昨夜はバレンタインデーを理由に、ワインを1杯飲んだ。久しぶりのワインは美味しく、気持ち良く寝られた。朝、顔を合わせるなりカミさんが、「大丈夫?」と声をかけてきた。おかげで気分を悪くしてしまった。
私をよく観察してから言うならともかく、決まりごとのような一言が気に障ったのだ。でも、笑って「大丈夫、よく眠れたよ」と答えた。脳梗塞を発症したのだから、カミさんも子どもたちも孫たちも、心配していることは承知している。
私からみんなに、「元気に朝を迎えたよ。ありがとう」と発信すべきだったのかな。気遣いが足りないと腹を立てるよりも、自分を反省すべきだった。まあ、これで、大酒を飲まなければ、しばらくは大丈夫だろう。
いつお迎えが来てもいいとか、いつ旅立つことになってもいいと、さんざんブログに書いてきたのに、いざ、生還してみると、感謝の気持ちになっているのはどうしてだろう。私は自分の人生を振り返り、悔いなく充分に生きてきたと思っている。
あの時、あんなことが無かったら、そんな過去を振り返っても、過去は取り戻せない。何があっても、結局は自分が選択してきた道である。自分の力ではどうにもならないことは多々あったにせよ、最後は自分が決めたというか、歩いてきたのだと思う。
その時その時、メチャクチャ頑張っていた訳では無いし、逆に、手抜きしていたこともない。流れの中で沈まぬように、自分が出来ることをやって来ただけだ。生活はカミさんが支えてくれていたので、私は自分が選んだことに悔いの無いように努めてきた。
高校の教師と地域新聞づくりが、自分には一番合っていた。私が思い描いてきたような家庭が出来たし、子どもたちも我が家の子らしく育った。孫も生まれ、曾孫にも恵まれた。カミさんにはカミさんの、子どもたちも孫も曾孫も、それぞれの人生を充分に生きていくだろう。
私もいろんなことがあって
陰キャラから陽キャラになり
人生を楽しんでますよ〜
人は人、自分は自分で、他人を羨ましく思う事はしないで慎ましやかに生きて来ました。
脳出血で倒れて入院中に大抵の方は「なんで俺なんだ」と言っておられたけど、私はそうは思わなかった。
神様の与えてくれた試練なんだと。ここからいかに進んで行けるかを試しておられると思えば
前に進むしか無いから後を振り返ってなんかいられない心境でした。
日々リハビリを重ねて手や足が少しずつ回復していく様は決して忘れない。
前に…前に、これしかないのです。今日もいい天気です。