今日、9月福井県議会が開会します。
福井新聞には各会派の論点が紹介されています。ガンバリマス‼️
京大病院の提案は、これまで私たちが訴えてきたことと響き合いますね。
新規感染者数を抑えるための “search and isolate” 対策の提案です。
福井新聞より
■新型コロナウイルス感染症再拡大を受けて
―京大病院からの提言―
概要
京都府における新型コロナウイルス感染拡大は特別警戒基準に達し、7月31日京都府から感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るための3つの重点ターゲットを制定した感染症対策注1が発出されました。
京大病院は、新型コロナウイルス感染症が第二波として拡大蔓延することにより、感染症治療のみならず通常医療、救急医療そして大学病院が担っている高度先端的医療が未曽有の崩壊に陥ることを強く懸念しています。
ここに危機意識を表明するとともに、新規感染者数を抑えるための提言を発表します。
1.新型コロナウイルス感染症の拡大により感染症以外の医療が逼迫する
本年春の新型コロナウイルス感染症蔓延の第一波により、救急応需の制限、手術やカテーテル治療など介入治療の抑制、移植やがんゲノム医療など高度先端的医療の一部延期など、感染症以外の医療は大きく影響を受けました。
第一波の消退後に一旦回復しかけていたこれらの医療は、感染第二波の拡大とともに、再び抑制せざるを得ない状況になりつつあります。
京都府においては、基幹的な医療施設における職員の感染が報告され、すでに救急医療は影響を受けつつあります。
一刻も早く新規感染者数を抑えるための具体的な対策をとらないと、感染症医療のみならず、すべての医療が再び抑制され、救うことができるはずの命を救うことができなくなります。
2.新規感染者数を抑えるための “search and isolate” 対策の提案
第二波発生当初より繁華街における接待を伴う飲食業などの従業員や顧客に高頻度に新規感染者が発生しています注2。
接待を伴う飲食店や宴会における感染は、20-40代が多く、感染しても無症状や軽症であることが多い、同居家族がいる、行動範囲が広いという特徴があります。
このため、家族や職場同僚などの濃厚接触者数が膨大になります。
このような特徴をもつ新規感染者が発生し続けると、行政による調査・検査体制が逼迫するとともに、社会経済活動が停滞する危険性があります。
複数の都道府県において、このような新規感染者が多い好発エリアに検査場を設置するなどしてPCR 検査を行い、その陽性者を自宅や宿泊施設において隔離療養する対策(以下“search and isolate”対策)がとられています。
感染はすでに市中感染のステージに入っており、感染の源を少しでも減らすというこの“search and isolate”対策をとることができるのは、現在が最後のチャンスであると考え、京大病院はその実施を強く提言いたします。
なお、もし、京都府および京都市がこの対策を実施される場合には、京都大学医学部附属病院はそれに伴うPCR 検査に積極的に協力させていただく用意があることを表明いたします。
福井新聞には各会派の論点が紹介されています。ガンバリマス‼️
京大病院の提案は、これまで私たちが訴えてきたことと響き合いますね。
新規感染者数を抑えるための “search and isolate” 対策の提案です。
福井新聞より
■新型コロナウイルス感染症再拡大を受けて
―京大病院からの提言―
概要
京都府における新型コロナウイルス感染拡大は特別警戒基準に達し、7月31日京都府から感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るための3つの重点ターゲットを制定した感染症対策注1が発出されました。
京大病院は、新型コロナウイルス感染症が第二波として拡大蔓延することにより、感染症治療のみならず通常医療、救急医療そして大学病院が担っている高度先端的医療が未曽有の崩壊に陥ることを強く懸念しています。
ここに危機意識を表明するとともに、新規感染者数を抑えるための提言を発表します。
1.新型コロナウイルス感染症の拡大により感染症以外の医療が逼迫する
本年春の新型コロナウイルス感染症蔓延の第一波により、救急応需の制限、手術やカテーテル治療など介入治療の抑制、移植やがんゲノム医療など高度先端的医療の一部延期など、感染症以外の医療は大きく影響を受けました。
第一波の消退後に一旦回復しかけていたこれらの医療は、感染第二波の拡大とともに、再び抑制せざるを得ない状況になりつつあります。
京都府においては、基幹的な医療施設における職員の感染が報告され、すでに救急医療は影響を受けつつあります。
一刻も早く新規感染者数を抑えるための具体的な対策をとらないと、感染症医療のみならず、すべての医療が再び抑制され、救うことができるはずの命を救うことができなくなります。
2.新規感染者数を抑えるための “search and isolate” 対策の提案
第二波発生当初より繁華街における接待を伴う飲食業などの従業員や顧客に高頻度に新規感染者が発生しています注2。
接待を伴う飲食店や宴会における感染は、20-40代が多く、感染しても無症状や軽症であることが多い、同居家族がいる、行動範囲が広いという特徴があります。
このため、家族や職場同僚などの濃厚接触者数が膨大になります。
このような特徴をもつ新規感染者が発生し続けると、行政による調査・検査体制が逼迫するとともに、社会経済活動が停滞する危険性があります。
複数の都道府県において、このような新規感染者が多い好発エリアに検査場を設置するなどしてPCR 検査を行い、その陽性者を自宅や宿泊施設において隔離療養する対策(以下“search and isolate”対策)がとられています。
感染はすでに市中感染のステージに入っており、感染の源を少しでも減らすというこの“search and isolate”対策をとることができるのは、現在が最後のチャンスであると考え、京大病院はその実施を強く提言いたします。
なお、もし、京都府および京都市がこの対策を実施される場合には、京都大学医学部附属病院はそれに伴うPCR 検査に積極的に協力させていただく用意があることを表明いたします。