鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

立夏・連休最終日。

2015-05-06 04:41:46 | Weblog

爽やか・・・を通り越して、いよいよ本格的に夏を感じる季節の到来。

立夏・・・。

夏のお誕生日???って、ことでしょうかね?違うか・・・。

夜明けも、午前4時台になってきて、あと1ヶ月と半月くらいで、夏至を迎える頃だから、生命にとっては、勢いのある季節なのかもしれない。

・・・それにつけても・・・。
私は、真逆・・・というか、勢いもなく、只、なんとなく、ウツウツと暮らしている。

連休明けには、会社へ来ないうつ病の患者さんが、たくさんいた。
私も、連休明けは、もう気怠くて、ああ・・・あと1日休みがあれば・・・と、思うけれど、周囲から、いろいろと詮索されるようで、休日明けの月曜日とか、正月・GW・お盆・・・といった長期休暇明けには、無理をしてでも、出勤したものだった。

今となっては、もうどうでもよいことなのだけれど。

統計的?に、休日明けに休むヤツは、決まっていて、事務所の電話番も兼ねていたから、休暇連絡の電話を受けるのが、イヤで、ワザとお手洗いに行ってみたり、忙しいフリをして、席にいなかったこともよくあった。

イイワケなんて、聞きたくないよ・・・と思いながら。

こういうヤツに限って、査定の対象となる有給休暇がなくなると、絶対、欠勤なんて、しなくなるのだ・・・。

・・・なんだ、ホントにウツかよ・・・と思う。

ホントに、もうどうでもいいことだし、私には関係ない。

・・・そんなこんなの会社員生活だったけれど、もう戻れないかもね・・・?

連休最終日。

楽しくお過ごしください。




現実逃避的読書

2015-05-05 04:58:56 | Weblog
 
この数年間・・・正確には、2009年以降、これまでの読書が全くできなくなってしまった。
心因性のもので、読書を始めても、不安や絶望や憤り・・・全て、マイナスの感情と言われるものに憑りつかれて、ページを進めることなく、中断してしまう。

物語の中に入り込むことが、非常に困難になっていた。

しかも、夜は、眠れず・・・状態で、休日なども、本を開いただけで、眠たくなって、うとうとするけれど、入眠直前に、現実を突きつけられて(思い出して)、はっと目が覚めてしまい、あとは、ただ落ち込む時間に浸っているだけだった。

認めたくない現実に直面すれば、するほど、何処かへ逃避したいと思うけれど、それが読書と睡眠だったから、この二つが上手くいかなくなると、息抜きをする間もなく、不安という暗雲に包まれて、もうどうにも身動きできなくなってしまっていた。

せめて・・・読書や映画、そして睡眠が、それなりに機能していれば、辛い現実を、少しだけでも忘れることが出来るのに・・・。

そう思いながら、読みもしないのに、バカのように書籍を購入し、3年前には、ほとんど無かった書物の塔(・・・若しくは、書筍とよんでいる)が、部屋を占領し始めている。

最近、再び、大きめの地震などが、起きるたびに、書籍の塔は、ドサっと崩れ落ち、うとうと眠っているとドキっとして目を覚ます。

崩れたままにしておいても、あまり問題は、ないけれど、やはり、埃が溜ったりするので、再び、賽の河原のように、本を一冊、一冊・・・積み上げてみる。

ヒトツ積んでは、父の為、フタツ積んでは、母の為・・・って、何だか、相当、陰気になってしまった。

さて、一昨日も午前中に少し大きめの地震があったが、やはり、ひとつふたつ書籍の塔が倒れた。
少し読んで、中断していた本が、姿を現す・・・。

ああ・・・途中だったよなぁ・・・と思いながら、開いてみる。

読みたいのに、読めなかった1冊である。

上手い事、読めないのは、重々承知だけれど、一応、世間は、ゴールデンウィークってことだし(ワタシは、このところ、毎日がゴールデンウィークだ)、渋滞の高速道路の状況をテレビで見て、ビールなんぞ読みながら・・・さて、現実逃避でもしますかね・・・などと、ひとりで、ブツクサ言いながら、本を開く・・・。

でも、アルコールが入ってしまうと、もう眠気で、本を読むどころではなくなってしまうのだ。





涼麺

2015-05-04 04:25:40 | Weblog

季節が初夏に変わって、冷たい麺類が美味しい季節になってきた。

夏の麺の代表と言えば、やはり、素麺(そうめん)でしょうかね?
冷やし中華なども、季節もので、街の中華料理店でも、

『冷やし中華始めました。』

などとお知らせの貼り紙やのぼりなんかが立ってくるのもこの季節。

昔(昭和の後期頃)の冷やし中華は、不味かった・・・と思う。
ラーメンなどの中華麺を冷たくして、胡瓜、トマト、錦糸卵、ハムなどがトッピングされて、ツンっとする人工的な醸造酢(しかもヘンな甘さ)の味で、これは、お店で食べるのでも、自宅で、袋麺で作るのでも大して変わりがないような気がして、好きになれなかった。

ある時期から、この冷たい中華麺に、胡麻だれをかけて食べるものが登場した。

(・・・ああ、これなら・・・!)
などと思っているうちに、爽やかな黒酢を使ったものだの、高級化しつつある。
ラーメンが進化するとともに、冷やし中華もコレでは、イカン・・・と思ったのか、高級化してきた。

それまでは、家でもほとんど作らなかったけれど、最近、今頃の時期から、涼しくなる9月の終わり頃までは、時々、作って食べている。

普通の(私が行くような場末の)中華料理店で、冷やし中華の価格は、650円くらいから高くても900円前後だとおもうけれど、観劇などの際のハラゴシラエで食していた冷やし中華(これもひと夏に一度くらいしか食べないが)は、2100円くらいした(今年は、もっと値上がりしていると思う)。
冷やし中華というネーミングではなくて、『涼麺』というヤツで、麺は、蕎麦粉、味付けは、胡麻か黒酢のどちらかを選ぶようになっている。
蟹や海老、帆立貝などの高級食材をメインにしたどちらかと言えば、海鮮系である。

似て非なるものに、韓国の冷麺があるけれど、コレもまた不思議な食感の麺と冷たいスープは、牛の骨で取り、キムチやカルビなどを乗せて食べると美味しい。

生憎、お気に入りの韓国料理店というものを開発していなかったので、店舗で食べたことはない。
焼き肉屋さんなどへ行けば、食べられるけれど、冷麺をメインとして食べるのは、ちょっと・・・と思うし、焼き肉屋さんも、ここ暫くご無沙汰である。

冷たい麺類が、美味しい季節に入ったけれど、一緒に供する飲み物は、まだ暖かいもののほうが、嬉しい。
本格的な夏には、まだ少し時間があるせいだろう。




ガーリック・トースト

2015-05-03 05:02:30 | Weblog

今年のゴールデンウィークは、今の処、天候には、恵まれているようで、絶好のお出かけ日和が続いていて、朝のニュース番組(5月2日)では、早々と渋滞情報を流しておりました。

今日の今現在は、少し曇りがちのようですが・・・。


私は、会社員であった頃、朝は、全く食欲がなくて、十数年間、朝食を食べることは、ほとんどなかったのですが、失業して以来、夜中ずっと起きているときなどは、朝方になって、お腹がすくこともあったりして、最近は、時々、パンケーキなどを、食べたりすることもあります。

朝まで起きて、それから眠ったりと、生活に決まったリズムがない・・・というのは、メリハリもなくて、身体にも負担がかかりそうですが・・・。

朝の風景に、トーストは、よく似合うし、よくぞまあ、こんな美味しい朝食を思いついたもんだ・・・と思う位、朝のトーストは、美味しいと思います。
美味しいとは、思いますが、これまでは、朝食を食べる気力もなかったので、こんな朝の幸せを指をくわえて、眺めているだけだったのですが・・・。

今は、いつでも、食べたいときに食べればいい・・・ような状態なのですが、やっぱり、朝は、トースなのです(ときどき、極上の焼き海苔とアサリのお味噌汁、上手につけた糠漬けで、つやつやの炊立てのご飯も食べたいな・・・と思うけれど)。

・・・そんなこんなで、先週の中頃、家人と食糧品を買出しに出かけて、パンを買って帰ったのだけれど、添加物を極力避けたパン・・・ということで、あまり日持ちがせず、よくみたら賞味期限切れも近そうでした。

・・・この量を、賞味期限内に食べきるのは、ちょっと無理かも・・・。
冷凍しておこうか・・・と思い、取りあえず、適当にスライスして、ポリ袋に入れて、冷凍しておきました。

先週、映画の帰りに、イタリアン・レストランで、パスタの横に、バケットを、ガーリック・トーストに仕立てたものが乗っておりました。
相方が、分けてくれたので、食べてみると、コレが、サクサクして美味しいこと。
それを思い出して、作ってみました。

ガーリック・トースト。

作り方は、ネットで検索。

いろいろな作り方、材料も違っていましたが、基本、バターかオリーヴオイル(もしくは、両方)に、すりおろしたにんにくを加え、パンの表面に塗って、トーストする・・・ということのようです。オリーヴオイルを加熱して、ニンニクオイルを作ってそれを塗って焼く・・・と言う方法も。刻んだイタリアンパセリ(そんなもんは、自宅にはないけど)を振って完成・・・。乾燥バジルで代用。

簡単なのに、美味し過ぎる・・・!

トーストに、バターを塗って、ガーリックパウダーを振るという方法もありましたが、これも超簡単でおいしそう。私の好みでは、オリーヴオイルとバター少しというパターンが好きですね。


流石に、朝からガーリックは、胸ヤケしそうですが・・・。



『The Winds of God』

2015-05-02 04:50:32 | Weblog

昨日、俳優の今井雅之さんが、大腸癌で、闘病中であるということを知った。
状態があまりよくないようで、舞台『The Winds of God』を、末期癌のため降板したことへの会見だった。

『The Winds of God』

太平洋戦争の末期にタイムスリップしてしまったチンピラふたり。
特攻部隊へ配属されてしまう。
戦争終結の当日・・・特攻命令がでるが・・・。

初演は、27年前で、その後、何度も上演され、テレビドラマ、映画にもなった作品で、脚本・出演ともに今井氏。

私は、舞台を二度ほど見たけれど、サンシャイン劇場と伊國屋サザンシアター?だったような気がする(違うかもしれない)。

全力で、自転車を漕ぐふたりのチンピラ。

『No, More WAR ! 』

今井さんは、舞台の最後に叫ぶ。


今井雅之さんは、自衛隊の出身で、体力には自信のある方だった。
会見では、痩せて細ってしまい、声もあまり出ないとのことで、病院を転々とされ、余命1日、3週間と言われ(各病院の医師の見解が、違うらしい)、現在は、抗癌剤治療を行っているようだ。

いまや、癌は、ふたりにひとりが罹る病気だというけれど(生命保険会社の宣伝文句だ)、原発の影響などもあり、やがて、国民総ガン患者ということになる・・・かもしれない???

会見の様子だと、治癒の見込みも少ないらしいけれど、たとえ、舞台に復帰できなくても、脚本を書いたりして、まだまだ活躍していただきたいと願うばかりである。

今更、気付いたことだけれど、タイトルの『The Winds of God』は、『カミカゼ』ということで、あ
あ、あの神風なのか・・・と、本当に、今更ながら思った始末。

気が付くのが、本当に遅い。
(因みに、神の風かと思っていたけれど、カミカゼは、もうひとつの単語として、一人歩きしてしまった感がある。2001年の同時多発テロで、KAMIKAZE ATTACK(特攻?)という見出しが、紙面を踊ったのだけれど、特攻=カミカゼ・アタックとテロでは、全く意味が違うような気がする。イスラム教徒には、聖戦=ジハードだし、アメリカ人にとっては、やってることは、同じか・・・?)





五月の装い

2015-05-01 06:59:07 | Weblog

4月の下旬頃から5月にかけては、着用する衣服に悩む時期でもあるかもしれない。

朝方は、まだ寒いくらいなのに、日中は、半袖でちょうどよかったりするので、服装の調整が難しい時期だ。

早朝は、5℃以下だったりする日もあって、冬物のコートでもいいかな・・・と思うけれど、何が何でも、冬物はな・・・。

薄物のスプリングコートでもいいけれど、日中は、邪魔になるし、かといって、帰宅が遅ければ、やはり気温が下がってしまうから、やはり、羽織ものは、必要だろうし。

日中は、下手すると、30度近くまで上がる日もあるし、気温差が激しいから、体調管理も難しいし、更に、メイストームというような台風なみの春の嵐もあるし、走り梅雨などという雨期もどきもあったりで、爽やかなイメージとは、裏腹に、案外、過ごし難い季節なのかもしれぬ。

和装でも、袷か、一重か、紗や絽は、少し早すぎるかもしれないけれど・・・などなど・・・。

難しいのが五月の着物。


それでも、やはり、夏を先取りしたいし、お休み気分だから、軽い服装でお出掛けしたい時期でもある。
・・・もっとも・・・ワタシ個人に至っては、生来の出不精で、この1年半というもの、外出は、週に一度くらいだから、何をかいわんや・・・である。

週に一度くらいしか、外出しないのに、装いもへったくれもないけれど、この時期は、冬物を仕舞い、夏物を出すくらいのことはする。

冬にお世話になったコート類をクリーニングに出すのも、毎年この時期で、クリーニング店から、会員更新のハガキなどが来て、割引率も大きくなっている。

正式?な衣替えというのは、6月1日だろうから、あと1ヶ月、冬物か夏物か、その日の気温と相談しながら決めることになる。

・・・もっとも・・・週に一度くらいの外出なのに、服のヴァリエーションがない。
着ていく服がないのに、着られない服は、箪笥の肥やしになっていて、どうしても、着やすい、ラク・・・といった方向に流れていて、会社の事務服を離れも、やはり、着た切り雀なのである。

着た切りは、寝たきりになっているから、極上の絹パジャマの一着でも、新調したいところだけれど、なにしろ、無収入になって、はや5ヶ月目に突入。

限りなく、ゼロに近づいていく、預金口座を眺めていると、買っても着なかった服などを、引っ張り出してみると、コレが、結構、たくさんあったりする。

暫くは、トッカエヒッカエ、着ることにするとしようか・・・。


それにつけても、難しいのは、五月の装い。