんかも考えると、あまり長い時間、鑑定してもらう訳にもいかないし・・・。
前の方のご相談が、長かった・・・。
こちらは、2ヶ月待ちだったのにもかかわらず。

待っている間、鑑定依頼の電話が聞こえてきて、今は、なんと3ヶ月待ちだとか・・・。
書籍で、当る占い師で紹介されてから、予約が取り難くなってしまったようです。

切羽詰った問題とか、一刻の猶予もできないなんてお悩みのときには、役に立たない訳です。

ワタシの場合、質問が曖昧で、占い師さんとしては、どう回答していいのやら、悩むところでしょうが、ズバリ、答えを出してもらうなら、質問もYES/NOで、回答できるものでないとダメかもしれませんね。
その方が、的中率も検証できるってものでしょうか。

それに至るまでの経緯とか語っているとそれだけで、時間が過ぎちゃうし。

相変わらず、現状読みは、正確なようです。

こうして、何度が、占いという場で、お会いするのも、前世の因縁?なのでしょうか。

ご縁があったということでしょうかね。

赤と黒~ファッションで表現するスタンダール②

2009-10-12 21:01:43 | Weblog
明るい曇り空・・・快晴とまではいかないような・・・?そんなお天気。

金木犀の香りもそろそろお終いか・・・。
何をするにもよい季節ですが、これから、寒くなる一方か・・・。

昨日の続き。

19世紀のフランスを背景にした作品を理解するのに、おおいに役立つのは、かのフランス文学者の『鹿島茂』先生のエッセイ集でしょうかね。
20世紀に入るまでのほぼ500年間貨幣価値がまるで変動しなかった稀有な国・フランスでの貴族階級を知らないと『赤と黒』は、多少理解しづらいところもあったようです。
『赤と黒』は、中学生のときに、トライしたものの、どうも背景がわらなくて、途中でやめてしまったのだけれど、美形の主人公ってのは、いつの時代でも、読んでて楽しい訳で・・・。

何故、平民出身のジュリアンが、神童と言われつつ神学を学びながらも『神』の存在を否定するあたりが、唯一神を持たない日本人の我々としては、理解し難いところか・・・。
観客が勝手に勉強すればいいだけの話ですが、演劇みにいくのに、予備知識がないと・・・ってのは、どうにもこうにも・・・。
特に古典?は・・・。
もちろん、演劇は、創造の空間だし、現代調にアレンジしたり、斬新な演出を試してみてもまったく問題ないと思いますが・・・。

ジュリアンの影とナポレオンの関係もイマイチ不明瞭。
あれ程、頭脳明晰で野心家のジュリアンを、煽動するナポレオン(たぶん、ジュリアンの潜在意識???の象徴なんでしょう・・・)の存在にも、もっと意味を持たせたほうが、わかりやすかったか・・・。
着ている衣装も、赤と黒を意識していたようですが、赤なら赤、黒なら黒と二分化して統一した方が、視覚的にわかりやすかったのではないかと・・・。
ジュリアン自身が、地位・名誉を手に入れて、守りの姿勢にはいったとたん、影とナポレオンは、消えてしまった・・・ラストで、気の効いたコメントを期待していたのだけれども、それもなかったな・・・。

舞台に流れるヴェートベンピアノ協奏曲第5番『皇帝』は、効果があって格調高さを演出。
全部、コレ系(英雄とかさ・・・)にしちゃえば、よかったのにな・・・と思うけれど。
途中、テクノ調になってしまったりと、雑多なカンジは、否めなかったような気もします。

少々、辛口なコメントになってしまいましたが、娯楽作品としては、充分楽しめるし、綺麗な俳優さん達のヴィジュアルも存分に楽しめるこれは、これで、ニューウェイヴな『赤と黒』なんでしょう。

赤と黒~ファッションで表現するスタンダール?

2009-10-11 21:01:23 | Weblog
よく晴れた休日。

昨日は、どんよりと曇りがちの中、赤坂RED THATERで、上演中の『赤と黒』を観劇に。
帰りが、24時をまわってしまい、車の社外温度計は、13℃。
ジャケットを着ていって大正解。地元では、あの時間(深夜)に半袖で自転車に乗っていた方もいたけど、風邪ひかなかったかな?

そいでもって、久々の劇評。
この劇場は、初めて訪れる劇場ですが、駅から近くて、1本道でわかり易いところにある劇場でした。
東京グランベルホテルの地下にありました。

劇場でもらったチラシに、演出家・赤澤ムックさんの舞台の解説コメントが書いてあって、読んでみると、
『ああ・・・それで・・・。』
という舞台でした。

主人公ジュリアン・ソレル(木村了さん)の野望の実現を、段階をふんで、衣装で表現。
ファッション・ショーの舞台裏を連想させる(舞台裏って見たことないので、あくまでも連想・・・)構成。
他の俳優さん達もモデル・ウォークで、(かなり狭い)舞台を闊歩されておりました。

綺麗で、お若い俳優さん(申し訳ないのですが、木村了さん以外、お名前を存じ上げなかったのですが)の出演で、ファッション・モデルを絡ませた構成だったから、スタイルも抜群の方ばかり。

美形で、頭脳も抜群なのに、平民に生まれたというだけで、出世の道が閉ざされてしまったジュリアンを演じる木村了さん。
まだ21歳ですってね。お若い。綺麗なヴィジュアルとスレンダーでスタイリッシュなヴィジュアルをお持ちの俳優さんだということは、今年3月に、ご近所の赤坂ACTシアターで、上演された『蜉蝣峠』でリサーチ済み・・・ってことでしたので、今回、この演目で主演ということで、拝見させていただきました。

前半、飛ばしすぎか・・・。
最前列で見ていたせいか、綺麗なお顔が汗まみれ。流れ落ちる汗が、邪魔そうでした・・・。
開演前に少し、汗出しておくと、あれ程、汗まみれには、ならないと聞いていますが、昨日は土曜日で、マチネ(昼公演)もあったりで、調整が上手くいかなかったのかな・・・。
それで、少し減点ですが、お年の割には、お上手な俳優さんで、今後が楽しみな方ですね。
特に、ラスト。
サテンっぽい光沢のあるゆったりとした白いシャツが、抜群に似合っておりました。
ロック・テイストの神父服(黒)もワイルドで格好よかったけれど。
もともとノーブルなお顔立ちだし、貴族系の役の方がお似合いか・・・???
1メートル前後の至近距離で拝見させていただきましたが、睫の長さがハンパじゃない。
美男の条件を兼ね備えていらっしゃいます。

本日、千秋楽だそうです。

明日に続きます。

現時点で、対面している相手のことを考えたら・・・。

2009-10-09 21:01:10 | Weblog
久々に朝から快晴。
空が綺麗。
夕方の西の空も茜色に染まって、秋色。
最近、思うことだけれども、友達と会って、食事をしたりすると、大抵、二つのタイプに分かれますね。

人とあっているにもかかわらず、携帯電話を肌身離さず持っていらして、時々(かなりな頻度で)、メールチェックなんかされる方。
(私見ですが、こういう人は、多分、恋人の前では、携帯電話なんて見ないひとなのではないかと・・・。電車の中で、メイクしているのと同じ感覚というか・・・。知らない人だと平気なのに、恋人の前では、絶対メイクなんてしないタイプですね・・・)

同性の友達だから・・・って、気兼ねしないで、済むから、現時点で、目の前にいるひとを、おざなり(・・・なおざり???・・・でしょうかね?どっちが正しいのかな・・・)にする。
つまり、相手(ワタシですかね。このシチュエーションだと・・・)がいてもいなくても、そうする・・・。
要するに、相手なんてどうでもいい・・・というカンジは、どうしても否めない訳で・・・。

もうひとつは、携帯電話さえ取り出さず、熱心に話に耳を傾けてくれる方或いは、話をして下さる方。
例え、心は、ここになかったとしても、相手(・・・くどいようですが、ワタシです)を、大切してくれているような印象を受けます。

だいたい、人にあっている時に、ちまちまと携帯チェックというのは、相手(この場合は、一般的にその時点で、対面している人のことになります)に、大変、失礼なのでは・・・と、ワタシは、思うので、私自身は、電話が着信しない限りは、バッグの中にしまったままにしときます(メール着信は、無視します)。

もしかしたら、二度と会えないかもしれないんだよ・・・。
帰りに死んでしまうかのしれないのに、もう時間が無いかもしれないのに、対象とする人の前で、他の人からの連絡に気を取られているのって、現時点で対象(対面)としている人をナイガシロにしているのと同じことなんじゃないかと・・・。

まあ、気持ちは、わかるし、非難しているわけではありませんよ。
現時点で対面している相手(この場合、ワタシ)より、恋人の方が、ずっとずっと大事だもんね・・・。

だからってさ・・・。
10分おきに携帯電話見なくたって・・・。

現時点で、対面している相手のことを考えたら・・・、ワタシは、その人の前では、携帯電話のメール・チェックは出来ませんね・・・。
もし、どうしても、チェックしなければ、ならない状況なら、一応、お相手にお断りを入れますが・・・。
こんなのは、今時って、ウザイ・・・っつ~ことになるのでしょうか?

台風通過と純粋な雑用・・・。

2009-10-08 21:02:10 | Weblog
台風が足早に去って、午後から抜けるような青い空の出現。
この青さって・・・。
凄く綺麗。
北米・西海岸ってこんなカンジの色だったな・・・なんて、ふと思い出したりして。

熱帯の熱い空気も運んできたと思ったけれど、流石に夕方は、肌寒い風に変わったみたいです。

庭には、風で煽られた小枝や葉っぱが散乱。
野分立ちたる・・・風情・・・というか・・・。

台風の前は、ナンだか、ドキドキしたりして、よく眠れなかったりするのだけれども、今回は、疲れと夏から続く気持ち的な落ち込みで、あまりエキサイトもせず、心も沈みこんだままだったので、ナンだか、淡々と過ごしています・・・。

仕事も、いまひとつ・・・。

ただ、期限に間に合わせるために、ただ、機械的にやってるだけで、ナンの面白味もなくて、やっぱり単なる雑用だったのだね・・・と改めて、思うとますます落ち込む・・・悪循環。

・・・雑用しか出来ないスキルしかないのだから・・・雑用だけならどんなに気がラクだろう・・・。

コピー取り、ただひたすらに、数字を打ち込んで行くだけの入力業務・・・。

現場事務所に書類を配って歩くだけの・・・純粋な雑用・・・。

なんて、美しいんだろう・・・と思ってしまったりしますけどね・・・。
純粋な雑用で、今の給料だったら何の不足もないけれど・・・。

『ごめん・・・。ポンド数間違えて、発注しちゃった・・・。』
そんなことで、業者に頭下げなくてもいい純粋な雑用・・・。

『新しい経理関連のシステムのインストールができないんですけどぉ・・・。』
『・・・それね。社員登録のパスワードがないとインストールできないんだって・・・。』
『・・・絶句!(ワタシ派遣だから権限ないのに、なんで、社員しか認識できないパスワード使う仕事しなくちゃいけないの・・・???)』

そんなパスワードが必要ない美しく純粋な雑用・・・。