前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

第2恐竜博物館の整備の課題は

2017年03月09日 | 福井県政
  昨日は、会議や打ち合わせがつづきました。
今日、明日は県議会予算決算特別委員会です。私は明日質問にたちます。

 昨日の福井新聞には、第2恐竜博物館の整備についての記事、私のコメントも紹介されました。
私は事前説明の際にも理事者に、「アミューズメント施設に県民の税金投入は理解が得られないのではないか」「現在の恐竜博物館は建設当初の予定を超えて入場者が増えているので、その機能を強化するというなら県民も理解するのではないか」などと意見を述べました。
 県議会内には「勝山ありきはおかしい」「福井市につくった方が集客できる」などなど立地をめぐってもいろんな意見があります。
 振り返れば、最初もいまの県立博物館のところに恐竜博物館を、との意見もあったと聞いています。
たしか最初の「恐竜展」はいまの県立博物館で開催されたのではないか。立派な図録が割と廉価で販売されたが、原価計算が間違っていた、といううわさもあったが・・・。さて。


 関西電力がクレーン倒壊事故をうけて各発電所の全作業の安全総点検をおこなっているという。これはこれで当然必要なことです。
しかし、私が一般質問で指摘したのは、これまで経験したことのない規制審査と再稼働、廃止措置が複合的に重なって「パンク」する、どこかで大事な点が抜ける、それが事故につながる、危険です。

 

■福井新聞・・・第2恐竜博物館の整備どうなる 福井県議会最大会派は異議唱え

(2017年3月8日午前11時50分)


定例福井県議会は9、10日の予算決算特別委員会でヤマ場を迎える。焦点は、県が北陸新幹線開業後の目玉施設とする第2恐竜博物館の整備検討事業。中部縦貫自動車道勝山インターチェンジ関連事業との位置付けに、最大会派の県会自民党は「立地場所ありきだ」と異議を唱えるのに対し、理事者は「可能性を調査している段階」と主張する。議論が平行線をたどれば、補正予算案が減額修正された昨年9月県議会、付帯決議の付いた12月県議会に続き、波乱含みの展開となる可能性もある。

 「勝山に整備すると書いてある。私たちの審議は必要ないということだ」。2月28日の産業常任委で、委員長の小寺惣吉議員(県会自民党)は第2恐竜博物館を巡る審議を一方的に打ち切り、予算決算特別委に議論を持ち越すことを宣言した。理事者は何度も発言を求めたが却下した。

 第2恐竜博物館を巡っては県会自民党の執行部が「そもそも箱ものが必要なのか」と反発し、一般質問後の総会でゼロベースで議論することを確認。執行部でもある小寺議員が産業常任委で先陣を切る形となった。

 「マニフェストを重視し、議会を軽視する西川県政への不満の表れ」と、会派内の一人は解説する。これに対し、県幹部は「立地場所ありきで進めているわけではない。丁寧に説明していく」と困惑している。

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 県会自民党執行部の別の一人も、第2恐竜博物館の基本構想・計画が素案にとどまり、詳細プランの提示が3月中旬の定例県議会閉会後になることを問題視。「議論の材料が乏しい。初期投資や維持管理費など、大前提の問題をたださないと、前に進められない」と対決姿勢を強める。

 ただ、会派内には違和感を抱く議員も少なからずいる。「議会として何も調査していないのに、予算案にストップを掛けるのはどうなのか」「特別委員会かワーキンググループをつくって県民目線で熟議し、問題があるなら対案を示すべきでは」。複数の議員は悩ましさを打ち明けた。

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 県会自民党の性急な動きに対し、他会派は慎重だ。

 民進・みらいの糀谷好晃会長は、恐竜ブランドを生かす県のプランが間違っているとは思わないとした上で「民間投資を含め慎重に進めなければならない。理事者の説明を唯々諾々とは受けないが、冷静に着地点を見いだしていきたい」と強調。「感情的に政争の具にするのは福井県のためにならない」と述べる。

 「議論で大切なのは、アミューズメント施設への税金投入がいいのかという視点」と指摘するのは共産党の佐藤正雄議員。昨年9月県議会では、補正予算案のうち「ふるさと納税の全国寄付額1兆円を目指す国民運動」など2事業が県会自民党の主導で削除。厚生常任委を通過した水月湖の年縞(ねんこう)研究展示施設(若狭町)の建築工事費が予算決算特別委で削除され、最終日の本会議で復活するという混乱があっただけに「筋を通して議論しなければ、県民の理解は得られない」と話している。

 ・・第2恐竜博物館 西川一誠福井県知事の4期目マニフェストに建設を検討することが示された。アミューズメント機能を充実させる方針で、基本構想・計画の素案には恐竜が生きた時代を再現した常設展示室の整備などの方策が盛り込まれた。県は2017年度当初予算案に民間参画の可能性調査など事業費898万円を計上している。県立恐竜博物館の地元勝山市が、市内への誘致を県に要望している。




■NHK・・・関電 原発工事現場の安全総点検

ことし1月に、高浜原発で起きたクレーン事故を受けて、関西電力は県内3か所の原発で行われている約1500件の工事を対象に元請け会社との情報共有の態勢や再発防止策などの点検を進めることになりました。
高浜原発1・2号機は原則40年とされた運転期間の延長が初めて認められ、再稼働に向けた工事が行われていますが、ことし1月、大型のクレーンが強風が原因で核燃料を保管する2号機の建物に倒れる事故が起きました。
この事故では工事を担当する元請け会社に暴風警報の情報がきちんと伝わっていなかったことも原因だったことがわかっています。
このため、関西電力は高浜原発、大飯原発、それに、美浜原発の3か所の原発で行われている工事、約1500件を対象に安全対策の点検を進めることになりました。
関西電力によりますと、点検は2月13日から行っていて、気象警報など事故につながる恐れがある情報を元請け会社と、どう共有しているのかを確認するということです。
また、原子炉建屋などで行われる工事の安全管理やクレーンなどの転倒防止がきちんと行われているか、現場の担当者だけでなく管理職の社員など第三者の視点からもチェックするとしています。
関西電力は、今後、結果をとりまとめた上で、外部の有識者でつくる検証委員会に報告し、再発防止を徹底したいとしています。

03月08日 19時28分