鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

17回目の観月会

2015-05-18 15:24:37 | Weblog

うすぐもり。お天気下り坂のよう・・・

先週末は、私には、珍しく、3日間連続の外出となった。
3日連続して、相方と会う・・・というのも始めてかも知れない。

14日(木)は映画、16日(土)は、演劇・・・と、お互いの得意?・・・というか好みのジャンルに誘いあって、出かけた。

その合間を縫って、15日(金)は、毎月定例の観月会。

今回は、ご接待のヨイショっ!の品のないグループが陣取っていて、騒々しい。
居酒屋じゃないんだから・・・!
もっと、静かに飲んで、お料理を味わってほしいお店なのだけれど。
ここは、高層レストランの展望と静かな雰囲気を楽しむ場所なんだけどな・・・。

19:00少し過ぎ。
いつもの席で、夜景を眺めながら、まず、嶺岡豆腐の先附。
濃厚なクリームチーズのようなお豆腐・・・豆腐じゃないんだけれども。
作り方をインターネッで、調べてみたら、牛乳と生クリームと葛粉を、ゆっくり温めて溶かしてから、冷やし固める・・・ということだった。

コレに、蟹肉、わさび、三杯酢を添えての先附だったのだけれど、ジャムなどの甘いモノを添えるとデザートとしてもOKのようだ。

今回秀逸だったのは、鰹のお刺身をマリネ風のソースとフライドガーリックチップ、サラダをつけた一皿。
鰹のお刺身は、生姜やニンニクなどの薬味がないと食べづらいものだけれど、ニンニクを、油で揚げてチップにして食べ合わせるとカリカリの食感が楽しい。

今回は、ロールキャベツ、夏野菜の牛肉の焼き物など、いつもよりボリューミーな献立で、コースの後半には、お腹が一杯になってしまって、ご飯ものは、ほとんど相方に食べてもらった。

お腹がいっぱいなので、帰路は、(いつものとおり)爆睡してしまった。


今月も、月のない観月会だった。







『聖地X・イキウメ』

2015-05-17 13:12:27 | Weblog

湿度の低い爽やかな日曜日。
風も心地よい初夏日和。


昨日(16日)は、朝から相方と都内・世田谷シアタートラムへ、観劇に。

去年の同じ頃、同じ場所で、イキウメの『関数ドミノ』を見て以来、この劇団の上演する作品のいくつかを見たけれど、いづれも遜色がなく、粒ぞろいの作品である。

上演作品に、ハズレがない・・・というのは、凄いことなのである。
因みに、これまで、10の作品をみても、満足するのは、ふたつ、みっつ・・・くらいと思える演劇であったけれど、稀に見るヒット率でもある。

いつみても、満足が得られる・・・という意味では、希少な劇団かもしれない。


超常現象に潜む説明のつかない事象を巧みに切り取りながら、舞台という空間で、人の心の映し出す騙し絵を描き出す手法は、いつもながら、一時、現実を忘れ去らせてくれるようだ。

脚本もさることながら、演出、そして、その空間を作り上げる役者の力量も半端ない。

面白すぎる・・・!

物理的法則さえも無視して、説明のつかない場所が存在することは、あるのかもしれない。
スピリチュアル・・・というのとは、また一線を画すような・・・そんな空間に取り込まれた人々の織り成す様々なドラマ。

地方の素封家で、働かず気ままに暮らす兄・輝夫(安井順平さん)のもとへ、離婚を決意した妹・要(伊勢佳代さん)が戻ってきたことから事件が、始まる。
超常現象の出現するという噂のある家屋で、要は、夫の滋をと遭遇するが、滋は、この1ヶ月間の記憶が全くなく、しかも、滋(浜田信也さん)には、滋を名乗る同一人物の存在が、確認される。

その超常現象を追跡していた不動産仲介業の江口(盛隆二さん)は、輝夫の中学時代の同級生。

滋のドッペルゲンガーの出現の謎に迫る3人だったが・・・。

この先の展開は、どうなるのか・・・という期待と不安の中に、笑いを織り込み、飽きさせることなく約2時間の上演。

この芝居、チケット料金が安すぎる。
それくらい価値ある空間を演じきっている秀逸な舞台。




映画:百日紅 Miss HOKUSAI

2015-05-15 12:55:19 | Weblog



風の気持ち良い週末。

昨日(14日)、夜から、相方と隣々市のシネコンへ・・・。

江戸末期の天才絵師・葛飾北斎とその娘・お栄。
普通の娘のように、着飾ったり、はしゃいだりすることもなく、ぶっきらぼうで、火事好き、画業一筋・・・というよりは、絵に憑りつかれたように、描き続けるお栄を軸に、その父で、師匠である北斎、弟子の善次郎、迷い込んだ犬と長屋で暮らしながらも、幕末の動乱期を目前に、悠々と生きる生き様と淡々と描く。

北斎の画風は、余人の及びもしない才能に溢れている。

高波を前面に、画面中央には、富士といった富嶽三十六景など、日本に住み、日本人なら、北斎と言う名をしらなくても、彼の作品(浮世絵、肉筆画)は、見たことのない・・・という人は、少ないのではないだろうか・・・(永谷園のお茶漬けのパッケージの中にもシリーズ化されて入っていたことがあったかと思う。最近は、食べていないから、知らないけれど)。

その娘であるお栄も、天才的な画人だったらしく、天才にありがちな傍若無人さを持ち合わせたひとのようであった。

父である北斎の代筆もこなし、画けないものは、ない・・・と信じるお栄だったが、別居している母と妹のおなおには、優しい。
生まれながらの盲目で、早世した妹を百日紅の終焉に見立て、散ってっていく姿は、儚い。

色の見えないおなおが、雪の白、椿の赤、猿るベリの紅、金魚の朱に、染まりながらあっという間に死んでしまうさまは、人の死が日常?であった昔に、淡々とした色彩を添える。

魑魅魍魎の跋扈する江戸の街にあって、怪談めいた人のサガを、静かに見守る北斎の目には、他人には、見えない何かがみえていたのだろうか・・・?
そして、それは、お栄にも引き継がれる。

ろくろっくびの花魁、商家の内儀を襲う地獄絵図、男娼の部屋に飾られた仏絵図、お栄と魔界を繋ぐ感性は、父から受け継がれたものらしい。

原作者の杉浦日向子さんは、若くしてなくられたように記憶しているけれど、江戸情緒溢れる作品をたくさん残された。

北斎の娘は、恰好の題材だったのではないだろうか・・・。





花盛りの5月②クリスマスローズ

2015-05-14 04:50:39 | Weblog



爽やかな初夏の風が吹き抜けるこの頃。
気温は、もう夏???


本日の画像。

クリスマスローズ。

何故に今頃、クリマスローズなのかと言えば、軽井沢レイクガーデンに咲いておりました。
本来の(冬に咲く)クリスマスローズとは、ちょっと違う???春咲の品種もあるとのことで・・・。

見た目・・・凄く・・・地味・・・。
でも、地味だからなのか、どうか・・・誕生日花というのがあって、私の誕生日の花は、クリスマスローズ・・・なのでした。

相方に誕生日花のことを言うと、彼は、思い当たる・・・みたいな、妙に納得した顏で、

『誕生日が、クリスマスの翌日・・・ってところが、キモかもしれない・・・。』

などと言うではありませんか。

要するに、地味な日だってことを言いたかったのね。

たしかに・・・。
クリスマス・イブとクリスマスで、はしゃぎ疲れた人達は、翌日の26日は、最低のテンションだろうしなぁ・・・。

たしかに・・・派手ではないはないけれど・・・。
そんなことを考えながら、クリスマスローズの画像を見ていて、ある事を思い出しました。

以前、お勤めしていた会社(子会社の時ですが・・・)いた、縁故就職(御父君が親会社にいた)の女子社員がいて、このひとが、私のことを影???(別に影でもないか・・・)で、

『なんで、あんなに地味なの・・・?』

と言っていたということを間接的に聞いていました。

地味・・・だというのは、否定しないけれど、勤務中に、マニュキュアをしていたり、机を拭く雑巾で、自分の靴を拭いていたりするどうしようもなヒトでしたから、そんなひとにとやかく言われても・・・。
ご自分のことを鏡で見てみれば一目瞭然だろうなぁ・・・と思うけれど、自分のことは、案外、分かっていないモノだろうし・・・。

一生懸命、咲いてますよ。地味だけれど、クリスマスローズ。

私は、嫌いじゃありませんけどね・・・???




花盛りの5月

2015-05-13 04:51:58 | Weblog



昨日、温帯低気圧に変わった台風が去って、そして、新たな台風が接近中とニュースが報じていた。 


5月は、爽やかな季節だけれど、日中の気温が、真夏並みになったり、案外、凌ぎづらい季節なのかもしれない・・・と毎年、同じことを書いてしまう。

5月の大型連休が一段落したあと、軽井沢に出かけたのだけれど、かの地は、山の中ということもあって、山桜、八重桜などが、ちょうど見ごろだった。

針塊樹(ニセアカシア)などは、平地である我が居住地と変わらないようで、薔薇などは、遅いようだ。

燃えるような赤い躑躅(・・・この『つつじ』という漢字は、読むのも、書くのも難しい・・・というか、まるっきり書けない。変換すると出てくるのだけれど、これもPC用の漢字で、拡大しないとどういう作りになっているのか分からない・・・)など、あの高原を彩る花々を見るだけでも楽しい。

花降る街・・・そんなイメージだった。

街全体が観光地だから、整備されているし、高額所得層の別荘地だから、整然としていて、雰囲気がよい。

ゴルフ場などもたくさんあったし、皇族方が、テニスを楽しんだ土地なのだろうし、冬は、スキー客で、賑わう・・・ここを訪れる人達にとっては、少しばかり現実からは、遠のいた街なのかもしれない。

都内からでも、高速道路だと2時間くらいらしいから、ちょっとしたドライヴ感覚で、到着できるようで、私の居住地からは、高速道路のインターチェンジまで、少し時間が、かかる。


本日の画像。

軽井沢レイクガーデンで、撮影した野の花(雪割草???)。
宿根草なのだろうか・・・。
可憐で、儚い、淡い色が美しかった。

名前の知らない高原の花々が、たくさんあって、雑草とは一線を画すようだ。

野原というか、草原というか・・・。

私が、子供の頃(・・・って、一体何時頃かといえば、昭和の後半)は、原っぱとか、ヒロッパ(広場+ハラッパの合体語?)とか、呼んでいた土地(父が勤めていた会社の所有地だったらしく、子供の目には、広大だった。資材置き場だったのかもしれない)があって、ほぼ毎日のように遊んでいた。
今では、マンションが立ち並び、その少し先は、歓楽街になってしまっているのを最近になって知った。
駅前の典型的な街だけれど、昔は、空き地が多かったような?気がする。

シロツメクサとかクローバー、たんぽぽ、ナズナ、スミレ、ヒメジョオン、田圃に、レンゲソウ・・・そんな・・・雑草しかなかったような気がする。

野草からして、なんだか、ハイソな感じがする軽井沢であった。






初夏の軽井沢へ・・・。③軽井沢土産???

2015-05-12 05:06:29 | Weblog



5月の台風としては、4年ぶり・・・とのことで、台風接近中・・・などとニュースは、報じている。


(昨日の続き・・・)

軽井沢レイクガーデンで、2時間くらい過ごして、次は、軽井沢駅前にあるプリンスショッピングプラザへ。

JRの駅前が、あまりにも広すぎるショッピングプラザ・・・とは。流石??軽井沢である?

広大な敷地の中に、沢山のショップが並ぶ、一大ショッピング・モールである。

全て見て回るのには、1日かかっても・・・といったカンジで、ガーデンを散策した身にとっては、ちょっと辛いかも・・・と思いながらも、まずは、ランチ。

フード・コート目指して(・・・私はどっちに向かっているのか、さっぱりわからなかったけれど)歩く、歩く、歩く・・・。

平日でも、コレだけの人出・・・ってことは、ゴールデン・ウィーク中は、さぞや、混雑したことでしょうね・・・?

犬連れのお客さんが多い・・・というより、犬も同伴のショッピングOK・・・らしい。
高価そうな犬たちが、お洋服をきて、歩いている。

私は、『ケモノ』に服を着せるのは、愚の骨頂だと思っているので、愛犬家の方には、大変申し訳ないのだけれど、何のために、毛皮があるのか・・・わかりゃしないよ・・・と思うし、着せられているイヌだって、気色がわるかろうよ・・・それにつけても、健気に我慢???しているもんだね・・・イヤ・・・逆らえないし・・・っていうか、飼い主の自己満足の象徴だ。

イヌ気の毒・・・。

このあたりのお別荘の金持ちが、多いのだろうなぁ・・・???
よくわからん・・・。目利きじゃないからわからないけれど、お金持ちは、銀座だとか・・・そんなところで、ショッピングするのだろうし、なにも軽井沢で、ショッピング・・・という必要もあるまい・・・。本当の金持ちなら・・・などと、どうでもいい事を考える。

フード・コートに、辿りついて、相方は、何故か、ラーメン、私は、パストラミとチーズを挟んだパニーニとグリーンサラダ、ホットティーを、屋外のテラスで、心地よい初夏の風に吹かれながら、食べた。

ブランドモールとでもいうのだろうか?
プラダ、グッチ、ラルフローレン、バーバリーなどなど、見慣れたロゴが並ぶ。
ウインドウに、可愛い夏のドレスなどがあっても、私には、お呼びじゃない。


本日の画像。

軽井沢まで行って、買ってきたのが、この急須(急須を買いに行った訳ではないけれど)。

何故に急須かというと、自宅にある二つの急須は、フタを取り落して割ってしまったのだった。取っ手とフタが、うさぎ仕様で、可愛いらしいから、買ってしまった・・・軽井沢で、急須を買うとは、思わなかったけれどね・・・。



初夏の軽井沢へ・・・②新緑

2015-05-11 05:01:23 | Weblog




一昨日から、頭痛。

気分的に、すっきりしない週末を過ごす。
昨日の日曜日は、痛いアタマを抱えながら、久々に読書。
横になっていれば、ナントカやりすごせそうな頭痛。
頭痛を忘れるために、読書をする・・・いいんだか、悪いんだか・・・???
それにつけても、やはり、長編は、楽しい・・・気がする。


金曜日(8日)の続き。

レイクガーデンの中には、1本もなかったけれど、軽井沢へ向かう途中の山の中は、針塊樹(ハリエンジュ/ニセアカシア)が、ちょうど開花時期で、薄いクリーム色の藤の花のような花房を一杯つけていた。
外来植物で、繁殖力が強く、痩せた土地でも良く育つ木で、たちまち、日本の山野を席捲してしまったようだ。
駆除が難しい植物だそうで、花以外は、毒を持つそうである。
それゆえ、ガーデン内には、1本もないのだろう。
他の植物が絶滅してしまう可能性もあるだろうから・・・。


本日の画像。

レイクガーデン内の若葉を湛えた高原っぽい木。

若草色は、少し蛍光色っぽい。

淡さと柔らかさ・・・。

透明な空気も風も透明な緑色。


こんなに、透明で、美しい季節なのに、何故に私の頭痛は、治らんのだろうね~~~???




オレンジと紅茶

2015-05-09 22:19:49 | Weblog

雨がぱらつき、初夏一段落。

ヒンヤリした土曜日。


昨日、久しぶりに歩き回ったせいか、睡眠は、充分すぎるくらいなのに、身体がついていかない。
眠り過ぎて、頭が痛いのに、まだまだ眠りたりない感じだ。
毎度のことながら、終日、横臥して、静かな土曜日をやり過ごす。

早朝、目が覚めて、今年は、もうそろそろシーズンが終わるオレンジを、縦8つ切りにして、熱い紅茶と共に、食べる。

至福のときである。

これから、次第に暑くなってきて、熱い紅茶から、冷たい飲み物にシフトしていく時期のほんの一瞬、気温が下がり、過ぎ去った冬と春を思い出すようなひととき。


私は、柑橘類が好きで、出始めの2月頃から今頃まで、スーパーなどで、見かけるとつい買ってしまう。
一番好きなのが、清見タンゴール(または、清見オレンジ)と称する柑橘で、温州みかんとオレンジを掛けあわせてつくった果実である。
マーゴットや天草系のオレンジも好きで、紅茶とともに、供すれば、贅沢な朝食となる。

これらの柑橘類は、もう終わりだから、この先は、柑橘類を食す楽しみが、なくなるのが、少し惜しい気がする。

果実類は、特に、必須の食べ物ではないけれど、あると嬉しいものだ。
値段が高いわりには、可食部が少なかったり、意外とハズレも多かったりで、本当に美味しいものは、少ない様な気がする。

・・・とは、言うものの、それ相応な金額であれば、いつでも美味しい物が食べられる。
産地からのお取り寄せだとか・・・。

それでも、今現在は、手許不如意だから、そんな贅沢もしていられないのだけれど。

総じて、果物は、贅沢品なのだろう。

5月は、あと1,2回くらい、美味しい柑橘に当たれば・・・と思っている。




初夏の軽井沢へ・・・。

2015-05-08 22:40:57 | Weblog




本日は、早朝7:00から、初夏の軽井沢へ、ドライヴ。

ゴールデン・ウィーク中は、ずっと仕事をしていた相方であったが、倒産した親会社の残務整理が、ほんの少し落ち着いたらしく、1日休暇を取った。

車での軽井沢は、二度目になるけれど、自宅から、軽井沢まで、北関東/関越自動車道と高速を乗り継いで、約2時間20分。

何で、こんなに早く着いちゃうの・・・?
高速道路が出来る前は、5時間くらいかかったらしい。


本日の画像。

軽井沢レイクガーデン。

湖(人口的な池?)の桟橋から、入場ゲート・マナーハウスをのぞむ風景。

このガーデンは、イングリッシュ・ローズが、有名だけれど、薔薇にはまだちょっと早すぎた。
ローズシーズンは、6月の中旬以降のようである。

庭園には、春の花々が一杯だ。
チューリップを始め、ムスカリ、クリスマスローズ、山吹、山桜・・・などなど。
丁度、新緑の季節で、若葉の芽吹いた木々が、初々しく美しい。

2時間くらい庭園を散策する。
随所に、ベンチが用意されているので、歩き疲れると、すぐ休める。
このところ、家の中にばかりいて、外出などほとんどしなかったから、少し歩いただけで、足が痛い。

それでも、初夏の高原の風の爽やかさが、とても気持ち良い。
初夏の風は、木々の若葉を通り抜け、透明なきみどり色に染まっているようだ。

気温23度。

やはり、高原である。
少し風の冷たさは、あったけれど、爽やかは、格別である。

ゴールデン・ウィーク中は、人で、混雑した場所であろうけれど、平日の金曜日。

駐車場には、5~6台の車しか駐車しておらず、人に殆ど会わず、貸切状態の贅沢な空間を切り取ることができた。




長期休暇明け。

2015-05-07 12:15:10 | Weblog

初夏の日差しもひと休み・・・といったところだろうか?

半袖だと少し寒い感じ。

ゴールデン・ウィークも一応、終局だけれど、今日、明日の2日間を有給休暇にして、長期連休としていらっしゃる方も少なからずいらっしゃると思う。

私は、もう随分長い事、仕事をしていないけれど、お勤めをしていたころは、ゴールデン・ウィーク明けは、物凄く、イヤだった。

前月分の決算の最中に、休みで分断され、長期休暇明けが、一番忙しかった。

会計処理期日の関係上、どうしても、月初1日目までに終わらせないと、間に合わない・・・何故、こんなに余裕のない日程なのだろう・・・しかも・・・あの工場内で、短納期で、会計をやっていたのは、私だけだった。
本来ならば、月末に全て完了させなければならない案件を、特例で、1日猶予を貰っていたから。

・・・正社員でもないのに、ヒトの会社のために、何故にワタシが・・・と思いながら、やりきれない気持ちの連休明けだった。

休み明けで、ぐーたら過ごしたあとの助走というか、リハビリといか・・・そんな時間が、半日でもあれば、ペースを作れるのだけれど、寝起きで、100m全力疾走させられる・・・みたいな感じでもあった。

長期休暇明けは、自称・他称のうつ病患者さんは、休みがちになっていて、納期がなければ、ワタシだって、休暇をとりたいのに、休むことが許されなくて、会社に来ない人達の電話連絡を受けながら、どうしてこんな職場に配属になったのだろう・・・と自身の身の不運を嘆くばかりだった。

結局のところ、自分ひとりで、全部背負いこみ、誰からも理解されないまま、プレッシャーだけで、仕事をしてきた感がある。
いまにしてみれば、馬鹿の一言だ。

・・・そんなことを思い出す長期休暇明けである。

今後、あの会社がどうなるかわからないけれど、まあ、潰れる可能性は、少ないだろう。
地元でも、30年前から、潰れる、潰れる・・・と言われて、未だに健在だし、決して、少ないとは言い難い傷病治療中の社員なども、一向に減る傾向はないようだから、それが負担にならなければ、存続するだろう。私のいた部署は、先細りだから、統廃合は、あるにしても・・・。

今更、どうでもいいか・・・そんなことは・・・。

そんなことは、もう過去だ。

過去に振り回されるのは、もう止めにしたいと思ってはいるのだけれど、ゴールデン・ウィーク中にかつての職場で、一緒だったひとと、ランチに行ったから、思い出してしまった。