ニック・ボックウィンクル死去。
子供の頃の自分にとって、ハリー・レイスやリック・フレアーといったNWAチャンピオンは来日頻度が高く、メジャー感があった。一方、AWAチャンピオンはマイナーというか、未知なる強豪的な雰囲気が漂っていた。そういう意味で、ニックの来日はレイスよりも心が躍ったものである。
名勝負と言えばやはりジャンボ鶴田とのAWAヘビー級選手権試合。ルー・テーズ直伝のへそで投げるバックドロップで鶴田がニックから念願のAWAのベルトを奪った試合だ。
またニックには「ワルツにはワルツを。ジルバにはジルバを」という名言がある。どんなレスラーに対しても、相手に合わせその良さを引き出しながら戦う変幻自在のファイトスタイル。私も長い会社生活、嫌な上司や合わない関係者に当たったことが何度もあった。そんな時はいつも「ワルツにはワルツを…。ジルバにはジルバを…」と心の中で唱えながら、対処してきたものである。大人の処世術を教えてくれたのはニック・ボックウィンクルだ。
昭和の名レスラーがまた一人この世から去っていく。
子供の頃の自分にとって、ハリー・レイスやリック・フレアーといったNWAチャンピオンは来日頻度が高く、メジャー感があった。一方、AWAチャンピオンはマイナーというか、未知なる強豪的な雰囲気が漂っていた。そういう意味で、ニックの来日はレイスよりも心が躍ったものである。
名勝負と言えばやはりジャンボ鶴田とのAWAヘビー級選手権試合。ルー・テーズ直伝のへそで投げるバックドロップで鶴田がニックから念願のAWAのベルトを奪った試合だ。
またニックには「ワルツにはワルツを。ジルバにはジルバを」という名言がある。どんなレスラーに対しても、相手に合わせその良さを引き出しながら戦う変幻自在のファイトスタイル。私も長い会社生活、嫌な上司や合わない関係者に当たったことが何度もあった。そんな時はいつも「ワルツにはワルツを…。ジルバにはジルバを…」と心の中で唱えながら、対処してきたものである。大人の処世術を教えてくれたのはニック・ボックウィンクルだ。
昭和の名レスラーがまた一人この世から去っていく。