小学校の運動場から、子どもたちの元気な声が聞こえてくる。「リベンジ、リベンジ」と叫んでいる。一瞬、何を復讐するのかと思ったが、プロ野球の日本シリーズでも「リベンジ」という言葉が使われていたように、雪辱を晴らすというより、再挑戦の意味で使っている。
すると、「レクチャーしてやろうか」と言う子がいた。もちろん、講義などという意味ではなく、「教えようか」という程度で使っている。私が中学生の時、野球部の練習を見ていたら、「ドンマイ、ドンマイ」というのを聞いた。
友だちに、「それって何?」と尋ねると、「ドントマインドのこと」と教えてくれた。時代によって使われる言葉が替るのは仕方ないが、現在は昔に比べて横文字が多い。横文字言葉は、テレビや新聞でも普通に使われている。
それだけ世界は狭くなっているのかも知れない。そうであるのなら、どうして外来種を悪魔のように扱うのだろう。在来種が危機になるからと、外来種の撤去が呼びかけられている。そんなに他の種と交わらないことが、大切なこととは思えない。
だって、人間も動物も安住の地を求めて移動してきた。植物だって、何かをきっかけに移ることもあった。それが地球の歴史だったのに、外来種の到来を忌み嫌うのはおかしい。むしろ、他と交わることで成長してきたはずだ。
外来の言葉は、私のような高齢者はなかなか理解できない。昨日のブログで取り上げた金原ひとみさんのエッセイにも、「ワンオペ」という言葉があった。ひとりですべての作業を行うことを意味するようで、ワンオペ育児とかワンオペコンビニとか、問題視されている。
もうひとつ、「ペルソナ」という言葉も出て来た。「ペルソナ」は古典劇で役者が用いた仮面だが、哲学的な使われ方をしていて、仮面に自分が縛られている状態を示しているようだ。自分が定義した、男とか女から抜け出せないというように。
言葉の乱れを心配する声もあるが、混乱は次へとつながると私は思っている。新たな文化へと発展していくことだろう。「リベンジ、リベンジ」。今日は待っていた「ボジョレーヌーヴォー」が届いた。今夜はワインでバンザイ!!
最近はアメリカにいないはずの外来種「オオスズメバチ」も見つかってる。
直接人間に被害を及ぼしてる訳ではないけれど見方を変えればこれって「在来種(国民)」を脅かす「侵略(戦争)」ですよね。成長、進歩、発展と言って良いのでしょうかね。
言葉のことは「パラダイスシフト」で片付けれれますねwww