会社帰り、よく行く居酒屋のカウンターで飯を食いながら大将とダベってて、名刺の出すタイミングについての話になった。通常のビジネスでは初対面で名刺交換するのが礼儀だが、こういう店では客と大将(店員)とで名刺を交わすという習慣がないので、どうやって自己紹介をすればいいのかが難しい。
大将いわく、「こっちからは名刺渡すことってないんで、お客さんからもらうんですけど、そこのタイミングって難しいですなあ」
例えば、早すぎるのは胡散臭く感じるらしい。
「初めてのお客さんで、店入ってきてすぐに名刺出して挨拶。次の時、仕事関係者を連れてきて、いかにも自分はこの店の常連という態度をとる人がおった。『あんた、そんなうちの“顔”ちゃうで!』と言いたなりましたけど(笑)」
また遅すぎても水臭いとのこと。
「もう何回か店に来て、相当親しく話す間柄になってる。でも名前も職業も知らない。『お名前なんていいはるんでっか?』ってなかなか聞きにくいもんなんです。今以上の人間関係に踏み込まれませんねん」
うんうん、分かる。私自身はわりと一人で初めての店へ入る方だが、マスターや大将とけっこう話が弾んだときに、こちらから名刺を出すべきか迷うことがある。客である自分としては、向こうから出してくれるとこちらも出しやすいのだが。そこには人間関係づくりのセンスみたいなものがある。「タイミング」、「呼吸」は自分でつかむようにするしかない。要は場数、それしかないでっせ。
大将いわく、「こっちからは名刺渡すことってないんで、お客さんからもらうんですけど、そこのタイミングって難しいですなあ」
例えば、早すぎるのは胡散臭く感じるらしい。
「初めてのお客さんで、店入ってきてすぐに名刺出して挨拶。次の時、仕事関係者を連れてきて、いかにも自分はこの店の常連という態度をとる人がおった。『あんた、そんなうちの“顔”ちゃうで!』と言いたなりましたけど(笑)」
また遅すぎても水臭いとのこと。
「もう何回か店に来て、相当親しく話す間柄になってる。でも名前も職業も知らない。『お名前なんていいはるんでっか?』ってなかなか聞きにくいもんなんです。今以上の人間関係に踏み込まれませんねん」
うんうん、分かる。私自身はわりと一人で初めての店へ入る方だが、マスターや大将とけっこう話が弾んだときに、こちらから名刺を出すべきか迷うことがある。客である自分としては、向こうから出してくれるとこちらも出しやすいのだが。そこには人間関係づくりのセンスみたいなものがある。「タイミング」、「呼吸」は自分でつかむようにするしかない。要は場数、それしかないでっせ。