友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

またひとり旅立った

2019年04月25日 17時09分54秒 | Weblog

 春の天気予報は難しいようで、今日は雨の予報だったのに、昨日辺りから曇りのち晴れに変わった。カミさんたちはゴルフで、私は葬儀だったから、雨降りでなくてよかった。2月、3月と葬儀が続いたので、もう4月はないだろうと思っていたのに、昨日、私と同期だった仲間が亡くなったと市の議会事務局から電話があった。

 彼は創価学会員で公明党の議員のひとりだった。中央は自民と公明で組んでいたが、地方議会はまだ仲良しにはなっていなかった。ちょうど福祉会館が出来る時で、当局は「特定の政治団体や宗教団体には使用させない」という規則を提案してきた。公共施設の使用に制限を設けるべきではないと私は反対し、公明党議員も賛同してくれたが、条例は賛成多数で可決された。

 同期当選ということもあり、一緒に旅行にも出かけたこともある。彼は私より4歳年下の団塊の世代で、カラオケでは谷村新司の『昴』をよく歌った。私も好きな歌だったから、一緒に歌ったこともある。人の良い正直者の印象が強いが、今日の葬儀で、公明党の新聞に記事を書いていたことを知り、文章を書くことも好きだったのだと改めて思った。

 棺の中の彼は極端に痩せて小さくなっていた。昨年の7月に膵臓ガンと判り、病と闘いながらあっという間にこの世を去った。同僚の女性議員が「膵臓ガンは見つけにくいから」と気落ちして言う。仕方ない、誰にも定めというものがある。日蓮宗に従えば、彼は極楽浄土へ旅立っただろう。「最後まで居てくださってありがとうございます」と彼女は言うが、最後まで見届けてあげることは友だちとしての礼儀だと思う。

 私もまた、何時旅立ちの時が来るかも知れない。未練を残さないようにと思う。連休には仙台の次女一家がやってくる。長女のところの小4の孫娘はそれを楽しみに待っている。姦しい孫が3人揃うことになる。いや、姦しいのは2人の娘の方か。

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