友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

人としては「納得」できる

2017年09月08日 17時32分30秒 | Weblog

  朝のNHKテレビの『ひよっこ』、昼の朝日テレビの『やすらぎの郷』、どちらも15分の連続ドラマだが、働き盛りの人たちは見ている暇がないから、ドラマを観ているのは私たちの年齢の人が多いだろう。それを意識してなのか、『ひよっこ』の舞台は昭和30年末から40年代の初めで、この頃に青春だった人たちが共感するように作られている。

 『やすらぎの郷』は脚本が倉本聰さんで、出演者に往年のスターを揃えている。高級な老人施設で繰り広げられる、かつて華々しく活躍した人たちの物語だ。今週は、戦前からみんなに慕われた銀幕の大女優の死を通して、かなり真面目に死と向き合う展開だった。「死で一番大切なことは納得である」というセリフが妙に残る。

 死ぬ時に、納得もない、否応なしではないか。そう思う。けれど、倉本聰さんはドラマで、「苦しんで死ぬ人も、時間が経つと穏やかな顔つきになっていく。それがきっと納得だと思う。姫(大女優のこと)は死を迎える前からとても穏やかな顔をしていたから、納得されていたのだと思う」と、医師に話させている。

 70代や80代の入居者だって、若い人との恋愛に陥ったり、男同士や女同士で張り合ったり、まだまだ俗世間と変わらない人間模様が展開されてきたが、やはり人の最終局面についても取り上げてきたかと「納得」した。あの世があったとしても、死はこの世での終わりである。私は何も残したくないので、子どもたちには「焼き場で骨を拾ってきてはならない」と告げてある。

 山尾志桜里議員が民進党を離党し、「ハゲ、バカ」で自民党を離党した豊田真由子議員が活動を開始した。同じ東大卒の女性でも、私は山尾さんに女性の魅力を感じるので、ちょっと残念だ。暴言と不倫とどっちが罪深いと考えるかもしれないが、人を人と思わない人よりも、人を愛した人の方が好きだし、人としては「納得」できる。

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