物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

ビジネスモデルとしての鳥貴族

2009年09月22日 | Weblog
 寺田町の鳥貴族で夕食。前から一度行きたかった。焼き鳥が食べたいということではなく、チェーン展開している同社のビジネスモデルを確認したかったのである。
 まず最大の特徴は、食べ物も飲み物もすべて280円均一にしているところ。焼き鳥はもちろんのこと、サイドメニュー、ご飯もの、デザート、すべて280円。ビールや焼酎、カクテルも同じ値段、ソフトドリンクは280円で飲み放題となっている。メニューも普通の焼き鳥屋よりも品目を絞り込んでいるらしい。また調理時間を短縮するために、あえて炭火を用いず、電気グリルを導入している。これで調理とレジを煩雑にせず、客の回転数を落とさないようにしている。
 寺田町店はビルの2階にテナントとして入っている。集客を重視する外食チェーンの場合、道路に面した1階を選ぶのが一般的だが、鳥貴族は家賃の低さを優先するため2階以上にある店舗が多い。それでも黄色地に赤字の看板はよく目立つし、一見よりリピーター戦略をとっているので、これでいいそうだ。
 また以前ビジネス誌で読んだのだが、立地戦略についてもなるべくお金をかけないよう、本拠地の大阪から東京に進出する際、居酒屋のワタミの出店地を参考にマーケティングしたらしい。
 そんな様々な工夫で平均客単価2000円でも十分にやっていける「安さが売り物」のビジネスを実現している。
 チェーン展開して成長している外食店にいくと、ついついそんなことを考えながら食べてしまう。この“病気”は不動産屋時代から治らない。ってなわけで、味はあまり印象に残っていない(まあ普通ということだろう)。
コメント
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