冬至の今朝、カミさんは大忙しだ。「もう使わない」「もう着ない」、けど、捨てるにはもったいないと、貯めてあった品々を引っ張り出して、「ウーン」と考えている。カミさんが年末に向けて働いているのに、私だけサボる訳にはいかない。
以前から頼まれていたトイレと風呂場と洗面所の、換気扇を掃除する。後、何年、こうして掃除が出来るのだろうと思うとちょっと心細い。カミさんのバイタリティーに背中を押され、何とか今日は頑張ることが出来た。
我が家はふたり暮しだから、ぶつかることはあっても、日々は過ぎていく。けれど、一人暮らしの人は、誰とも話さず、毎日どう過ごしているのだろう。北九州市の事件も、千葉県柏市の事件も、加害者は一人暮らしだった。
素敵な言葉を見つけた。『「会いたい」がずっと続くのは愛です。会うと一瞬で満たされるのは愛です。「またね」の後、すぐ寂しくなるのは愛です。いつも、いつでも、声が聴きたくなるのは愛です。どこが好きなのか言葉にできないのは愛です。「自分より大切」と思うことは愛です。どこで何していても心にいる人は愛です。』
一人暮らしの人が増え、イライラをどこにもぶつけることが出来なくて、いたたまれない気持ちなのだろうか。「行政に何とかしろ」では無くて、私たち自身の共同生活の問題なのかも知れない。じゃあー、どうすればよいのか、答えが見えない。
「恋とは相手の長所を見ること。愛とは相手の短所を許すこと。この2つが相まって、初めて恋愛という」。こんな見解も見つけたが、だからって何と問われると答えに詰まる。まあ―、とにかく一生懸命に生きていきましょう。
カミさんは玄関の飾りを、クリスマス気分に変えた。