友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

伝統の祭りは今も続いているのだろうか

2024年02月22日 17時39分11秒 | Weblog

 温水器の洗浄に来てくれた男性は、私と同じくらい頭が剥げていた。温水器の前にブルーシートを置いて、「どっこいしょ」と座り込んで作業を始める。1つやる毎に、「よいしょ」と声をあげ、からだを動かす度に「よいこらしょ」と発する。

 これまで一度も我が家に来たことが無いが、定年退職後も働いている人のようだ。年齢は多分、私よりも若いが70代にはなっているだろう。40分ほど作業をして帰って行ったが、立ち上げる時は本当にシンドイようで、「アイタッタァ」と腰をさすっていた。

 マンションに新しく入居して来る人は、温水器を撤去して、ガス温水器か新型の温水器エコキュートに替えている。我が家に設置されている深夜電力型の温水器はもう、製造している会社が2社しか無いから、近い将来には様変わりすることだろう。

 作業員のかけ声の他にも、外から威勢のいい「わっしょい、わっしょい」が聞こえて来た。今日は国府宮神社の裸祭り、地元の有志が難追笹を束ねて練り歩いているようだ。いつからか小学校の運動場でも、「わっしょい、わっしょい」とやるようになった。

 PTA役員を終えた男性たちが「オヤジの会」を結成し、学校への奉仕を行うようになり、地元で続いてきた奉賛会も引き受けたようだ。今日は雨こそ降っていなかったが、風があり寒かっただろう。雪が降る日もあったから、まだ良かったのかも知れない。

 地元で受け繋がれてきた祭りも、担い手不足で立ち消えるところもあると言う。私は刈谷市で生まれ育ったが、春には山車が勢ぞろいする市原神社の祭りが、夏には秋葉神社での勇壮な万灯祭りが、秋は元刈谷神社で馬追祭りが行われ、独りで出かけていた。

 まだ、伝統の祭りは続いているのだろうか。友だちと一緒に出掛けていれば、話を聞くことも出来たのだろうが、私はいつも独りだった。刈谷を離れてもう60年近くなる。子どもの頃の思い出は、アルバムにも残っていない。


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