健康と社会福祉のための『ふれあいフェスタ』が行なわれ、今年も友だちに「手伝って!」と言われて国際交流のブースに参加した。友だちには、「国際交流協会のメンバーで出来ないものは縮小した方がいいのでは」と言っているが、いざ本番近くになって「手伝って」と言われると、断れないのが「NPOおたすけ」の弱点であり良い点でもある。
「NPOおたすけ」は防災のための井戸掘り、地域イベントへの参加、リサイクル運動の3本柱で活動しているから、地域イベントである『ふれあいフェスタ』に参加することは目的に合っているし、このところ国際交流の事務局とはいろんな面で親しくなっているから、「NPOおたすけ」のメンバーも当然のことと思って協力している。
私たちは「冠バッチ」作りを担当した。当初はお客もなく、ただ立っているというのも疲れるもので、どうなっていくのかと心配になった。そうこうしていると次第にお客が増え、ピークの時は写真のプリントが間に合わないくらい忙しくなった。子どもたちは「冠バッチ」がどうしてできるのか興味があるようで、身を乗り出して私たちの作業を見ていた。
写真がきれいならまあまあの「冠バッチ」が出来る。年頃からお年寄りまで、大人も多くの人が「冠バッチ」を求めてくれた。中には意中の女性の写真を撮って、「冠バッチにして欲しい」と言って来た老人もいた。大きな体育館の中はよく見れば圧倒的に老人が多い。姉妹提携の町村からも産物の販売に来ているし、物品目当てに買い物に来る人たちもいる。
「誰かが、どこかで決断しない限り、フェスタは続くだろうけれど、ますます老人ばかり増え、これでいいのかねえー」と言う人もいた。確かにいろんなフェスタが開かれているが、本来の目的から外れて祭りが中心になっている。人を呼び込む催しが目立ち、何のために行うのかが吹っ飛んでしまう傾向にある。
鉢の土の入れ換え作業も疲れるが、ただ立っているだけのイベントへの協力も疲れる。明日はチューリップの植え込みが出来るだろうか、ちょっと心配だ。