「私は脊柱管狭窄症が進行し、連続歩行可能距離が50M位となり、休み休みの‟尺取り虫”みたいな生活ですが、頭はまだ確かで、給付金を基にパソコンを更新し【オフィス2019】を利用し毎日新パソコンのお稽古しています」。
「千載一遇の友」である小学校の同級生から久しぶりにこんなメールをもらった。いつも元気でひょうきんなことをしてはみんなを笑わせてくれた友だちがこんなことになるなんて、神様はどうして不公平なのだろう。
小学校のクラス会で、5年の時のストライキが話題になった。仲が良いクラスで、授業が始まる30分くらい前から学校の中にある池に入って遊んでいた。誰かが「今日はストライキだ」と言った。その頃、トヨタの工場ではストライキが頻発していたから、そんな言葉が出たのだろう。
学校の傍に、城跡の大きな公園があった。みんなで公園に向かったが、「オレ、やっぱり帰る」と教室に戻る子も何人かいた。そのうち、「ここに居たら捕まるから、境川へ行こう」と言う者がいた。公園から川へ向かう時も、何人かが学校へ帰って行った。
境川の堤防を北へ歩いていた時、教頭が自転車に乗って駆けつけ、学校へ戻るように言われた。校長室に入ると、担任の若い女性先生が泣いていたので、初めて事の重大さに気が付いた。私は学級委員だったから、本来ならストライキを止めなくてはいけなかった。
みんなで決めたことだからと最後まで行動を共にしたが、悪いことをしているという意識は無かった。校長室でどんな話をされたのか全く覚えていないが、先生を泣かせてしまったことには後悔した。その夜、家で、別の小学校の校長をしていた父から叱られることもなかった。
どうしてあんな行動をとったのかと、クラス会の時話題になった。私は若い女性の先生への「恋心だったのではないか」と話したら、彼は賛成してくれた。白いブラウスから伸びた先生の白い腕がとてもキレイだったことを覚えている。
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