友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

行方不明の男の子、見つかってよかった

2016年06月03日 18時30分28秒 | Weblog

 北海道七飯町の林道で置き去りにされた小学2年の男の子は、10キロほど離れた自衛隊の施設にいるところを隊員に見つかり保護された。行方不明から約1週間になるが、この間は水しか飲んでいないようだ。どうしてここまでたどり着いたのか、この間何をしていたのか、なぜ出てきて助けを求めなかったのか、詳しいことは分からないが無事で何よりだ。

 父親の話では、公園で遊んでいた時に人や車に石を投げたので、しつけのために途中の林道で車から降ろしたらしい。それで5分ほどして引き返したが見当たらなくて、「山菜採りの途中ではぐれた」と警察に捜索を願った。しかし、山菜採りなのにそれを持っていないので聞き返され、「しつけのために降ろした」と言い直した。

 仕置きのつもりだったのが、逆に子どもからしっぺ返しされた結果となった。病院で面会した父親は息子に「ごめんな」と謝っている。怖がりだという男の子だが、日頃は厳しく叱ることのなかった父親から叱られたので、怖がりだからこそ両親の後を追わなかったのかも知れない。施設に留まっていたのも、出て行ったらもっと叱られると思ったのかも知れない。

 私の知っている夫婦も、子どもがあまりにも言うことを聞かないので、公園に置かれた大きな金網のゴミかごに入れ、「言うことを聞かないから捨てて行く」と言って立ち去ったという。子どもは小さくてかごから自力で出ることは出来ずただ泣くばかりだったので、様子を見ていて出て行き、「もう分かったの?」と声を掛けて外へ出したと言う。

 家族で、レストランで食事をしているのに、長女があまりにも目に余る行動をするので、「ひとりで帰りなさい」と叱ったことがあった。家まで20分くらいの距離だが、無事に帰ったか気になって仕方なかった。子どもは大人が考えること以上のことをやってしまう。今回も結果は無事だったからよいが、もし万が一のことにでもなれば悔やんでも悔やみ切れない。大人の方が先を見通しておかないと、ただ叱るだけではダメということだ。

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