鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

雨期の冷気

2017-06-16 22:36:26 | 自然・気象

夕方になりかけの3時半頃、開け放しておいた窓から、サーッと冷たい風が吹き抜けて、それまで29℃近い数字を表示していたデジタル時計の温度計が、30分立たずして、26℃まで下がっていて、遠くから雷鳴・・・。

急激に冷えて来たな・・・。半袖じゃ、ちと寒いや・・・。


今年は、カラ梅雨気味?のようで、降りそうで、降らない。

4時過ぎ、相方から電話が掛ってきて、30Kmくらいしか離れていない相方の居る県央では、雷、雹(表)と伴に、雨も降りだして、車外気温20℃とのことであった・・・。

↓翳り行く碧空:冷たい風と共に、妖しい雲が出てきてはいるが・・・。


本日も、雨が少し降っただけで、止んでしまった。

北海道などは、氷点下6℃?などというニュースも報じられていたのだけれど???

雨の降る前の自室の湿度は、49%で、梅雨時ではないような・・・。

気温の降下は、たぶん、寒気の南下かも・・・?

雨期なのに、何やら雨期らしからぬお天気。



生き意地?が汚い人々。

2017-06-13 19:05:12 | Weblog
お昼過ぎから雨。
梅雨寒。

お天気がよくないようで、何やら寒いし、薄暗いので、正午まで、眠っていた。
寝たのが、朝方の5時くらいだったから、トギレトギレだけれど7時間くらい眠ったようだ。

夕刻、家人の『血圧が高い。』が、また始まった。

デジタル血圧計の最高値が、150Hg
二度目に計測すると、更に170Hgにハネ上がった。

もうこうなると手におえない。

即、病院へ行くことになる(この程度のことで、病院へ行っても、入院させてくれるわけでもないし、様子を見て、悪ければ、また明日来てくださいといわれるのがオチなのだ)。

『大丈夫だろうか?』

・・・が、家人の頭の中から離れなくなる・・・。

ひとりで、対処してくれるならそれでもよいのだが、必ず、私を巻きこむ。

『大丈夫かな?』

・・・と聞く。

大丈夫かダメかは、本人が決めることだし、私は医師じゃないから『わからない。』とつっぱねるしかない。

こと自分自身の身体に関しては、『キチガイ』じゃないかと思えるくらい神経質だ。

もう平均寿命と言われる年齢迄は、生きてきたのだし、寿命に尽いては、本人にだってどうすることもできないのだから、いい加減にしてほしいと思う。

こんな事を言うと、冷たいだの、薄情だのと罵られるのだが・・・。

ウチの家人は、自分の子供(私)に対して、自分はもう長く生きられないから・・・と、40年以上言い続けた・・・或る意味、根性のひとでもある。

私は、すっかり洗脳?されて、言いように使われてきたので、具合が悪いと言い出すたびに、今度は、本当に、死んでしまうのではないかと心配する習性が抜けなくて困っている。

所謂・・・。

『生き意地が汚い』というのだろうか?

日々、変動する血圧に一喜一憂しても仕方がないのに。
いっそ、同じ数字しか出ない血圧計など開発してもらいたいもんだ・・・と思う。

毎日、毎日、足が痛い、首が痛い、眩暈がする、歩けない・・・実際に不調なのだろうが、逆に言えば、一番恐れている『死』を迎えれば、自分を悩ませるそれらの不調からは、解放される唯一の道なのだが・・・。



某・歌舞伎役者夫人の癌闘病(のブログ)が、日々、話題になっている。

死亡日予言迄されているらしい。

マスコミには、カッコウのネタだな。

癌治療(特に、抗癌剤治療)は、苦しいと聞く。

その苦しさの果てには、全快への希望があるから続けられるのだろうと思うのだけれど、あのブログは、おカネを産むキンのタマゴだそうで。

年間だが、月間だか知らないが、2千万円だか?の収入になるそうである。

CMスポンサーが、抗癌剤オプシーボ(←あまり期待が持てないお薬らしいが???)の小野製薬。

苦しさ、痛さをカネに替え・・・。
カネと命の引き換えかも・・・。
早々に回復してしまっては、そのあとが、困るのかもしれないなどと、ヘンな邪推をしてしまった(ごめんなさい)。

でも早く回復したいよね。

まだお若いし、お子さんも小さい。

梨園というお家に嫁ぎ、そのお家は、借金だらけ。

ガンを、ネタに、稼ぐ・・・???それもまた、『生き意地が汚い』ひとびとなんだろう・・・と思ったりする。

逆に、ガンがお金を産んでくれる稀有な例かもしれない。
普通は、ガン治療には、莫大な費用が掛かるようだし。

ヒトの生き死にをお金に換え、日々、いつ死ぬだの、死亡予言だの出ている某歌舞伎役者夫人の記事を見るたびに、冷たいだの、薄情だの、ひとでなしだの・・・と言われるかもしれないが・・・『まだ生きていたのか・・・』などと思ってしまったりもする。

死に際まで頑張るんだね・・・きっと・・・。

それは、それで、立派なことなのだろう・・・たぶん。

そうです。
生きていてナンボ。
『生き意地が汚』くて何が悪い???


私などは、そこまでしても行きたいとは思わないし、死ぬとわかっているなら、病気で、死相が出ている顔など誰にも見せたくないし、静かに去って行きたいと思っている(思っているだけで、実際そうなったら、どうなるかわからんのだが・・・。ツマラナイ人生だったから、早く幕引きしたいけれど、コレばかりは、寿命だからなぁ)。


某・歌舞伎役者夫人のご本復をお祈り申し上げます。


『花戦さ:鬼塚忠・著』

2017-06-12 23:24:00 | 本・読書

夏日なれど、風冷たい。

湿度低く、凌ぎ易い雨期の始まり・・・。


先週、映画『花戦さ』をみて、是非とも原作を読んでみたい・・・と思って、買い求めました。
私は、基本的に、書物は、それなりの代価を支払う・・・を旨としておりますので、購入した文庫本は、新品のもの。
古書なども十数点の出品がありましたが、配送料など含めると、新品と幾らも変わらないかったですし(←タダ、それだけ・・・なのですがね・・・)

さて・・・。

書物の内容。
意外と、サラリ・・・と書かれた文章ですね。
鬼塚さんという作家さんの御本は、初見でしたが・・・。

どうも・・・。
映画の池坊専好(野村萬斎さん)のイメージが強くて、なかなか原作の専好さんのイメージと繋がらなくて・・・。

映画の千利休(佐藤浩市さん)は、何故か、最初から違和感がありすぎて・・・。
そして、本書の千利休さんも・・・同じく・・・(たぶん、三浦綾子氏の『千利休の妻たち』が、私のイメージの原点になっているからなのかもしれませんが。なかなか更新されないのよね?イメージってさ・・・)

読んでから見るか、観てから読むか・・・(角川映画創生期のキャッチコピー、因みに本書は、角川さんの出版)。

読んでから見ても、観てから読んでも・・・たぶん、違和感アリアリ・・・なのでしょうね(個人的感想です)。


池坊専好さんというひとは、実在の人物・・・だそうです。

そういう人物の存在すら知らなかったけれど、イケバナをされている方には、常識?なのでしょうかね???

映画では、野村萬斎さんが、上手く作り上げた感じでしたが、原作本では、あまりインパクトがないような・・・まあ、穏やかで、優しい・・・美の天才という描かれ方をされていました。

利休さんについては、色々な小説で、様々に取り上げられており、茶道の天才、只の業突く張りの商人、美輪明宏さんなどは、『単なる喫茶店の親父が、エラぶって、安物のクズ茶碗に高値つけている!』なんておっしゃっていましたが・・・実際のところは、どうなのでしょうか・・・?

映画に登場する天才絵師の娘・蓮(れん)は、映画の中だけのお話だったようです。

ただ・・・やはり、花というイキモノを扱う上で、映像の方が、強かったかもしれません。
原作本には、『色』がなかったような気がします。

戦国の世を生き、己の『美』を追求する天才たちを描く・・・。


『読んでから見るか、見てから読むか・・・』は、あなた次第???





空雷~笑言啞啞(しょうげんあくあく)。

2017-06-10 21:56:50 | 自然・気象
 
随分と気温が上昇して、真夏日。

30℃を超えの日中。


・・・やはり、真夏と違うのは、風が冷たい・・・という一言に尽きる訳で。

雷雲の接近と伴に、暗い雲と冷たい風が吹き抜けてきたのが、午後がゆっくり熟成されるような午後2時半くらい。

今日も、一雨来そうだなぁ・・・などと思っていたら、雷鳴、稲光・・・。

雑木林も、サワサワから、ザワザワに、音が変わる。


来るかな・・・来るかな・・・?

・・・と思ったら、大粒の雨。

キターッ!と思ったのだけれど、なんだか、晴れてきた・・・???


空雷・・・だったのか・・・。

空雷・・・と言えば、易経『雷山小過』の五爻 密雲あれど雨降らず・・・だろうか?

雷(震)の卦は、

雷天大壮/天雷無妄、雷沢帰妹/沢雷随、雷火豊/火雷噬蓋、震為雷、雷風恒/風雷益、雷水解/水雷屯、雷山小過/山雷頤、雷地予/地雷復

15卦あるけれど、やはり真打は、震為雷。

笑言啞啞(しょうげんあくあく)。

雷が鳴り始めると、雷鳴、稲光に恐れおののき、ドキマギしてすごすけれど、去ってしまえば、凄かったねぇ~~などと笑いながら話すものである。

ましてや、空雷は、肩透かしを喰わされた感じが、無くもない・・・。

梅雨明けは、雷三日・・・雷が、3日間続くよ・・・と言われているけれど、梅雨入り前もまた・・・雷三日なのだろうか・・・(居住地によって、気象条件が違うかもしれないけれど)。


雨期の予感・・・もうすぐ。

笑言啞啞(しょうげんあくあく)。



雷さまも、酔っ払ろうてござる。

2017-06-09 20:54:45 | 詩のような・・・?もの

雷鳴。

雨。


鼎子堂・・・本日、夕餉にて、先週の今日・・・すなわち、6月2日(金)に、諏訪の湖畔の食事処にて、買い求めたる地ビールなぞ、開けて・・・。

ひとり・・・酔っ払ろうてござる。
雷さまも酔っ払ろうてござる・・・。


昼餉は、市内のフレンチにて、むかしの友と、久しぶりに会おうて
鱸(すずき)のソテーなど賞味し

今は、職を去りし、むかしの友と、お互いの身の・・・

何故だか、とても、虚しい金曜日・・・。


そのあと、13年の付き合いの・・・もう旧き車の半年点検にでかけるも・・・

タイヤ既に劣化に達し、そろそろ換えどきなどと・・・。

新車のご購入など、ご検討の時期かと・・・、のたまわれ・・・。

未だ、4万キロしか、走っておらぬで・・・?

それより、なにより、定期収入を持たぬ身に、新車を勧める愚の骨頂也やなりと思ひつつ。


自宅に戻りて、家人への夕餉の支度。


昼間のフレンチ、まだ、胃の中で、滞留中なれば。

暫く経て、湯に浸かりて、そろそろ、ハラも減ってきた。


旧の友よりのご進物。

和洋の菓子・・・我が家は、老いた家人と、老いつつある我が身の鼎子堂の世帯。

ひとまづ、諏訪の地麦酒など・・・傾けて。

雷さま・・・酔っ払ろうてござる。
鼎子の堂も・・・酔っ払ろうてござる。

麦酒付きの食事も済んで・・・。

大量の菓子なども・・・。

ひとつ、ふたつ、みっつ・・・といただき。

コレは、身体には、悪かれど。

たまには、許してやろうかい・・・酒と甘物。




毛布②・・・と、夏と・・・。

2017-06-08 21:21:21 | Weblog

終日のくもりぞら。

日中は、夏日になるものの、夜や明け方などは、気温が下がりってきて、5月の下旬に真夏日になってから、秋までは必要ないかな・・・と思って、一度仕舞った毛布を引っ張り出し、まだ仕舞えずにいて、まだ梅雨入りのニュースは、聞いていないものの、あまり暑くならないとよいなぁ・・・などと思っています。
(結局のところ、梅雨明け迄、仕舞わずともよかったのか・・・梅雨明けしたら、また洗濯するか・・・)

半袖だとちょっと寒いかなぁ・・・なんて昨日でしたが、今日の日中は、半袖でもよいくらいだし、夜間になれば、長袖・・・と気温に併せて、脱ぎ着きしているくらいがちょうどよい気候なのかな・・・?と思ったりします。

今の処、シルク毛布を薄手の羽根布団に包まって、生活しておりますが、少し暑くなれば、毛布なんざ、見たくもない・・・とさっさと片付けてしまいたくなりますが、少し冷え込んでくれば、また包まって、あたたかい幸福感なぞ感じたり致します。

そんな毛布が一番有難いのは、やはり、暑さから一転、急に冷え込みだしたりする秋分過ぎくらいからでしょうかね???

まだ夏至には、ちょっと時間がありますが、もう秋分のハナシなのは、私は、体質的に夏に弱く、暑いと一気に食欲が失せるからです。

夏を思うと憂鬱です。
憂鬱に支配されるのは、気温差によりますが、暑いのは、全くダメなのです。

暑いのと寒いのでは、寒さの方が、まだ救いがあるような気がしますが、相方などは、暑いのはいくら暑くても大丈夫・・・というひとがいるのが不思議です。

暑さ、寒さにも限界があって、この十年間で、夏の暑さは、更に凶暴化しているから、恐怖だし、通年中、あまり外出もしないから、ここ数年は、冬の寒さには、鈍感になりつつあるようですが・・・それにつけても、耐えられないのは、これから訪れるであろう夏の暑さです。

私は、杞のくにの住人ですから、まだ暑くなっていないうちから、暑さを心配し、アレコレ、対策など立てようにも、身体は、動かず、やはり、のらりくらりと夏をやり過ごすしか方法がなさそうです。

県西で、今、蛍が見頃・・・というニュースもあって、やはり夏は、確実に訪れ来るようです。

今年は、大量発生?だとか・・・。

毛布から、始まり、ホタルで終わる・・・って・・・相変わらず、何の脈絡も、オチすらもない・・・益体もない・・・
いつもの鼎子堂なりやなり。

何のことはない・・・早まって、毛布を洗濯して、後悔した・・・というだけのおハナシでした・・・。



映画:花戦さ

2017-06-07 23:57:40 | 演劇・映画
 
宵のうちから雨。
関東も梅雨入りでしょうかね?


夕刻より、隣々市のシネマコンプレックスへ『花戦さ』を鑑賞に。

戦国の世に、花僧と呼ばれ、花を活ける人達がいました・・・。
池坊と呼ばれ、現在では、生け花界を席捲する流派のようです。

私は、イケバナ・・・というものは、なんだか、装飾的に不自然に捻じ曲げたりするのが、好きではなく、姉が、一応、師匠の看板を貰っているので(池坊さんではありませんが・・・)、生け方なんかは、ほんの少しだけ、見たことがある・・・くらいです。

もともと・・・私は、やはり野に置けレンゲソウ・・・なので・・・。
(人工的な華美な装飾は、好みではないのかも・・・しれません)
・・・それなので、イケバナには、全く興味を持てずにいました。

・・・只、その歴史を鑑みれば、なかなかに興味深くもあります。
映画は、その入り口でもあるのかもしれません。


立花とか、生花は、武士の嗜み。

茶の湯と生花は、戦国時代・・・あたり?からなのでしょうかね???
それともお公家さんの専売特許だったものが、武士やみやこの人びとに広まっていったものなのか・・・。


・・・物語は、戦乱づつく、戦国の世。

河原には、無数のご遺体が、野ざらしになっています。
そのひとつ、ひとつに、花を手向け、経を唱えるひとりの花僧・専好(野村萬斎さん)がおりました。
その河原で、死にかけた天才絵師の娘・蓮(森川葵さん)を助けることになります。

織田信長(中井貴一さん)に召され、岐阜で、得意の松を題材に、花を活けることになりました。
そこには、千利休(佐藤浩一さん)との運命的な出会いがありました。

その席には、後に、花を持って戦うことになる後の豊臣秀吉(市川猿之助さん)の姿もありました。

花は、ひとに、生きるチカラを与えてくれる・・・。

美しい花々とその造形美。
しかし、もともとは、仏の供養のため、仏前に供えられるたもの・・・。

専好は、全ての花の中に、仏性を見出して行きますが・・・やがて、天下の覇者となった秀吉に、大切な友の命を奪われ、花の中の仏性を見失います。

けれど、花と生き、花を活け、花と共に在るのが、専好のさだめなのでしょう。

美しき花も、可憐な花も、野に在る花も・・・毒持つ花さえも・・・。
或いは、毒持つ花にも・・・それは、ヒトにとっての毒であり、花には、なんの咎もない。
むしろ、薬に変わることさえありましょう。


池坊の華麗な生花の世界を堪能できる作品に仕上がったようです。



シネマ歌舞伎・東海道中膝栗毛やじきた

2017-06-06 21:51:32 | 演劇・映画

九州地方梅雨入りだそうです。

いよいよ雨の季節がまじか・・・。



昨日(5日)は、夕刻より、隣市のシネマコンプレックス迄、シネマ歌舞伎を鑑賞に。

昨年8月の歌舞伎座公演。

十返舎一九の『東海道中膝栗毛』をコメディ・タッチの現代風歌舞伎にアレンジ。
脚本は、主演の市川猿之助さん。

ご存じ?(←実はあまり良く知らなかったのですが)弥次さん、喜多さんのお間抜けコンビが、歌舞伎座の後見のアルバイトの失敗やらで、役者さんを怒らせてしまったり、溜った借金の取り立てやら、何やら、かにやら、江戸を逃げだし、お伊勢参りの途中の宿場で、ドタバタ喜劇(ドリフなみのコント・・・???)。


弥次郎兵衛役に市川染五郎さん、喜多八役に市川猿之助さん。

市川右近さん、市川亀蔵さん、市川笑也さんほか、市川一門勢揃い。
中村獅童さんの出演も。

何故か?ラスベガス迄流され???本気歌舞伎の連獅子などの舞踊系もご披露。

去年の8月・・・といえば、かの東京都知事のスキャンダルが、ピークだった頃なのか、その手の時事ネタなども、多数盛り込まれておりました。

映画に編集し直されておりますが、たぶん、カット場面も、随分と多かったのだろう・・・と思います。

シネマ歌舞伎新作ですので、上映期間も3週間と長め(通常は、1週間程度)。
特別興業なので、割引はなし(前売りが1800円なので、そちらを利用されると、多少、割引感があります?)




諏訪湖へ②ドライヴは、助手席に限る・・・。

2017-06-03 22:52:22 | Weblog
 
昨日は、諏訪湖周辺を巡ってきまして、戻ってから、地図や路線図を改めて、眺めなおしますと長野県は、本当に、山の国だなぁ・・・と思います。

飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈の連なりにある高山、名山の数々。
その山裾に開けた街並み。

四方に山を臨み、山に沿った暮らしがあるのだと思います。

今回は、上信越自動車道・佐久ICを起点に、立科町、長和町を通る国道142号線をひたすら・・・只ひたすら南下して諏訪湖を目指すドライヴとなりました。
周辺には、霧ケ峰、美ヶ原、蓼科、清里など、避暑に行きたい高原へのルートと距離を記した道路案内版。

『リゾート地だよね~~~。別荘いいよね~~。冬は、ヤダけど(寒いから)。』

などと言いながら、助手席で、時々、グーグー眠ったりしながら。


国道は、カーブは多いものの、整備された広い道路です。
標高が高くなるとガードレール下は、谷底だったり・・・スリリングな場所も。

自宅から片道4時間。
高速料金、有料道路など7000円也、ガソリン代3000円くらいでしょうか。
(ひとりあたま5000円くらいね)

電車だと運賃が片道5000円くらいだから、料金だけだったら、車の方が安上がりかもしれません。
(もっとも、車には、税金だとか、税金だとか、税金だとか、点検だとか・・・かかります)

車のよいところは、自宅から、ほぼ、自分で動かなくてもよい・・・というところでしょうか。
そして何より、他人の干渉が、ほとんどない・・・ということかもしれません。
それに、荷物も沢山つめます。
この時期、服装で、失敗することも多いですし・・・(薄着で、外出して寒すぎた・・・とか、厚着したら、暑すぎた・・・とか・・・服装での悩みが減ります)。
ブランケットや靴なども持ち運びできますし、選択肢が広がることでしょうか・・・。

・・・ただ、私には、高速道路を運転するのが、怖いので、ひたすら助手席に限るのです。

免許取立てのころは、長野県の高原へドライヴするのが夢でした。

出来るだけ人出の少ない日(主に平日)を選び・・・季節も良い頃・・・となれば、会社勤務中には、少し難しかったりするし、いつも疲れていたので外出どころではなかったりして、実現できませんでしたが、車を運転して、連れて行ってくれるひとがいると、こうも簡単に叶うのか・・・。

長野県は、憧れの地でした。
住んでみたいところでもあります。
私は、ずっと平地で暮らしていましたから。

また訪れることができるでしょうかね・・・長野県の高原へ。


季節は初夏へ・・・光は真夏、風は真冬?の諏訪湖畔

2017-06-02 23:52:12 | Weblog
明け方午前3時過ぎに、激しい雷雨。
雷と豪雨。

そんな雷雨も、出かける時間の午前6時を過ぎたころには、過ぎ去って行って、爽やかな夏空。

本日は、相方と長野県・諏訪湖へ。

北関東自動車道、関越道、上越自動車道を乗り継ぎ、佐久ICで、高速道路を後に、国道を使い、諏訪湖へ。

北関東自動車道最初の波志江PAで、最初の休憩。


(↑波志江PAの施設入口に、巣をかける燕。見えにくいですが、赤丸印の中です)

次の横河PAで、相方持参(珈琲豆は、私が提供した小川珈琲)の珈琲とコンビニで購入したスコーンで、軽食。



(↑珈琲店タリーズの隣にイングリッシュガーデン造園中の看板有り。テラス風のテーブルとベンチに寄せ植え花々)

山の稜線が、ゴジラの背びれに似ているので、勝手に名づけたゴジラ山(妙義山)を後に、碓井軽井沢迄は、何度か来たことがあったけれど、この先は、未体験ゾーン?へ突入です。

佐久ICを後に、国道をひたすら南下。
国道の山道を2時間近く・・・。
眼下に諏訪湖と諏訪市の街並みがみえてきたときには、なんだか、ほっとしました。

まずは、諏訪大社下社・秋宮へ参拝。


参道には、オルゴール美術館やお土産屋さん、飲食店がならんでいます。

暫く散策して、目的の北沢美術館へ向かいました。


(↑北沢美術館)

(↑撮影の許されているガレ・ひと夜茸ランプ)

実物をみると意外に大きなランプでした。
幻想的な光を放っています。

展示室には、アール・ヌーボー、アール・デコを代表するガラス工芸作家エミール・ガレを筆頭に、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどの繊細な作品が、薄暗い光の中、美しくも妖しさを秘めた光を放っているようです。

・・・美術館には、私たちのほか、年配のご夫婦と思われるおふたりだけ。

時刻正午過ぎ。

諏訪湖畔のレストランで、ランチ。
地元の有名店らしく?混雑していましたが、サラダバー、ドリンクバーのついたランチを注文。
サラダバーの野菜類とランチプレートの野菜が、ものすごく美味でした。
お肉類、ハムなどの燻製加工食品、温野菜のアスパラガス、カリフラワーも茹具合がちょうどよくて、本当は、観光地の飲食店のランチには、あまり期待していなかったのですが、期待外れの美味しさでした。





かなりな強風の中、暫く湖畔で遊び、しかし、あまりの風の冷たさに早々に撤退し、諏訪大社下社・春宮へ。


(↑秋宮より静かな佇まいの春宮の鳥居)

(↓境内の御社)






春宮の奥にある願掛けの万治の石仏を参拝したあと、帰路につきました。

中央自動車道から東北自動車道か、往路の上越、関越、北関東自動車道へ戻るか迷いましたが、復路も同じルートで、帰ることに。

夏至前の午後7時は、まだ明るいうちに、地元へ戻ってこられました。

信州長野は、随分、近くなったなぁ・・・と思いました。

12時間で、往復できてしまいました。