12月14日(火) 晴
師走とは思えない、暖かく穏やかな今日。
午前11時半から、経済界倶楽部関西12月例会が、ホテルニューオータニ大阪「鳳凰」の間で始まった。
本日のゲストスピーカーは、元ローソン・ジャパンの都築富士男社長だ。
さくら♪が、広報顧問を務めさせていただいた京都の酒販コンサル・KLCの社外重役を務めておられた都築さんとは、祇園のクラブなどにお供することがあり、「ダイエーのお荷物だった倒産寸前のローソン再建を果たし、80店舗しかなかったものを、在籍中に3000店舗にまで急成長させた凄腕元社長」と伺っていた。
温和で穏やかな方で、何気ない一言にも、確かな視点と実行力を兼ね備えた結果が盛り込まれ、話される全てを聞き漏らすまいと、襟を正したことを思い返す。
写真上(左)の佐藤有美さんは、雑誌『経済界』の創刊者にして主幹を務められた佐藤正忠さんの長女にして、ご本人曰く「バツイチで高校中退の元ヤン 」(『佐藤有美オフィシャルブログ・虎ノ門で働くオンナ社長』より)という華々しい経歴を隠すことなく、名門経済雑誌を率いて20年。 父君から引き継がれた併設の異業種交流会『経済界倶楽部』も、実に1000社を擁する規模に育てあげられた手腕の持ち主である。
さくら♪を引き合わせてくださったのは、旧知の世田徹・前同社関西支社長(現・名誉顧問=写真下の右端)で、有美社長とは今回が2度目のお出会いである。
なのに、心許せる旧知の仲のように思えたのは、「高卒、今ヤン(もどき)」のさくら♪が、有美社長と相通じたのかもしれないけれど、それをここで申し上げるのはおこがましく懼れ多いようにも思える。
世田さんには、数十年来なぜか認めていただくことがあり、お声掛けをいただき、バイオラバーの山本化学・山本富造社長、くれおーるの河西芙子会長ほかの辣腕BOSSにお引き合わせいただき、有難い次第である。
物腰柔らか、心胆剛毅。 意外な一面もお持ちで、大阪国立文楽劇場のロビーでお出会いした和服姿のご夫妻は、まるで一幅の絵であった。
写真下(右から2人目)の男性は、冷凍・空調設備の専門商社「カナオカ機材」(東大阪市)の金岡重雄会長だ。 関西経済界の長老にして、関西経済人の異業種交流団体「CS(カスタマー・サティスファクション=顧客満足度)研究会」が今年10月、発足30年を前に「CS元気活力塾」にパワーアップした、とマスコミで話題になったばかりだ。
さくら♪は、お見知りいただいて30年余りになる。
その間、夫人の時子副会長にも金つなぎの会を応援いただいたりして、まことに有難く嬉しいご厚誼をいただいている。
ご自身が歴史ある異業種交流団体を主宰しておられるにもかかわらず、重雄会長のお姿はほかに、船場経済倶楽部の異業種交流会でもお見受けし、長年変わらぬ【学ぶ姿勢】に、心からの敬意を表するものである。
さくら♪のお席は、懼れ多くもメインテーブル。 左は都築先生、右は金岡会長、お向かいは今西土地建物の今西頼久社長だ。 父君の恭晟会長には、船場経済倶楽部の朝食会でお目にかからせていただいた記憶がある。
業界に尽くされた功績で、黄綬褒章や旭日双光章を受章なされ、ご子息の頼久社長も、このレールに乗って行かれることと、期待がかかる。
それにしても、平素は8人掛けのテーブルに4人が座り、広い会場にいつもの半分の80人弱のご参加と聞いた。
新型コロナ下、蔓延もないというのに、このようにしないと営業できないんですって!
ニューオータニ鳳凰の間といえば、あなたの出版パーティーの華やかさが思い出され懐かしいです。
関経連・東洋紡宇野会長、同じく関経連副会長・ダイキン工業山田会長、マルビル吉本会長、キンチョ―上山会長、小篠綾子氏ほか多士済々のご参加を得て、中心で輝いておられた。
すべて鬼籍に入られたのに、あなた一人は矍鑠としていまも輝いておられる。
あっぱれ女丈夫、益々のご活躍を。
>すべて鬼籍に入られた…
ほんとうに、あの方もこの方も、粛々と向かって行かれました。
次の世は、【新たな自分を生かせる素晴らしい場所】と心得、逝かれた大先達の皆々さまにお会い出来ることを、今からわくわくして心待ちしております。
ありがとうございます。