明治の富豪・原三渓さんが住んでいた三渓園には、ただいま外装工事中の民家(大農家の茅葺き家屋)があり、今回も内覧を楽しんできました。昔懐かしき農器具やら、食器類やら、囲炉裏やら、馬具やら、屋根裏部屋やらがうす暗い視界の中で、私が生まれ育った福島県塙町の遠い記憶と一緒に体感できるのです。昔は、囲炉裏を囲んでたばこを吸う姿がよく見られましたので、自分も一服してみたかったのですが、もちろん三渓園は禁煙です。
前回訪れた時は見逃していたのですが、ワラ打ちに用いる道具(木槌)を目にし、幼い頃の冬の農作業を思い出しました。そして、「与作」の「♫女房はワラを打つ トントントン♫」が聴こえてくるような気がしました。
囲炉裏そのものは、ワラを混ぜ込んだ土を固めて形作られていました。土壁と同じやり方ですね。子どもの頃、土壁を塗り替える際は、粘土質の土に水とワラを入れ、素足で踏みながら混ぜ込むお手伝いをしたものです。
前回訪れた時は見逃していたのですが、ワラ打ちに用いる道具(木槌)を目にし、幼い頃の冬の農作業を思い出しました。そして、「与作」の「♫女房はワラを打つ トントントン♫」が聴こえてくるような気がしました。
囲炉裏そのものは、ワラを混ぜ込んだ土を固めて形作られていました。土壁と同じやり方ですね。子どもの頃、土壁を塗り替える際は、粘土質の土に水とワラを入れ、素足で踏みながら混ぜ込むお手伝いをしたものです。