昨夜は、長女が二人目の子を産んでから初めて我が家にやってきた。子どもは生まれたが、長女は歩けない状態であったので、二人の新居に篭ったままであった。赤ん坊は小さいし、長女は歩けないのでは、階段のあるこのマンションに呼ぶのは無理だった。それでも、子どもが生まれて2ヶ月になり、その検診もあったので、報告方々やってくるというのである。
長女は車椅子でやってきて、階段は松葉杖を使って降りてきた。カミさんは早速に赤ん坊を受け取り抱きかかえて声をかける。赤ん坊はすやすやと眠っているのに、「そうかね、そうかね。懐かしい声が聞こえたかね」と、顔を動かす赤ん坊を満足そうに見入っている。赤ん坊を寝かしつけ、久しぶりに我が家での会食となる。長女のダンナはあまり飲めないのに、私たちに付き合ってくれる。
MR検査は赤ん坊が泣いて動くので随分遅れてしまったそうだ。それでもさすがに父親である。どういう状態になると泣くのかを考えた彼は赤ん坊の上にフトンをかけてやり、なんとか撮影は出来たけれど診断までに至らなかったようだ。赤ん坊のことも心配だけれど、長女が未だに歩けないことはもっと心配だ。このまま車椅子生活が続くようなら、看護師という職業を続けることは出来ないのではないか。
そんな先のことまで心配しても仕方ない。今晩はとにかく赤ん坊は大きくなったし、長女も松葉杖で歩けるようになったことを祝うことにしよう。大いに飲んで大いに話す。しかし、ダンナの方は少し遠慮気味だった。彼は動物が好きで、今、家には3匹のネコと1匹の亀を飼っている。我が家も長女が小学校の時に友だちからもらってきたインコがいたので、そのインコがいかにキレイで可愛いかで盛り上がった。随分長生きをしたインコで、亡くなった時、長女は結婚していた。
彼も飼っていた犬が亡くなった時の家族の様子を話し、家族の性格がはっきり見えたと言う。みんなが揃ってこんな風に、どうでもいい話題でワイワイガヤガヤやれるのはいい。まだ、ダンナは私に遠慮しているけれど、そのうちに彼はきっと話題のリーダーになっていくだろう。長女のダンナと次女のダンナが揃えば、ますます男たちの立場を前に出すことになるだろう。
それでも昨夜は、中学3年の孫娘が率先して話題を提供するばかりか、自分の意見を話すようになってきた。これは驚くことで、これまでは大人たちの話の中には入ることがなかったし、何か言うとしても母親の顔色を伺うところがあったけれど、昨夜はそんなそぶりは全くなかった。自らを大人の仲間として意識し始めてきているのかも知れない。これで彼女が望む高校に入ることが出来たなら、いっそう自信を深めることだろう。
人は変わっていくし、家族も変わっていく。いつまでも同じ形にこだわることはない。一人ひとりがそれぞれに自分の人生を歩いていく。家族はその課程の一つに過ぎないが、恋人と同じようにもっとも自分を理解していてくれる人たちなのだろう。
長女は車椅子でやってきて、階段は松葉杖を使って降りてきた。カミさんは早速に赤ん坊を受け取り抱きかかえて声をかける。赤ん坊はすやすやと眠っているのに、「そうかね、そうかね。懐かしい声が聞こえたかね」と、顔を動かす赤ん坊を満足そうに見入っている。赤ん坊を寝かしつけ、久しぶりに我が家での会食となる。長女のダンナはあまり飲めないのに、私たちに付き合ってくれる。
MR検査は赤ん坊が泣いて動くので随分遅れてしまったそうだ。それでもさすがに父親である。どういう状態になると泣くのかを考えた彼は赤ん坊の上にフトンをかけてやり、なんとか撮影は出来たけれど診断までに至らなかったようだ。赤ん坊のことも心配だけれど、長女が未だに歩けないことはもっと心配だ。このまま車椅子生活が続くようなら、看護師という職業を続けることは出来ないのではないか。
そんな先のことまで心配しても仕方ない。今晩はとにかく赤ん坊は大きくなったし、長女も松葉杖で歩けるようになったことを祝うことにしよう。大いに飲んで大いに話す。しかし、ダンナの方は少し遠慮気味だった。彼は動物が好きで、今、家には3匹のネコと1匹の亀を飼っている。我が家も長女が小学校の時に友だちからもらってきたインコがいたので、そのインコがいかにキレイで可愛いかで盛り上がった。随分長生きをしたインコで、亡くなった時、長女は結婚していた。
彼も飼っていた犬が亡くなった時の家族の様子を話し、家族の性格がはっきり見えたと言う。みんなが揃ってこんな風に、どうでもいい話題でワイワイガヤガヤやれるのはいい。まだ、ダンナは私に遠慮しているけれど、そのうちに彼はきっと話題のリーダーになっていくだろう。長女のダンナと次女のダンナが揃えば、ますます男たちの立場を前に出すことになるだろう。
それでも昨夜は、中学3年の孫娘が率先して話題を提供するばかりか、自分の意見を話すようになってきた。これは驚くことで、これまでは大人たちの話の中には入ることがなかったし、何か言うとしても母親の顔色を伺うところがあったけれど、昨夜はそんなそぶりは全くなかった。自らを大人の仲間として意識し始めてきているのかも知れない。これで彼女が望む高校に入ることが出来たなら、いっそう自信を深めることだろう。
人は変わっていくし、家族も変わっていく。いつまでも同じ形にこだわることはない。一人ひとりがそれぞれに自分の人生を歩いていく。家族はその課程の一つに過ぎないが、恋人と同じようにもっとも自分を理解していてくれる人たちなのだろう。
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