愛知県東郷町の幼保連携型こども園で、園児の人格を否定する言葉を使うなどの保育があったと問題となり、保育士5人が退職したという。実態を知らないのでビックリするが、5人も辞めたら園は回っていかないのではないかと心配になる。
夫婦共働きで無ければ生活できないから、子どもの数は少なくても保育園の必要性は高い。けれど、園児は幼いから聞き分けは出来ない。保育士の労働は過密になるのに、賃金は低い。高齢者が急増し介護施設の必要性が高いが、そこで働く人の賃金も低い。
保育園や介護施設を訪れてみればよく分かる。新しい所ほど若い人が多く働いている。やりがいを求めて就職したのだろうが、目先の忙しさに振り回されている。経験が浅かったり、責任者がハッキリしなかったり、以前では考えられないような、ギクシャクした職場になっているようだ。
一番の原因は、国の見通しが甘く場当たりでやってきたからだ。人口の推移は発表されても、政策に活かされていかない。予算は各省の分捕り合戦で、そこに政治家も絡んでくるから、明日の国の姿など吹っ飛んでしまっている。
誰でも8時間働けばそれなりの生活が出来る。それが国造りの基本だろうに、いったい国は何をしているのかと腹が立つ。けれど、国会議員を選んだのも、地方の首長や議員を選んだのも、私たち有権者だ。有権者が本当は一番悪いのかも知れない。
でも、有権者は生活者だから目先のことに追われてしまう。それで「政治家」ばかりが安泰に暮らしている。まず地方議員が、「これはおかしい」という地域の問題を提起し、議員同士で論議を重ね、住民を巻き込みながら、地方から変えていくしかない気がする。
自治体は財政が逼迫していると言い、合理化だ、統合だ、廃止だと言うけれど、そうなった原因を住民に知らせ、どうすべきかを議論する場を設けていない。現場を見て回っている首長や議員はどれだけいるのだろう。
明日から次女とその小3の娘が来る。2児の母親となった孫娘も子どもを連れて来る。カミさんは大張り切りだ。そんな訳で、24日までブログを休みます。
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