友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

判断を誤れば歴史は変わる

2009年09月06日 21時44分32秒 | Weblog
 新聞の広告に紅葉の名所ツアーが載っている。モノクロだから迫力はいまいちだけれど、紅葉の見事さはなかなか文字では表せない。一番印象に残っているのは東北の紅葉だ。どこも美しかったし見事だった。中でも八幡平の紅葉はスケールが大きく感動的だった。中部地方の山々と違い、東北はゆったりとしている。山並みの広がりが赤い絨毯となって見応えがあった。

 京都の寺の紅葉も見事だった。赤くあるいは黄色く染まった木々が作り出す不思議な世界が心を捉える。けれども、自家用車ではまず駐車場がない。そこで昨年はバスツアーに参加したけれど、道路は混んでいるし、名所は人出でいっぱいであるし、秋の京都は観光で行くには適したところではないようにさえ思った。

 紅葉は桜ほどではないけれど、それでもタイミングが大事だ。せっかく出かけたのに時期が早すぎたり遅すぎたりではガッカリである。タイミングの難しさは、観光だけではない。民主党が幹事長に小沢一郎氏と決めた時、なるほどと思った。ということは現在の幹事長である岡田克也氏は内閣の主要ポストに就任するのだろうと思っていたら外相である。マスコミも外相は各国の首脳に会うので、次期首相ポストとしては一番よいと書いてきた。

 すると、鳩山さんは次のことまで考えて布陣を組み立てているのかと思った。次に新政府の要であり命でもある国家戦略担当相は誰が務めることになるのかと興味を持った。菅直人氏と決まってホッとした。自民党政治に変わって新しい政治の仕組みをつくらなければ結局「利権が代わった」に過ぎなくなる。主権者である国民がまさに主権者であるための仕組みづくりが大事だ。市民運動の経験があり、旧社会党の出身ではないが「左」に位置する菅直人氏ならばやってくれそうな気がする。

 私が心配なのは防衛大臣に、前原誠司氏のような「右」がならないかということだ。最初の出だしが肝心だ。政権が長く続けば必ず保守化する。すでに新聞等では、民主党との差を強調することが党の生き残りだとして、自民党はもっと右傾化するだろうと予想している。民主党がその時にどうするかだ。民主党には前原氏のように、自民党のハト派がビックリするようなタカ派がいる。民主党がどちらに傾いていくか、この出だしにかかっている。

 タイミングで思い出した。先週のNHKテレビ『天地人』で、石田三成が家康を打とうと立ち上がるが兼続がこれを止めた。史実かどうかは知らないが、この時に家康を打っていたなら豊臣家はまだ続いたであろう。歴史というものは面白い。あの時、ああすればは後の世だからこそ言える。だからこそいつも必然でしかない。どこでどう決断するかで、歴史は変わってしまう。三成と兼続に友情が存在したかは定かではないけれど、今日のテレビでは上杉の会津への国替えは三成と兼続の合意である文書が残っていると報じていた。

 判断を誤れば歴史は変わってしまう。民主党、とりわけ鳩山さんには信じる道を進んで欲しいと思う。
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1 コメント

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自民党の残党を一掃しましょう。 (かえで)
2009-09-07 05:48:06
覚醒剤中毒になった芸能人や議員の子供のように、自民党中毒になってしまった日本人が多い。政府のポストにいる公務員やマスコミ人や学者はまさに五十年にわたって自民党中毒だ。いまテレビやラジオに出ているマスコミ人や新聞の記事を書いているマスコミ人は全員が自民党の代議士をパトロンに持っている。彼らは半世紀にわたって自民党議員にしゃぶをすすらせるために活動してきた。これらの自民党の残党を一掃してはじめて日本の未来が開けるのである。
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