午前中は陽射しもあり穏やかだったのに、午後になると急に強風が吹き荒れるようになった。カミさんが車を置いていってくれたので、名古屋芸大の卒業展を見に行き、ついでに中古のプリンターを探しに行くつもりでいた。
昼食は定番のフレンチトーストをと思ったが、パンが無い。NHKテレビの「のど自慢」も無い。やっぱり喫茶店で食事にするかと思ったら、急に風が狂ったように強く吹いてきた。こんな日は外へ出たくないと、ナマケ心が強くなった。
昨日のブログで、朝日新聞の投書欄に載った中学生の「戦争は誰一人も幸せにしない」を引用した。多くの大人は「その通り」と賛成するが、「もし、敵に攻められたらどうするんだ」と、自衛隊の軍備の増強を支持してしまう。
戦争が起きないようにするには、どうすればいいのかを考え行動することなのに、なぜ軍備の増強を口にしてしまうのだろう。国民の命を守ることが指導者の使命と言うなら、指導者は自分を人質にしてでも、戦争を回避する道を探るべきだ。
スェーデンの環境活動家・グレタさんが、地球温暖化の危機を訴えたが、「子どもは黙ってろ」とか、「(グレタさんは)病気だ」とか、非難する大人が相次いだ。中には「全ての教室にエアコンを設置させ、かつてないほどに恵まれた西欧文明の上質な生活をしているのに」と指摘する。
更に温暖化を問題にするなら、「電子機器を使用せず本を読め」「登下校は自分で歩くか自転車にしろ」と言う。非難する大人の言うことも分かるが、どうしてグレタさんの問題提起をブチ壊すような発言をするのだろう。
投書の中学生やグレタさんの提言を素直に受け止め、彼らのような若い人々が世界に目を向けてくれることを歓迎しないのだろう。「恵まれた社会」を創り出し支えてきたのは私たちで、その責任は確かにある。一緒に考え、行動することが解決の道だと思う。