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豊田市美術館に行ってきた。本当は友だちと行く予定だったが、今日までだったのに互いの都合が付かなかった。それで私はどうしても見てみたかったので出かけた。豊田市に美術館ができたのは知っていたが、行くのは初めてだった。岡崎市の美術館もいいけれど、豊田市もいいよとは聞いてはいたが、確かになかなかシャレた環境の中にあったし、企画力もよかった。難を言えば、階段が多いということだろう。
今日までの催しは『シュルリアリスムと美術』展で、歴史的な解説と展示の仕方が親切で、作品の数も結構あった。同じ企画が、岡崎市の美術館で先に行われたから、岡崎でやったものの焼き直しかと思ったが、作品はダブっていなかったし、こちらの方が数も多かったのではないかと思った。岡崎がシュルリアリスム運動に焦点を置いていたので、アンドレ・ブルトンを中心とした運動の担い手たちについて解説する展示であったのに対し、豊田ではシュルリアリスムの先駆者として、キリコを持ってきていたように、美術に力点をおいていた。
そうした企画での工夫は充分に感じられたのに、私が気になったのは、会場を監視する女の子のイスの位置だ。どういうわけか、来館者が通り抜ける一番狭いところに置いてあった。多分、二つの会場を同時に監視できるし、何かあった時は立ち止めることも出来る、そうした考えからだろう。しかし、今日はとても人が多かったので、通行の妨げとなり、彼女たちはそこに座っていることができなかった。そんなことなら、なぜもう少し奥の角にでもイスを置けばいいのではないかと思った。彼女たちが作品についてどれほど知っているかと思って聞いてみたが、期待するような答えは返ってこなかった。ただ、詰めているだけであるなら、控えめな所にイスを置いて欲しいものだ。
稲沢市の荻須美術館もそうだったが、公立で運営されている美術館の職員はなぜか、愛想が良くない。小さな私立のメナード美術館などは、職員の皆さんが来館者に対して愛想がよいのに、公立の場合はめんどくさそうに来館者を見ているような気がする。この豊田市美術館は、企画展のほか常設展もあるが、、その常設展の方では監視役の女の子は居眠りをしていたし、とても品物が豊富に並べてあってビックリしたミュージアムショップでも、女子職員の対応には驚いた。確かに閉店時間となり、早く帰って欲しい気持ちはわかるが、「閉店時間になりましたので、出口にお回りください」とアナウンスをするけれど初めての者には、出口がどちらにあるのかわからなかった。
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豊田市が豊かな財政をフルに遣って、こんな立派な美術館を作ってくれたこと、そして多分ここの学芸員が優秀だからこんな企画展ができるのだろうが、そうであるがゆえにもう少し職員教育に力を入れて欲しいと思った。本館から別館に移る通路は、ミラーを使った野外作品展というような広場で、これもおもしろいなと思った。何よりもよかったのは、丁度、夕焼けということも重なったからだろうが、池と森とが夕焼けの中で見事なシルエットを演出し、まるでシュルリアリスムの作家、ルネ・マグリットの世界のようだった。この美術館を設計した人はここまで計算していたのかと思い、尊敬の念を覚えた。
今日までの催しは『シュルリアリスムと美術』展で、歴史的な解説と展示の仕方が親切で、作品の数も結構あった。同じ企画が、岡崎市の美術館で先に行われたから、岡崎でやったものの焼き直しかと思ったが、作品はダブっていなかったし、こちらの方が数も多かったのではないかと思った。岡崎がシュルリアリスム運動に焦点を置いていたので、アンドレ・ブルトンを中心とした運動の担い手たちについて解説する展示であったのに対し、豊田ではシュルリアリスムの先駆者として、キリコを持ってきていたように、美術に力点をおいていた。
そうした企画での工夫は充分に感じられたのに、私が気になったのは、会場を監視する女の子のイスの位置だ。どういうわけか、来館者が通り抜ける一番狭いところに置いてあった。多分、二つの会場を同時に監視できるし、何かあった時は立ち止めることも出来る、そうした考えからだろう。しかし、今日はとても人が多かったので、通行の妨げとなり、彼女たちはそこに座っていることができなかった。そんなことなら、なぜもう少し奥の角にでもイスを置けばいいのではないかと思った。彼女たちが作品についてどれほど知っているかと思って聞いてみたが、期待するような答えは返ってこなかった。ただ、詰めているだけであるなら、控えめな所にイスを置いて欲しいものだ。
稲沢市の荻須美術館もそうだったが、公立で運営されている美術館の職員はなぜか、愛想が良くない。小さな私立のメナード美術館などは、職員の皆さんが来館者に対して愛想がよいのに、公立の場合はめんどくさそうに来館者を見ているような気がする。この豊田市美術館は、企画展のほか常設展もあるが、、その常設展の方では監視役の女の子は居眠りをしていたし、とても品物が豊富に並べてあってビックリしたミュージアムショップでも、女子職員の対応には驚いた。確かに閉店時間となり、早く帰って欲しい気持ちはわかるが、「閉店時間になりましたので、出口にお回りください」とアナウンスをするけれど初めての者には、出口がどちらにあるのかわからなかった。
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