梅雨入りにふさわしいというのもヘンだが、音もなく雨が降っている。来週の金曜日から我が家にやって来る4歳の孫娘のために、何とか花を植えたが、まだ6鉢植えられずに残った。20鉢以上処分したのに、一向に減った感じがしないが、4歳の孫娘はルーフバルコニーを見て、「わあー、キレイ」と言ってもらえるくらいには整った。
バラもその頃に、また花を咲かせてくれるだろう。サルビアや日々草のような夏の草花も、きっと孫娘を楽しませてくれるはずだ。孫娘はルーフバルコニーへ出て、「水やりする」と言い出すことだろう。花に水をやるだけでなく、「パパちゃんも」と私に向かって水をかけてくる。我が家にやって来た時の、4歳の孫娘がやりたいことなのだ。
仙台から次女と4歳の孫娘が来るからと、長女の小3の孫娘は「私も泊まる」と言うが、23歳の姉に向かって「一緒に泊まるよね」と勝手に巻き込んでいる。まだ、ひとりで泊ったことがないので自分でも不安なのだ。私は小学校の高学年になると、ひとりで電車に乗って姉のところに出かけたし、バスと国鉄と名鉄とさらにバスを乗り継ぎ、母の実家まで行ったが、当時は何の不安もない時代だった。
何でもキョロキョロ見て歩くのが好きだったから、何度か行って方向が分かると、駅から歩いて行った。運河を見たり、セリの終わった市場を見たり、防空壕のあとを見たり、よく迷子にならなかったなと思うくらい彷徨った。不安になることもなかった。車窓から見える目印を覚えていて、脇道に逸れても動物的なカンが働いて、最後は辿り着くことが出来た。
この前も「どこを走っているの?」と聞かれて、「北だよ」と答えると、「北ってどっち」と分からない人がいて驚いた。「この道を右に行って、次を左」と、スマホを駆使して教えてくれるが、私は東西南北で言ってもらった方が理解できる。地図は上が北だけど、左右だと地図をグルグル回すことになって分からなくなってしまう。やっぱりこれも年齢のせいなのかも知れない。
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